MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

No.048 「オーガストウォーズ」(2012年 132分 シネスコ)

2013-08-20 21:39:01 | 2013年劇場鑑賞
監督 ジャニック・フェイジエフ
出演 スヴェトラーナ・イワノーワ
   マクシム・マトヴェーエフ
   ユゴール・ベロエフ



今年の個人的に夏の目玉に「パシフィックリム」と「オーガストウォーズ」のロボット映画
うまく時間合ったのでこのロボット映画を2本続けて見る夢のような(笑)機会がきました
私はガンダムと言うよりはマジンガ―世代ですが、「トランスフォーマー」のような変身するこの作品はたのしみです

(あらすじ)

2008年8月8日。5歳のチョーマ(アルチョム・ファディエフ)は、別居中の父親に会うため単身モスクワから南オセチアを訪れていた。
久々の対面もつかの間、突然侵攻してきたグルジア軍の攻撃により父親は亡くなってしまう。
一方、母のクセーニア(スヴェトラーナ・イワノーワ)は、チョーマが戦闘の最中に一人取り残されたことを知り、南オセチアへと向かう・・・



予告ではまるでロボット映画・・・それも「トランスフォーマー」のパチもん見たいな感じ
それでも期待値はさがりません
でも・・・思ってたんと違う映画でした
どこからどうみてもロボット映画としては宣伝しては行けません
これは戦争映画ですよね~ロボット大決戦と思って見たら、開巻早々にこれは違うぞ~と思ってしまいます

でも・・・この映画ロボット映画ではないけど戦争映画としては中々の力作
キューブリック監督の「フルメタルジャケット」を思わすようなスナイパーをかわしながらの市街戦の臨場感は
CG何かで出せない迫力がありました
さすがロシア軍が協力してるだけの事はありますね



子供を探すために小隊と行動を共にする母親の視点からこの戦争映画は描かれてますが、こんな過酷な状況で普通の戦争映画なら無茶な設定と思ってしまうところだが、少年が現実逃避する時に空想するロボットの存在がリアルな戦争映画の中にファンタジー的な要素が入り母親と少年の絆がロボットを通じて繋がっていく
ある意味ロボット映画、でも本当は戦争映画という微妙なバランスがとても良い佳作でした

ロボットを空想する事で現実の状況から逃避してしまう少年の屈折した心は、イイ大人になった男子の心を何故かくすぐる
やはりみんな少年の頃に形は違うにしても、少しでもそんなトコってあったんではないかな?
そう思わせてくれた映画でもある



★★★★ 2013.8.13(木)シネマート心斎橋 スクリーン1 17:00