山田さんの労作です。読みごたえのある本です。
何故か今年の正月は、ヒマというか、余裕があると云うか・・
なぜなんでしょう?
ふと山田新市さんを思い出しました。私より3つ年配、昨年亡くなられたのです。
勿論、私なんか足元にも及びませんが、似た考えを持ってる方でした。
日本茶の起源について、現在、中国渡来説が主流ですが、その根拠は、高々1200年くらいの歴史や以降の茶の木がもとになっています。歴史の長さを考えると、そんなものは問題にならないはずで、もっと考古学的な考えをすべきだと思っているのです。唯一それに真剣に取り組んでいたのが山田さんだったのです。
それから、「茶の文化」とは・・・お茶のことを考えるなら、当然この問題に行きつくはずです。意識する人は沢山いますが、あまり真剣に考える人はいません。考えたからどうなんだ・・・ってことでしょうか。
山田さんは、真剣に考えられたお一人でした。
喫茶文化の核を「心のもてなし」に置いています。でも、御自身云ってるように、「もてなし」という言葉に歯の浮くような感じを持ってしまうのです。私もそうなんです。何かよい言葉がないもんでしょうか。
それにしても、昔からお茶になじんでる国では、人が来たら必ずお茶を出しますね・・・。
中国の少数民族の村でもそうでした。 なぜなんでしょう・・?
「もてなし」って何なんでしょうか・・?
はなしをきいておきたいひとには、はやくきいておかないと・・・
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