安芸灘大橋から釣舟が見えます。
霞んだ朝ですがかすかに朝の光が水面を照らしています。
穏やかな春の一日です。
最近、来られる方は難しい病気の方が多いです。
オスグッド病、小中学生の筋肉の痛みです。
たまに成長痛という人がいますが、これは小児科でいう
3歳から6歳ぐらいまでの、夜中に突然泣き出すような原因不明の
痛みのことです。
どちらにしても成長期に骨の伸びに比べ筋肉の伸びが追いついていかないから
という診断のようです。
リュウマチ。女性に多く、治らない病気というみかたが一般的です。
繊維筋痛症、これは脳が痛みに過剰に反応するので脳の意識が
リセットされなければいけないといわれていますが、
これといって治療法が確立されていないようです。
多発性硬化症、免疫担当細胞がウイルスのような病原体と戦ううちに
間違えて自分の脳を攻撃するのではないかといわれています。
それぞれに自分の体の中でバランスがくずれている状態なのですが
自分で治す気をしっかりもって、部分ではなく体全体に意識をむけてみましょう。
オスグッドの少年などは半年も病院に通い、スポーツの制限を受けていました。
それが、3回目には痛みがなくなっていました。
もともと整体院では骨格のバランスをとって滞ってるからだの流れを
つけてあげるだけなのです。
言いたいことは整体が素晴らしいということではなく、どの療法でもよいので
自分が治る気持ちをもって誰かが治すのだということではないことです。
このような治療期間が長い方が整体で痛みが取れたとき、
整体師としてうれしいかというと、とても複雑なのです。
本人に対しては純粋に良かったですねと言います。
その瞬間は両者が笑って向き合えます。
しかし、あとで思い起こすと、とても悲しい気持ちがわいてきます。
小学校の最高学年で最後の年に好きなスポーツをしなかったのです。
小学生の一学年は大人になっての一年とは違うのです。
今日のテレビでも後期高齢者医療制度の影響でいきる元気を失った
事件をしていました。
小さいときから体との関わり方に関心をむけたいものです。
予防する医学の進歩が期待されます。
からだ全体を見ようとすること、自分で本能を感じ取ろうとすることは
新たにそうしようということではなく、
みんなが忘れかけている昔からある方法なのです。