
シャクナゲ(石楠花):ツツジ科ツツジ属の常緑低木。
花の色はピンク、赤、黄色。福島県の県花。
ネパールの国花にもなっている。
開花期は4月中旬~5月上旬。6月5日の誕生花。
花言葉:「威厳」「荘厳」
北半球の亜寒帯~熱帯山地の極めて広範囲に分布する。
さらにニューギニア、オーストラリアなど南半球にも広く分布し
品種がとても多い。日本の公園や植物園ではピンク色の
西洋シャクナゲの花をよく見かける。
千葉県南部の山あい養老渓谷の渓流沿いで
きれいなシャクナゲを見かけた。

シャクナゲの位置から養老川沿いを下流方向へ向かうと
道脇の茂みの中でスミレの花とモミジの若葉が
木漏れ日を浴びて光っているのが目にとまった。
このモミジはまだスミレと同じくらいの背丈で
細長い茎の上に若葉が二枚だけ日差しを浴びていた。
子供のころに摘んで遊んだ竹とんぼのような形のモミジの種子が
風に乗ってこの位置に舞い落ちて芽吹いたのだろう。
関東でいちばん遅い紅葉の名所「養老渓谷」の美しいモミジは
このようにして自然に数を増やしてきたのだと思う。