*「霧氷」と「樹氷」の違いは一言でいえば「樹氷は霧氷の一種」*
「霧氷」は寒冷地で気温が氷点下の時、空気中の水蒸気や過冷却状態の霧が寒風に吹かれて樹木などに付着し白く氷結したもので、写真のように樹木の枝の形もそのままで白くなりまるで「雪の花」が咲いたようだと言われる。
「樹氷」は「スノーモンスター」(別名 アイスモンスター)と呼ばれ、国内でよく知られているのは山形県蔵王スキー場のまるで「モンスター」のような姿の樹氷などで、スキー客以外の観光客も多く訪れるほどである。樹氷の最初の段階は「霧氷」と同じように見えるはずだが、その境目は微妙である。樹氷の場合は気温が氷点下4℃以下の時、空気中の水蒸気や霧が樹木に吹きつけられて固く凍りつき次第に大きくなって木の葉や枝の形がわからないほどの「モンスター」になるというわけである。
3枚目の写真では、標高が高いためこの辺りだけが「霧氷」できれいな景色となっている。遠景の山々も左端の高峰を除いてほとんどが「積雪」というよりも「霧氷」で覆われていて、うっすらと白く見える。この日は朝から快晴で山々の下の部分になると気温もそれほど低くはないため積雪も霧氷もまったく見られない。
(写真は3枚とも栃木県「ハンターマウンテン塩原スキー場」の最高地点で撮影)
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