一碗

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茨木のり子さんのこと

2020-06-27 09:42:58 | 日記

古物商の物置みたいな部屋の中を見回してたら、茨木のり子さんの『ハングルへの旅』という本が目につきました・・

     

もうずいぶん昔、河合隼雄先生?の書いたものにある詩が引用されていました。

その詩を読んでみたくなって本屋さんに行きました。詩集のおいてある棚は、まさに乙女チック・・なんだか気恥しくなりました。目的の詩集はなかったのですが、ちょっと変わった書名なので手にしたのが茨木のり子さんの『おんなのことば』。

     

勿論、茨木さんて全然知らなかったのですが・・・最初に目にしたのが、あの有名な「自分の感受性くらい」・・・

大変な衝撃でした。総毛だつというか・・・いろんな方が紹介しているので、読んだ人は等しくそれなりの衝撃を受けるんでしょうね。

   ぱさぱさに乾いてゆく心を 人のせいにするな みずから水やりを怠っておいて

   ・・・・・・

   自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ

 

エッセイ集『ハングルへの旅』を読むと、茨木さんは50歳から隣国の言葉ハングルを勉強し、新聞を読んだり一人で韓国を旅行するまでになったそうです。この本は、そのいきさつや韓国旅行などを綴ったエッセイです。

さすがに、茨木さんらしい直球!さわやかさ! 梅雨空が晴れました。

もう一度私もハングルを‥と思ったのですが、茨木さんが亡くなった年を越してしまいました。もう無理かな・・・

    

韓国には、「晩学の泥棒 夜の明けゆくを知らず」(年を取って始めたことは、若い時より没頭しやすい)ということわざがあるそうです。

少し勇気づけられるけど・・・

 

・・

 

コメント
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