一碗

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中国のお茶・竹葉青

2019-03-13 14:33:16 | 旅行
      
「竹葉青」という名前は1964年、ここを訪れた当時の副総理陳毅元帥がつけたのだそうですが、お茶はその昔から続く歴史的なものだそうです。
そして、1998年、いまの社長さんが買い取ってから、劇的に変わったようです。
(「竹葉青」って同じ名前の緑色の毒蛇がいてびっくり。「竹葉青」というお酒もあります)

      
茶園は、海抜800から1200mの高地にあります。峨眉山の一帯です。でも、お茶は早く、清明節(4月5日ころ)より一か月早く取れるようで、大きな強みになっています。
      
昨年秋に新築したという本社がすごいですね。ここからが、竹葉青が他社と違うところです。
名のある建築家が設計しています。
      
      付属工場・・・
      
      
      非常に清潔・・・

      
生産者から持ち込まれたお茶の審査室・・・快適なソファーなどもあって生産者と十分な意見交換も・・

      
本社オフィスは、オフィスコンテストに出したら金賞間違いなしといったしゃれた内部・・ふんだんに取られた空間・・

  少し贅沢すぎるくらい。なんでも、ここの隣に来年博物館?を作るとか・・その設計は、なんとかの隈研吾氏に依頼済みらしい。


どうやって、そんなに急成長したんでしょう・・最近の中国を垣間見るようですね・・・
現在、直営店は400ほど・・従業員は1000人・・

     売ってる主力商品は3つ・・・
      
手前が、「品味」一箱228グラム入りで10,528円。 上が「静心」といって一箱208g入りで14,000円。
箱の大きさを変えたり、袋入りもあります。
そして・・・
      
最高級品の「論道」、一箱120g入りで36,480円!


とにかく、いまの中国茶業の、ある意味、最先端を行ってる企業って感じ・・

     社長さんは50歳になったばかり。
      

いろいろ中国ならではの戦略もあったようですが、とにかく大いに関心を持たせるお茶企業ですね。

・・・

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一周遅れの日本

2019-03-13 09:35:24 | 日記
      
昨日は、静岡で「近代史から探る日本茶の輸出戦略」というセミナー・・・例によって時間切れ

そのなかで、韓国・水原大学校助教授の長田幸子さんのお話が面白かった。

日本で、あの原発事故が発生したとき、韓国ではそれっていうので緑茶を欧米に売り込んだのだそうです。


いま、日本のIT産業は完全に世界から置いてきぼりを食っています。日本が内向きだったために・・・
いまの時代、生き馬の目を抜くくらいのことをやんなきゃ・・・。

9年前、「世界に羽ばたく国産紅茶」というシンポジウムをやりました。日本の紅茶を世界に売り込もうと思ったのです。
でも、「まず、足元から・・」ということになりました。


日本的には正しかったのかもしれませんが、なんとなくつけが回って来つつあるような気がしますが・・如何でしょう?


この度の中国での経験でも、その感を強くしています。


以下、もう少し詳しく・・・


・・
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