山内 圭のブログ(Kiyoshi Yamauchi's Blog)

英語教育、国際姉妹都市交流、ジョン・スタインベック、時事英語などの研究から趣味や日常の話題までいろいろと書き綴ります。

泥炭が電池の原料に

2022-02-12 12:00:46 | 日記
The Japan News (October 20, 2021)に掲載されたロイター発の記事 "Estonian scientists use peat to make batteries"を先日読みました。

専門家ではありませんので詳しくはないですが、湿地のpeat(泥炭)がナトリウムイオン電池(sodium-ion battery)を作る安価な原料となりうるという内容の記事でした。

現在、リチウムイオン電池が多く使われていますが、リチウムの持続的な供給は課題があるようなのですが、ナトリウム(sodium)のほうが地球上に豊富に存在するので、そのことからもこの技術が実用化されることが望ましいようです。

泥炭を湿地から採集する際に、泥炭に含まれていた二酸化炭素が大気中に放出されるので、環境的にはそれが心配である(As bogs are drained to mine peat, they release trapped carbon dioxide, raising environmental concerns.)そうですが、それでもこの技術では、これまでの技術では廃棄されるしかなかった腐敗した泥炭を使うということです(But the Estonian scientists say they are using decomposed peat, a waste product of traditional extraction methods that is usually discarded.)。

この記事でもウィスキーの香りをつけるのに泥炭が使われること(Distillers in Scotland dry malt over peat fires to flavor whisky)が書かれていますが、それは確か以前のNHK朝ドラの『マッサン』にも出てきたと思います。

この記事は、以下のReutersのページでも読むことができます。
OGPイメージ

Energy from bogs: Estonian scientists use peat to make batteries

Peat, plentiful in bogs in northern Europe, could be used to make sodi...

Reuters

 


また、以下の記事に『マッサン』のことを少しだけ触れています。
テレビドラマ紹介『永遠の0』(2015) - 山内 圭のブログ(Kiyoshi Yamauchi's Blog)


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 新語紹介:crime tourists (... | トップ | 「墓じまいをする」は英語でd... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿