山内 圭のブログ(Kiyoshi Yamauchi's Blog)

英語教育、国際姉妹都市交流、ジョン・スタインベック、時事英語などの研究から趣味や日常の話題までいろいろと書き綴ります。

2016年教員推薦図書

2022-03-03 20:20:27 | 日記
新見公立大学では、毎年教員が学生たちに推薦図書を示すようになっています。

2016年度に紹介した本は以下の書です。

『コルテスの海航海日誌』(The Log from the Sea of Cortez)(大阪教育図書・スタインベック全集第11巻)
ジョン・スタインベック(John Steinbeck)
 毎年、ノーベル賞作家のジョン・スタインベックの作品を紹介していますが、今年は、この作品を推薦します。スタインベックは、多様な種類の作品を出版しましたが、この作品は、生物学者のエド・リケッツなどとのメキシコのコルテスの海への生物採取旅行の航海日誌を元にしたものです。海洋生物についての記述から、人間社会との類似点について触れたり、船の上や沿岸での生活について書いたり、なかなか興味深い本です。







『辺境・近境』(新潮文庫)
村上春樹
 僕は、旅日記を読むのが好きなので、いろいろと読んでいますが、さすが村上春樹さん、文章がこなれていてとても読みやすい、読んでいて、非常に心地よい。この書には、村上さんが自分で旅して書いた7つの旅日記が収められています。居ながらにして、7つの旅をいろいろと考えながら楽しむことができました。旅好きの人にお薦めの書です。また、村上さんの小説が好きな人もたまには旅日記も読んでみるのもいいかもしれません。



『若田光一 日本人のリーダーシップ ドキュメント宇宙飛行士選抜試験Ⅱ』(光文社新書)
小原健右・大鐘良一
 この書は妻の紹介で読みました。日本人で初めて国際宇宙ステーション(ISS)の船長を務めた若田光一さんの宇宙飛行士としての訓練や、外国人宇宙飛行士を相手にリーダーシップを発揮し船長を務めることなど、華やかに見える宇宙飛行士の舞台裏を見せてくれるドキュメンタリーです。日本人であること、その日本人の特性をどのように活かすべきかということについても考えることができ、国際交流にも役立つ書です。



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