「横谷峡谷」(長野県蓼科高原):「信玄の隠し湯」として知られる横谷温泉から歩き始めて「乙女の滝」「霧降の滝」「屏風岩」「王滝」と見所が続く峡谷がマイナスイオンいっぱいのハイキングコースになっている。ただし冬場は屏風岩あたりから上へ向かう坂道や王滝までの道は雪が深く、普通の装備では危険が伴う。
今回は以前にも厳冬期に撮影したことがある乙女の滝と屏風岩氷瀑の撮影に集中することにした。3月直前で昼間は気温もゆるむ時期なのだが、それにしても横谷温泉 まで上がってくる車道には不思議なくらい雪はまったく見られなかった。いちばん奥の温泉宿から上は雪道で、履物に滑り止めを装着していなければ屏風岩周辺まで上がることはできない。この冬は北海道を中心に北国や日本海側の地域、山沿いは大雪に見舞われたが、その他は例年と比較するとかなり雪が少ないように感じる。
「屏風岩」は渋川沿いのほとんど垂直でオーバーハングになっている部分もある絶壁で、厳冬期には崖から染み出る水が凍り付いて氷柱が垂れ下がり写真のような迫力ある眺めになる。新緑の季節や紅葉の頃はいうまでもなく、この「氷瀑」を撮影するため冬場も写真愛好家が多く訪れる場所になっている。
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