20年以上前のことです。西安から120キロほど西にある法門寺というお寺に行きました。
塔の地下の宝物蔵からお釈迦様の指の骨と唐代の茶器が発見されて一躍有名になりました。
それまでは、ひなびた田舎のお寺だったようですね。
当時も、周りはのどかな田舎の風景でした。
11月、お茶のシンポジウムが開かれたのですが、なにやら本体の催事があったみたいで、各地から大勢のお坊さんたちが集まっていました。お釈迦様の納骨式だったような・・?
シンポジウムの開会式がすばらしかった!
発見された例の唐代の茶器(当然複製)を使って、唐代の宮廷の献茶式が再現されたのです。
玄宗皇帝と楊貴妃もお出まし・・
シンポジウムもすごかったですね。まさに隔世の感・・
一応、一人20分という持ち時間があったのですが、そんなことにはお構いなく、延々1時間近くしゃべる人も・・だんだん辺りが暗くなってきます。壇上に明かりはないし、原稿が読めるだろうか、気が気ではありません。私は8番目・・終わったところで日没打ち切り!
後の人はどうなったのだろう・・??
中国では、しばらくこんな調子の会が一般的でした。自分が喋るのかどうか、当日会場に行って初めてわかる・・ということがよくありました。 私の性分には合いましたけど・・
でも、今は違います。時間厳守! あのころがなつかしい・・・
日本からは、3グループのみ・・
私たち、丹下明月さん、そして、倉沢先生。パーティーで、みんなで日本の歌をうたったところです。何をうたったのか・・
倉沢先生にお会いしたのはこの時が初めてでした。
いらい、長いお付き合いをさせていただいています。
縁とは、面白いもんですね。
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