MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.020 「バブルへGO!! タイムマシンはドラム式」 (2006年 日本 116分 ビスタ)

2007-03-04 00:56:44 | 2007年劇場鑑賞
監督 馬場康夫
出演 阿部寛
    広末涼子
    吹石一恵



タイムスリップムービーって内外問わず多いですね。
古くはリメイクもされた「タイムマシン」とか「タイムアフタータイム」、ご存知「バック・トゥ・ザ・フューチャー」などなどあるし、邦画でも「戦国自衛隊」や「サマータイムマシンブルース」などあり、それぞれ時空を越えると言う部分で色々と作品ごとにアイディアを絞ってますね。

タイムスリップと言う夢のような事だけに結構どの作品も面白いんですが、どうしても非現実色が強いので理屈では解決できない不自然さがつきまとうんですね~(例えば過去の自分に出会ったり・・・同じ人間が2人存在してるがな~)
でもタイムスリップ映画にはどうしてもそう言うことは付き物だから深く突っ込まないようにしてます・・・

そしてこの「バブルへGO!! タイムマシンはドラム式」もバブル崩壊前の時代に行き、バブル崩壊を食い止めると言う「ターミネーター」のマイケル・ビーンのような任務を広末涼子がタイムスリップして17年前に行くという話。

(あらすじ)

2007年。着実に回復していると思われた日本の景気だが、その実態はさらに深刻な危機にさらされていた。バブル崩壊後の景気対策のために増えた国債は800兆円にのぼり、国家崩壊は時間の問題だった。この最悪のシナリオに終止符を打つため財務省特別緊急対策室の下川路功(阿部寛)は、ある計画を極秘に進めるが……。

この作品の広末涼子がいいですね・・・2007年から1990年へやってきて、現在の今時ギャルがバブル当時にイケイケギャルの中に交わっていく面白さは彼女ならではの個性だと思います。(さりげなく水着姿も披露するサービスカット(?)もあり)
阿部寛との息もピッタリでこういうコメディはピッタリですね。

当時の世相を再現した場面は当時知ってる者に取っては懐かしくもあり、またニヤつくシーンもしばしばあり、若い人が見ても充分楽しめるが、リアルタイムにあの時代を知ってる人(バブル期にすでに社会人だった人は特に)が見ると余計に面白さがあると思いますね。

あの派手な時代も17年未来から来たものにはダサく写るって所も面白いですね。
携帯電話の写メールにTVキャスターが驚いたり、いい意味での「ヤバイ!」って言葉にバブル期の阿部寛が戸惑ったり・・・今の身の回りのことがネタになってるので、実感としても面白さが味わえました。

過去を変えては行けないのはタイムスリップ物のタブーですが、果たしてこの作品はどうなる???
ま、少しラストはやり過ぎのような気もするが・・・まぁタイムスリップ物は細かいことにはツッコマない、ツッコマない・・・



☆☆☆☆ 2007.3.1(木) 布施ラインシネマ10 北館 シネマ6 19:30 H-3