MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

「ナイトウルフ 武装襲撃」

2010-02-16 01:02:41 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)


“未公開映画十番勝負”シーズン5 第2弾



珍しいノルウェー映画です。
生放送中のテレビ局がテロリストに占拠される話で、番組出演者が実はテロリストで仲間たちと放送中に銃を取りだし出演者や司会者、スタッフに客を人質に政府に同士の解放や金を要求!
ハリウッド映画並にスリリングな展開で案外面白い

ただテロリストと交渉する交渉人がイマイチで、交渉進めるに従って犠牲者が増えるというマズイ展開に・・・ 警察は勝手に行動して警官が人質に取られたりとやたら当局が後手に回る。
でも人質籠城モノとしてはなかなか面白かった。
ただ結末の呆気なさはやや残念!



★★★




「変態島」

2010-02-16 00:54:24 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)



“未公開映画十番勝負”シーズン5 第1弾



久々にDVDをレンタルにて連続鑑賞。
「5分に一度変態の連続」と言うコピーにつられて見たけど何を持ってして変態と言うのかわからないが、しいて言えばエマニュエルベアールが白塗りの原住民の子供達に囲まれて泥のようなものを身体に塗りたくられて恍惚の表情を浮かべるのが変態チックってぐらいか・・・まったくコピーに騙された1本。

内容としては洪水で行方不明になった息子を偶然NGOの資料ビデオに映ってたのを発見した夫婦がタイの奥地に探しに行く話。
しかし悪どい連中に騙され散々身ぐるみ剥がされた挙げ句にまったく関係のない子供を連れて来て「この子で我慢しろと!」か言われる始末!

夫は諦めるが妻のエマニュエルベアールは執念で捜索を続ける。
捜索を続けるうちにエマニュエルベアールが少しずつ壊れていくのが後半の展開。
辿り着いた辺境の島で白塗りの子供達に囲まれ精神が完全にいかれてしまう・・・

典型的なミイラ取りがミイラになる映画。
気の毒な夫はその原住民の子供達に襲われ殺させれた後、臓物を引きずり出され食われてしまうオマケ付き・・・



★★

No.017 「ゴールデンスランバー」 (2009年 139分 ビスタ)

2010-02-14 00:05:50 | 2010年劇場鑑賞
監督 中村義洋
出演 堺雅人
   竹内結子
   吉岡秀隆



引き続き見た作品が「ゴールデンスランバー」と言う評判の作品。
原作あるようですが私は読んでません。
題名はTHE BEATLESからの曲名から取ってるとの事です。

(あらすじ)

凱旋(がいせん)パレード中に首相が暗殺された仙台、宅配ドライバーの青柳(堺雅人)は、久々に再会した旧友の謎の言葉を聞いた直後、警官から突然銃を向けられる。
訳もわからず逃げ出した彼は、身に覚えのない証拠と見えない力によって無実の首相暗殺犯に仕立てられていく。
絶体絶命の中、青柳は大学時代の仲間たちに助けられながら逃亡を続けるが…



主演の堺雅人はどの映画見ても絵に書いたような良い人って感じで好感度の俳優さん
この映画でも優しい人柄が滲み出てるんですがそんな彼に総理暗殺犯として警察から追われるハメになってしまう。
アルフレッド・ヒッチコック監督作品によくある巻き込まれ型サスペンスのような展開の作品だが、今回は巻き込まれ型と言うより最初から仕組まれて暗殺犯人に仕立て上げられたような設定です。
追われて逃げて警察をケムに巻く場面もなかなか痛快で面白いし、元宅配ドライバーと言う前職行かしたりとあの手この手の手段を使って逃げます。

テンポも良いし結構長い映画ですが、最後まで飽きさせません。
ただそんなサスペンスな逃走劇はいいんだが、話としてはウヤムヤな部分が多いですね~ 明らかに警察が主人公のを逮捕と言うより抹殺しようとしてるようだし、警察が事件の黒幕?と思わせるような感じなんだが、その辺が説明不足なのが不満です。



ツッコミどころも所々あり、指名手配されTVなどで姿を映し出されてるのに、いつまでも同じ服装のままで着替えようともしなかったり、クライマックスで竹内結子のとっさの思いつきで○○を用意するんだが、どう考えてもあの短時間であれだけの準備するのは不可能!
原作はどうか知らないが細かい詰めがイマイチ甘いのが欠点です。
見た眼の展開は面白いと思うけど、肝心な部分の“説明責任”をまっとうしてくれない消化不良なサスペンス映画ですね。

また永島敏行がセリフが一切なくショットガンをぶっ放し、終始不気味な笑みで堺雅人の前に立ちはだかる怪人ヒットマンを演じてます。
なんでまた永島敏行が・・・でもなかなかの怪演で新境地を見せてくれます (ついでにその末路もお笑いぐさ)



★★★ 2010.2.11(木) 布施ラインシネマ10 北館 シネマ5 16:25 D-13

No.016 「ラブリーボーン」 (2009年 135分 シネスコ)

2010-02-13 00:16:29 | 2010年劇場鑑賞
監督 ピーター・ジャクソン
出演 マーク・ウォールバーグ
   レイチェル・ワイズ
   シアーシャ・ローナン



雨の建国記念の日になったこの日に布施ラインシネマ10に映画鑑賞に行ってまいりました。
さすが祝日とあってチケット売り場はいつもの平日と比べたら多数の方が並んでおります。
南館のシネマ8に行くといつも以上に座席が埋まってますが、先ほどの行列はこの日から封切となった米倉涼子主演の「交渉人」のものだったようです。

(あらすじ)

スージー・サーモン(シアーシャ・ローナン)という魚の名前のような彼女は、14歳のときにトウモロコシ畑である者に襲われ、殺されてしまう。
そしてスージーは天国にたどり着くが、父(マーク・ウォールバーグ)は犯人探しに明け暮れ、母(レイチェル・ワイズ)は愛娘を守れなかった罪悪感に苦しむ。
崩壊していく家族の姿を見てスージーは…



「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ、「キングコング」と大作続きだったピーター・ジャクソン監督がガラリと趣を変えた作品を撮りました。
14歳の少女が殺されてしまうところから始まるこの物語は、所々サスペンスを盛り上げながら、死んでしまった少女が天国の手前の世界から自分の居なくなった世界を見つめるスピリチュアルな雰囲気の作品。

サスペンス映画的な見方からすれば、最初のトウモロコシ畑の地下室でスージーが襲われるシーンと彼女の妹が犯人の家に忍び込み、証拠を見つけたとたん犯人が帰宅してくるという展開ぐらいが見どころか・・・
でもその後の後半から終盤にかけてはサスペンスとしては肩すかし・・・特に犯人の意外な末路は目が点になるほどの呆気なさ・・・
途中、この犯人に殺された少女たちがあの世に集結した時はスージー共々復讐に行くのかと思った(笑)まるでホラー映画「マニアック」見たいに・・・(あれは殺人鬼に殺された女性たちが幽霊になって殺人鬼をバラバラに八つ裂きにしてしまう映画だったが)



でもこの映画はサスペンス映画ではないので、その辺は致し方ないかもしれない。
スージーがあの世から心残りとなってるのは、自分を殺した犯人の事よりも、自分が居なくなってしまった世界で家族たちがバラバラに崩壊してしまってること・・・そんな家族の幸せを死んでも気にかける優しい少女なんだが、そういう意味で見れば安心して天国に行ける一応のハッピーな終わり方と言ってもいいのかな?
でもあんなんで成仏出来るんかいな?という疑問はあるね
ま、スピリチュアルなメッセージを込めたピーター・ジャクソン版の「大霊界」と言ったとこか・・・そろそろホラーの世界に戻ってこいよ!
あんたはこっち系の人なんだから・・・「ブレイン・デッド」を再び・・・



★★★ 2010.2.11(木) 布施ラインシネマ10 南館 シネマ8 13:40 E-9 

No.015 「今度は愛妻家」 (2009年 131分 ビスタ)

2010-02-10 23:38:02 | 2010年劇場鑑賞
監督 行定勲
出演 豊川悦司  
   薬師丸ひろ子
   水川あさみ



ホラー映画の祭典も終わり本日は一般の映画です。
もう公開されて日にちがだいぶんたち、そろそろ公開が終わりそうな作品「今度は愛妻家」
という豊川悦司と薬師丸ひろ子が夫婦役で共演で話題の映画です。
この映画のキャンペーンで薬師丸ひろ子のコンサートが開かれ、チケットが即完売だったとか・・・薬師丸ひろ子がアイドルとして人気のあった頃の直撃世代だけにどんなライブだったか見て見たかったような気がします。
その昔は「探偵物語」のキャンペーンで野球大会とかもしてたね~

(あらすじ)

かつては売れっ子カメラマンだったが、今や仕事をせずプータロー同然の生活を送る俊介(豊川悦司)は、健康マニアの妻さくら(薬師丸ひろ子)に日々ニンジン茶を注がれ、子づくり旅行をせがまれていた。
やがて、クリスマス直前のある日、二人は沖縄旅行に行くことにするが、その日を境に俊介とさくらに微妙な変化が訪れる。



主演の2人が何よりいいですね~
トヨエツ扮するダメ亭主俊介とそれを支える妻さくら・・・特に薬師丸ひろ子の何とも飄々とした芝居が良いですね~
オカマの石橋蓮司や気の優しいそうな青年濱田岳、またその青年とは対照的な水川あさみ・・・この5人が中心となったドラマで、色んな意味でカップルや夫婦で見ていただきたい作品ですね。

                   ★★★★★★ネタバレ警報発令★★★★★★
                       見る予定の人は見ないでね

































ぐうたらな亭主としっかりもの嫁との夫婦の絆のドラマか?
と思わせて後半ガラリとファンタジックな物語となっていく・・・井上陽水の「夢の中へ」、結婚指輪、忘れ物がちな妻・・・前半でさりげなく出てくる様々な事柄が後半の展開の様々な伏線となっていく。



事故死した妻の死を受け入れたくない夫は、亡き妻の幻影が現れるても、生前同様にケンカはするわ、浮気はするわ・・・でもそれは妻が亡くなったと思いたくないので、昔のように変わらず振舞おうとする夫の愛情の裏返しに思えてしまいます。
やっと彼女に「何故死んじまったんだ?」と初めて問いかけた時に彼の真の気持を妻の幽霊に伝える・・・妻に取ってはまさに探し物は結婚指輪でなく、この夫の心の中の真実の一言だったのではないでしょうか?
そして映画はあるひと組のカップルを誕生させて終わります。

亡くしてから気づく大切なものをこの作品は教えてくれます。
そうならない為にも夫婦やカップルに見ていただきたい大人の逸話です。
この映画に出てくる男(俊介、誠、オカマの文さん)はみんなどこかダメな奴で弱くて情けないってのが面白いね・・・そんな男のダメダメな部分をトヨエツが見事なダメ男ぶりを好演しています



★★★★ 2010.2.6(土) アポロシネマ8 スクリーン8 21:00 G-2

   

No.014 「血の魔術師」 (2008年 95分 ビスタ)

2010-02-10 00:13:53 | 2010年劇場鑑賞
監督 ジェレミー・カステン
出演 キップ・バルデュー
   ビジュー・フィリップス
   クリスピン・ブローヴァー
   


AFTER DARK HORRORFEST JAPANからの1本

AFTER DARK HORRORFEST JAPANもいよいよ今日が最終日です
20:45からの上映作品はあのスプラッターの帝王と言われたH.G.ルイス監督作品の怪作「血の魔術師」のリメーク作品でタイトルもそのまま「血の魔術師」です。
一応ビックタイトル?なんでしょうかね(笑)

(あらすじ)

地方紙の編集者エド(キップ・バルデュー)は血塗れの姿で、怪しげな医師を訪ねる。
そこでエドは、彼が体験した血の惨劇を語り始める。
1週間前のハロウィンの夜、エドは恋人マギー(ビジュー・フィリップス)と連れ立ってパーティーに出かけた。
そこで“血の魔術師”と題されたマジック・ショーを見物するが、舞台で繰り広げられたのは魔術師モンタグ(クリスピン・ブローヴァー)による裸女の惨殺ショーだった。



このH.G.ルイス監督版「血の魔術師」昔レンタルビデオで借りて見ましたが、細部はあまり覚えてないですね
ただマジシャンがステージ上で行う人体切断などのスプラッターシーンが印象に残るくらいですね。
ま、この監督の作品の特長はチープが故のグロい描写が最大の特長で、内容はまったくグダグダな困った監督さんなんです。

で、今回の作品もあの「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でマイケル・J・フォックスの父親を演じたクリスピン・ブローヴァーが魔術師を演じてますが、そのオーバーなジェスチャーがいかにも場末のマジシャンらしくよかったな~・・・と思ったぐらいで、後は正直言って何をどうしたいのか解らない映画でした。
血の魔術師=スプラッターと言う頭がある私にとっては中途半端に映るスプラッター場面でした。
残酷シーンに見せるようで変にぼやかしたりして、残虐王ルイス監督作品のリメーク作品の割には腰が引けてる。
レーティングを気にする向きもあったんかな?HGルイス監督作品をリメークするんなら、その辺はついつい期待しますわね~
オリジナル作品の方は元々スプラッター意外はまったく見所ないんだからそちらをしっかりしてもらわな・・・

ストーリー的には多分オリジナルからは大分離れてと思いますが、主人公の記者が現実と幻覚の見境がつかなくなり壊れていく様子が凝った映像で見せてくれます。
でもなんかそれもグダグダで訳解らなくなってきました・・・
リメークでなくリ・イマジネーションらしいが余計な事しない方がよかったね。
怪作と言う点では一致したがね・・・



タイトルクレジットにジェフリー・コムズの名前出ていたけど、一体どこに出てんねん?
と思ったら魔術師のショーの前座でネズミの頭をかじってたホームレス風のマジシャンの助手役でした。
最後にセリフあったので判明しました。
その筋のファンの間では「死霊のしたたり」シリーズのハーバート・ウェスト先生でお馴染みの方ですが、相変わらずこっち系のジャンルで頑張ってまんね~
一般映画ではどうって事ない役者さんだろうけど、ホラー映画フェスなんかで顔を出そうもんならサイン攻め必至の方でございます。



★★ 2010.2.5(金) シネマート心斎橋 スクリーン2 20:45

No.013 「地底の呻き」 (2009年 86分 シネスコ)

2010-02-09 00:58:52 | 2010年劇場鑑賞
監督 アンソニー・ウォラー
出演 エイドリアン・ポール
   ケイト・ノタ
   メレディス・オストロム



AFTER DARK HORRORFEST JAPANからの1本

引き続きシネマート心斎橋での鑑賞で、先ほどの作品が終わりロビーに出るとすぐさま呼び出しがかり、整理番号順に入場です。
私だけでなく引き続き連続鑑賞する人が多いですね。
それにしてもこのホラー映画祭は男性にまじり結構女性の姿がこのテの映画にしては多く見受けられますね~

(あらすじ)

北アフリカの採掘所。そこでは非公式の地殻調査が行われていた。
ある日、その研究チームからの音信が突然途絶え、調査のために警備員ジャック(エイドリアン・ポール)が派遣された。
彼は、誰もいない研究施設で奇妙な儀式の跡や、チームが“何か”を発見した痕跡を見つけ、さらには1人の美しい女性研究員JC(ケイト・ノタ)と遭遇する・・・



アフリカの砂漠にポツンとある採掘所が舞台という、いわば限られた空間での物語。
警備員が無人と化した採掘所で体験する恐怖談・・・と思ったら途中から謎の女性研究員が登場しこの施設の中で2人だけによるドラマが展開される。
でも全体的に幻想か?それとも現実か?と言ったシーンが続き、引っ張って引っ張ってその挙句引っ張ったまま映画終わっちゃた・・・て言う感じで正直期待ハズレだった。
この地下に何があるのか?と思わせぶりにして結局は「あ~そう言う事・・・」っていうのは、てっきり何かモンスター見たいなんが出てくるのかと勝手に鑑賞前に想像していた者からすれば肩すかしだった。

施設内の部屋にジャッカルの死体の周りに何か儀式の後のような痕跡があったり(てっきり怪物のいけにえかと思ったが違った・・・)、警備員が車で寝てたら車の窓ガラスを無数の人の手がガラスを叩いてたりする描写が前半に出てきた時はまだゾクゾクさせて面白そうだったんだがね~



ミステリアスな女性研究員は敵なのか?または味方?あるいは幻想か?現実か?と、とにかく主人公の警備員ともども観客も疑心暗鬼の???づくしに陥る。
この辺の過程がまどろっこしくて見ていて疲れましたね。
今一つワクワクする感じが無かったです。
その結末に「あらっ!やられた!」ってのがあるとまた印象も変わるんだが、ダラダラとした展開の延長のまま映画が終わった感じで残念でした。



★★★ 2010.2.4(木) シネマート心斎橋 スクリーン2 20:45


No.012 「マーダーゲーム 殺意の連鎖」 (2009年 92分 ビスタ)

2010-02-08 00:05:33 | 2010年劇場鑑賞
監督 ガブリエル・ボローニャ
出演 ジェームズ・デュバル
   ダニエル・ハリス
   ロバート・パトリック



AFTER DARK HORRORFEST JAPANからの1本

なんばパークスシネマからシネマート心斎橋に移動してきました。
火曜日に続いてAFTER DARK HORRORFEST JAPANに参加するためです。
今日はこの後ここで2本続けてホラー映画鑑賞です。



(あらすじ)

BC4世紀の遺跡から、“悪魔の巣窟”と呼ばれる地獄と天国を結ぶ儀式の道具が出土する。その80年後、米国北部の島でヴァカンスを楽しむリック(ジェームズ・デュバル)達9人の男女。
住人ピート(ロバート・パトリック)は彼らに、島での惨劇の歴史、悪鬼の伝説を語る。
その夜、アントン(A・ゴルボヴィッチ)は偶然、ロッヂの地下に隠し部屋を見つけ、古いボード・ゲームを発見する。
そのゲームに興じる彼らに待っていたのは、血塗れの恐怖の一夜だった。



古代の曰くつきのボードゲームで遊んだせいで次々と遊んだ若者たちに死が訪れると言う設定は今年年頭に見た「ファイナルデスゲーム」と似たストーリーです。
似たような話だからあまり期待していなかったのですが、これが意外にも「ファイナルデスゲーム」より面白いんです。(今回のフェスで上映される6作品中では多分これが1番ツマラナいと思ってた)

「ファイナルデスゲーム」は死に方が推理小説で言う所のマザーグース殺人事件もの見たく、ゲームで予告されたような死に様なのが案外無理矢理的なとこがあってイマイチ迫力に欠けたんですが、今回の作品はボードゲームのカードに書かれてる事が秘密の暴露や個人の感情をさらけ出すように仕向けるようになっている。
それにより心の奥底にあるいわゆる“腹の中に溜まってたイチモツ”が感情とともに現れ、その結果友達同士の楽しい一泊旅行のハズが一転して友人同士が殺し合うと言う血で血を洗う鮮血のバトルロワイヤルに発展していく!
この辺の設定は私は意外だったんで面白かったですね。



ボードゲームに操られた者は悪魔に見入られ、我を忘れて殺人鬼と化していくが悪魔に見入られたものは目が黒く潰れて狂暴になる。
殺し方もチェーンソーで切り刻んだり、巨乳を切り刻んで自分のブラの下に入れたりと必要以上な猟奇具合がこれまた意外な拾い物!
とにかく登場人物のほとんどが殺人鬼でもあり、また犠牲者でもあると言うところが面白かった。

ロバートパトリックが「解体病棟」に続いて出ておりますが、この人すっかりこっち系の映画に浸かってますね。(意外と活躍するんかなと思ったがそうでもなかったね)
お姉さんの裸も出てくるし、お約束的展開もきっちり押さえたスラッシャー映画の拾い物



★★★★ 2010.2.4(木) シネマート心斎橋 スクリーン2 19:00


AFTER DARK HORRORFEST JAPAN

2010-02-07 01:19:24 | 映画の話題
アメリカからやってきたホラー映画の映画祭AFTER DARK HORRORFEST®JAPANがシネマート心斎橋で開催されておりました
昨年東京で好評だったらしく大阪は1/31~2/5まで開催され6本中4本を鑑賞しました Reviewは追ってアップしますが(「解体病棟」はアップ済み)
内容の良し悪しは別にしてこう言うフェストはどんどんしてもらいたいです
なにより旧作品でなく全て新作ていうのがいいです。
東京はあっても大阪やその他地方には中々回ってきませんからね~毎年開催されるようなので楽しみですよ

シネマート心斎橋のロビーには懐かしいホラー映画のVHSのビデオが壁に貼られていて、ビデオ黎明期のホラー映画ビデオブームを知るものに取っては感涙もんでした。
後にDVD化されたものもあれば、テープで出て以来表舞台から抹消された中古ビデオのワゴンにさえ残ってなさそうなB級ホラーの作品も多数あり!




↑おおお~「ドラキュラゾルダン」!

↑私が会員になったレンタル店ではまったく取扱がなく、涙の未見作「人食いエイリアン」

こう言ったホラー映画を見に来る客層は大体30~40代の男性が中心(それも決まって一人で見に来てる)でそんな人たちは80年代中頃からのホラー映画ブーム(または未公開ホラー映画ビデオ)の洗礼を受けた人たちなので、そう言う意味ではこの展示はなかなかマニアのツボを押さえた企画ですね(DVDではなくVHSビデオテープってのが泣かせる)


No.011 「パラノーマル・アクティビティ」 (2007年 86分 ビスタ)

2010-02-06 00:08:12 | 2010年劇場鑑賞
監督 オーレン・ペリ
出演 ケイティー・フェザーストン
   ミカ・スロート
   マーク・フレドリックス


この日はホラー映画のハシゴという久々にワクワクの映画鑑賞です。
まず1本目が何かと話題の「パラノーマル・アクティビティ」からの鑑賞です。
話題性もあって平日の夕方ながら場内は満席に近い入りでビックリ!
しかも若いカップルや女性同士で来られてる方が結構目立ちます。
ホラー映画鑑賞らしい雰囲気で楽しみですね。

(あらすじ)

幸せに暮らすひと組の若いカップル。ある日、家の中の様子がどこかおかしいことに気付き、悪霊がいると感じた二人は家中の至るところにビデオカメラを設置する。
そして、二人が眠りに落ちた後に撮影された映像には、背筋も凍るようなものが映っていて…



低予算ながら驚きの興業収入をたたき出した作品として有名なのが「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」。
日本でも大ヒットし、たしか私が見た道頓堀東映パラス劇場は立ち見だけでなく通路まで座り込んで見る人も居たぐらいの大ヒットでした・・・でも映画が終わり場内の明かりが付いたときの失笑まじりのため息は今だ忘れないね。
そうヒットした割には評判は賛否両論だったのです。
そしてこの映画も私の耳に入ってくるのはあまりいい評価ではなかったね・・・

ま、私はこの映画はどういう映画として捉えるかによって面白くも、つまらなくもなると思います。
大多数の人は全編心霊ビデオのようなドキュメント風の映画だと知ってるでしょうが、劇映画のような要素を期待するとゲンナリするかも知れないし、またすべて実際の出来事のつもりで見ると、そのヤラセ加減が白々しく感じて嘘っぽく見えて興ざめするでしょう。
私は「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の時の前フリの長さで疲れてしまった経験から、ほとんど「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」のような感覚で期待せず見たので、その分予想に反して面白く見れました。



固定カメラで見せる定点映像ならではの緊張感をうまく利用してると思います。
何も起こらない部分は早送りで飛ばすところは親切だし(笑)、また早送りが止まると何か起こるな?と思わせて画面に釘づけにさせる。
数々起こる怪奇現象はドアが勝手に動くのから始まり、少しずつ小出しにエスカレートしていく・・・でも途中から映画的に現象が派手になってきて「おいおい、やりすぎやぞ!」と思ってしまったが、ま、それぐらいしないと「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の二の舞になったかも?

それでも白々しく夜中ドアをいつも開けたままにしてたり、夫が些細な事でもカメラを写したがるのは突っ込みたいとこやね。
でも実際夜中カメラを回しっぱなしにしてたら何か写ってそうな気がするような気分にはなったね~
クライマックスがいかにも映画らしく盛り上がったのがかえって良かったかもね~
この編も賛否分かれるとこだろうけど・・・
デートムービーとしては最適かも?怖がったり笑ったりして、鑑賞後も何かと話題で盛り上がれそうです。



★★★★ 2010.2.4(木) なんばパークスシネマ シアター11 16:20 B-9