食の情報？

朝、快晴だと通勤もどこかにいい景色があるのではないかと
ゆっくり探してみます。
最近、わかってきました、色づいた山が綺麗なのは時間がかなり影響します。
太陽の当たり具合で全然違います。

広中央中学校の前をいつも通るのですが、太陽に照らされた銀杏と
青空の澄んだ色がきれいでした。



そして、この日の調整に来られた方、翻訳の仕事をしておられます。
貧しい国を救うボランティアのための翻訳なども。

食について話していると、やはり僕と同じようなことを感じていました。
これを食べるとこんな効果があるのでしっかり食べましょうという
健康情報は氾濫しています。
しかし、食べられないで死んでいく子供は多いのです。

調整後、ゆっくり話して少し遅めの昼食。
また続きました。ＣＯＣＯ壱番屋の野菜カレー、
辛さも量も普通です。



じゃがいも、人参、たまねぎを作っている畑をイメージします。
この日のように天気の良い日は、日当たりの良い畑から煙があがっていそう、
そんな大地を想像しながら、ゆっくり呼吸して味わって食べます。

帰りにバイクで走っていると、ふと頭によぎったのは、花咲か爺さんの
話です。

優しい老夫婦が白い子犬を拾って育てます。
ある時、畑で「ここ掘れわんわん」と鳴き始める。
それを掘ると大盤小判がでてきてそれを老夫婦は近所に振舞います。

隣のいじわるな老夫婦は犬を無理やりつれて帰り
「ここほれわんわん」と鳴いた場所を掘るとガラクタばかりでてきます。
それで怒って殺してしまうのです。

良い老夫婦は死体と持ち帰り墓をつくると犬が夢に出てきます。
木を植えてほしい、灰をまいてほしい。そうすると満開に花が咲き
大名にほめられるというようなお話です。

「ここほれわんわん」
今の、健康情報というのは、あれがいいらしいよと飛びつく、
また別の情報があればそれに飛びつく、
そしてガセネタだと非難する。

たとえば田舎の暮らしを取材してみんな元気なので何が秘訣でしょう。
という取材があって、みんなこれを食べてるようなのです。というと
都会の人がそれを買い集めて食べる。
それで健康になれますか？食事というより薬ですね。

食べたいだけ、というより食べ残すほどの贅沢な食生活をしている日本。
あれが聞くからもっと食べましょうという健康情報、
本当は、とることよりも減らす工夫、
食料を世界で分けあう感覚の改善がいるような気がします。

あなたがその酒を一口減らせば、だれかが米を少し食べられる。
うっ！　誰か胸が痛いですか？