2月10日(月)~2月14日(金)
今年は戦後80年、そして治安維持法施行100年の年。治安維持法犠牲者国賠同盟中央本部の呼びかけに応えて今、全国で同法犠牲者名簿作りが進められており、2カ所の県本部から本づくりを依頼されている。記録中心の本になるが、本になったとしてもなかなか読者層を考えると部数的には厳しいが、しかし研究会などで掘り起こされた、弾圧され犠牲となった人々の記録を辿っていくと、一人ひとりが歩んだ人生の一端が浮かび上がってくる。それはなかなか興味深いもので、ついつい引き込まれていく。
治安維持法制定以来廃止されるまでの20年間で逮捕者が数十万人、送検された者が7万5千人、そのうち拷問により虐殺された者及び獄死した者の合計は約2千人にも上る。このテーマで出版がやれることはまだまだあるように思う。
さて今週を振り返ると・・・。
・月曜日、東京の著者氏に提案した企画を巡ってズームで打ち合わせ。求められている企画ということで、5月末出来という実にタイトなスケジュールをお願いし、快諾を得る。ありがたい。よろしくお願いいたします。
・11日、各地で集会が行われていたが、まっ、いいか、ということにして、食いもんの魅力にはかなわず、家族がわが67歳誕生日を祝ってくれるということで、金沢まいもん寿司へ。石川、富山の鮮魚をいただく。残念ながら興奮の白エビは無かったけど。
・昨年作った広島原爆被爆者氏の絵本の増刷が決定、印刷所へ発注した。来週に出来上がってくる。
・上脇教授が「AERA」2月10日号の〝現代の肖像〟に登場した。インタビュアーは山岡淳一郎さん。昨年に別の雑誌の取材でお会いした方。上脇教授の刑事告発への執念が日本を動かした、その背景を6頁にわたって深く取材。ぜひ多くの方に読んでほしい。
裏金問題に兵庫県知事選…上脇博之が「政治とカネ」問題に心血を注ぎ告発を続ける理由 | AERA dot. (アエラドット)
・近刊本の表紙デザインが待望の中、ようやく出来上がってきた。著者氏とともに確認し、来週最終校へとつながっていくことになる。
・京都の治安維持法本の座談会文字起こしが完了したので、各出席者氏に送ってもらうように手配。文字起こしをしているといろいろ確認事項も出てくるので、それを調べるとさらに内容への理解が深まるのがおもしろい。
文字起こしは、録音した音声をnottaに上げてダウンロードしたものを確認修正しながらの作業だが、いくらAIと言っても完璧な文字起こしは不可能。なので、再度聞き直しながらとなる。何事もそう簡単にはいかないのだ。
・金曜の夜は恒例地元のなごみ会。毎回できるだけ安くておいしい店探して集まる。昨夜は中国居酒屋で、おいしいメニューがいろいろあった。さて次回は・・・。