監督 ジェレミー・カステン
出演 キップ・バルデュー
ビジュー・フィリップス
クリスピン・ブローヴァー
AFTER DARK HORRORFEST JAPANからの1本
AFTER DARK HORRORFEST JAPANもいよいよ今日が最終日です
20:45からの上映作品はあのスプラッターの帝王と言われたH.G.ルイス監督作品の怪作「血の魔術師」のリメーク作品でタイトルもそのまま「血の魔術師」です。
一応ビックタイトル?なんでしょうかね(笑)
(あらすじ)
地方紙の編集者エド(キップ・バルデュー)は血塗れの姿で、怪しげな医師を訪ねる。
そこでエドは、彼が体験した血の惨劇を語り始める。
1週間前のハロウィンの夜、エドは恋人マギー(ビジュー・フィリップス)と連れ立ってパーティーに出かけた。
そこで“血の魔術師”と題されたマジック・ショーを見物するが、舞台で繰り広げられたのは魔術師モンタグ(クリスピン・ブローヴァー)による裸女の惨殺ショーだった。
このH.G.ルイス監督版「血の魔術師」昔レンタルビデオで借りて見ましたが、細部はあまり覚えてないですね
ただマジシャンがステージ上で行う人体切断などのスプラッターシーンが印象に残るくらいですね。
ま、この監督の作品の特長はチープが故のグロい描写が最大の特長で、内容はまったくグダグダな困った監督さんなんです。
で、今回の作品もあの「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でマイケル・J・フォックスの父親を演じたクリスピン・ブローヴァーが魔術師を演じてますが、そのオーバーなジェスチャーがいかにも場末のマジシャンらしくよかったな~・・・と思ったぐらいで、後は正直言って何をどうしたいのか解らない映画でした。
血の魔術師=スプラッターと言う頭がある私にとっては中途半端に映るスプラッター場面でした。
残酷シーンに見せるようで変にぼやかしたりして、残虐王ルイス監督作品のリメーク作品の割には腰が引けてる。
レーティングを気にする向きもあったんかな?HGルイス監督作品をリメークするんなら、その辺はついつい期待しますわね~
オリジナル作品の方は元々スプラッター意外はまったく見所ないんだからそちらをしっかりしてもらわな・・・
ストーリー的には多分オリジナルからは大分離れてと思いますが、主人公の記者が現実と幻覚の見境がつかなくなり壊れていく様子が凝った映像で見せてくれます。
でもなんかそれもグダグダで訳解らなくなってきました・・・
リメークでなくリ・イマジネーションらしいが余計な事しない方がよかったね。
怪作と言う点では一致したがね・・・
タイトルクレジットにジェフリー・コムズの名前出ていたけど、一体どこに出てんねん?
と思ったら魔術師のショーの前座でネズミの頭をかじってたホームレス風のマジシャンの助手役でした。
最後にセリフあったので判明しました。
その筋のファンの間では「死霊のしたたり」シリーズのハーバート・ウェスト先生でお馴染みの方ですが、相変わらずこっち系のジャンルで頑張ってまんね~
一般映画ではどうって事ない役者さんだろうけど、ホラー映画フェスなんかで顔を出そうもんならサイン攻め必至の方でございます。
★★ 2010.2.5(金) シネマート心斎橋 スクリーン2 20:45