一碗

みんなで楽しく、
何でもありのお茶人生・・

茶学術研究会

2019-03-19 08:50:52 | 日記
      
毎年三月に、茶学術研究会といういかめしい名前の会が開かれます。昨日静岡で‥

カテキンを再生医療に活用といった難しい記念講演もありましたが、大体、若い研究者の発表の場といった感じです。

もう二十年以上続いた会ですが、この会もずいぶん様変わり・・・

昔、学会や研究発表会では、お目付け役的な先生方が前に陣取り、若い研究者に質問の矢・・・

「そのデータからこんな結論は出ないのではないですか・・やり直した方が・・」なんて厳しい意見が出て、発表者を立ち往生させたものです。

若い研究者もそのようにして訓練されたのです。でも、いまは・・そんな先生方もいなくなってしまいました。

へたに言うと、パワハラになるし・・うるさいジジイと嫌われるのも嫌だし・・


世の中、全てそんな具合に。
そこで、前に陣取って、あれこれ質問してます。嫌われてるだろうな・・・
これも最後のご奉公。


・・・
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企業経営

2019-03-16 10:25:11 | 日記
      

昨日は、あるお茶関連企業の研修会に行ってきました。

何処も同じ、大変難しい時代です。日本も中国も同じ・・・

どのようにして古い体質から脱却するか・・・

まずは、ふるいということの自覚から始めなければならないのですが、それが難しい。

気付いても、簡単には人材を集めるわけにはいかない・・急に養成もできないし・・

北京のかの有名な「老舎茶館」は、他企業から引き抜きをやってましたが、日本の中小企業では、今までのしがらみがあって、そうもいかず・・・大企業ではやってますね。そして、それなりの効果を上げています。

昨日行った会社、これからどうなるんでしょう・・・若い人はそれなりにいるようでしたが。

・・
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中国のお茶・メインイベント

2019-03-14 15:03:12 | 旅行
北京オリンピック以来、中国で行われるイベントが大変大掛かりで派手になりました。

宝塚歌劇みたいなものを、これでもかっていうくらい見せてくれます。NHK紅白歌合戦の司会者みたいな人も出てきます。お陰で、肝心の部分がぼやけてしまって・・・

ところが、今回は違いました。

詳しくご紹介しようと思たのですが、写真を集めているうちに疲れてしまいました・・・

で、簡単に。

今回のイベント(第一回世界高山緑茶シンポジウム・峨眉高山春茶フェスティバル)のテーマがすごい。
 これ、「竹葉青」という会社がやってるのです。

世界緑茶を中国に看る・中国緑茶を峨眉に看る・・そして、峨眉の緑茶を竹葉青に看る・・と言った図式。
結局、世界の緑茶を牽引するのは「竹葉青」

それに沿ったシナリオを作ってあります。

      
役者がすごい・・中国茶業界第一人者・陳宗懋博士、茶流通協会会長王さん、目下売れっ子の浙江大学教授王岳飛先生、同じく湖南農業大学教授劉仲華先生、日本でいう通産省がらみのお偉方・蔡さん、勿論地元の政府からも・・

    それに大変有名な美食研究家で作家の董克平という方が北京から・・
      


これらの方々をどのように配置して何をしゃべらせるか・・

      
      そこで、世界緑茶協会という肩書がものをいうわけです。
      世界の緑茶から見た「竹葉青」の位置づけを・・・役どころをわきまえて・・

スター総出演のパネルディスカッション。
      
それに、司会者もすごい人らしく、なんでもテレビで売れっ子の司会者らしい。

竹葉青が取り上げられるテレビ番組の紹介
      

そして、科学研究基金として100万元(1600万円)の贈呈式
      


よくまあ、これらを段取りよく流れるように・・メディア向けに構成してあるのです。もちろん、外部のプロに委託。


「竹葉青」を世界に売り出すには、これくらいは当たり前って感じ。
話が大きくって、お付き合いだけで疲れてしまいました。


貴州省が「世界の抹茶の都」で売り出すんだそうですが、益々、日本の影が薄くなります。


今年の、「世界お茶まつり」に大いに期待しましょう



・・



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中国のお茶・竹葉青

2019-03-13 14:33:16 | 旅行
      
「竹葉青」という名前は1964年、ここを訪れた当時の副総理陳毅元帥がつけたのだそうですが、お茶はその昔から続く歴史的なものだそうです。
そして、1998年、いまの社長さんが買い取ってから、劇的に変わったようです。
(「竹葉青」って同じ名前の緑色の毒蛇がいてびっくり。「竹葉青」というお酒もあります)

      
茶園は、海抜800から1200mの高地にあります。峨眉山の一帯です。でも、お茶は早く、清明節(4月5日ころ)より一か月早く取れるようで、大きな強みになっています。
      
昨年秋に新築したという本社がすごいですね。ここからが、竹葉青が他社と違うところです。
名のある建築家が設計しています。
      
      付属工場・・・
      
      
      非常に清潔・・・

      
生産者から持ち込まれたお茶の審査室・・・快適なソファーなどもあって生産者と十分な意見交換も・・

      
本社オフィスは、オフィスコンテストに出したら金賞間違いなしといったしゃれた内部・・ふんだんに取られた空間・・

  少し贅沢すぎるくらい。なんでも、ここの隣に来年博物館?を作るとか・・その設計は、なんとかの隈研吾氏に依頼済みらしい。


どうやって、そんなに急成長したんでしょう・・最近の中国を垣間見るようですね・・・
現在、直営店は400ほど・・従業員は1000人・・

     売ってる主力商品は3つ・・・
      
手前が、「品味」一箱228グラム入りで10,528円。 上が「静心」といって一箱208g入りで14,000円。
箱の大きさを変えたり、袋入りもあります。
そして・・・
      
最高級品の「論道」、一箱120g入りで36,480円!


とにかく、いまの中国茶業の、ある意味、最先端を行ってる企業って感じ・・

     社長さんは50歳になったばかり。
      

いろいろ中国ならではの戦略もあったようですが、とにかく大いに関心を持たせるお茶企業ですね。

・・・

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一周遅れの日本

2019-03-13 09:35:24 | 日記
      
昨日は、静岡で「近代史から探る日本茶の輸出戦略」というセミナー・・・例によって時間切れ

そのなかで、韓国・水原大学校助教授の長田幸子さんのお話が面白かった。

日本で、あの原発事故が発生したとき、韓国ではそれっていうので緑茶を欧米に売り込んだのだそうです。


いま、日本のIT産業は完全に世界から置いてきぼりを食っています。日本が内向きだったために・・・
いまの時代、生き馬の目を抜くくらいのことをやんなきゃ・・・。

9年前、「世界に羽ばたく国産紅茶」というシンポジウムをやりました。日本の紅茶を世界に売り込もうと思ったのです。
でも、「まず、足元から・・」ということになりました。


日本的には正しかったのかもしれませんが、なんとなくつけが回って来つつあるような気がしますが・・如何でしょう?


この度の中国での経験でも、その感を強くしています。


以下、もう少し詳しく・・・


・・
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中国のメディア

2019-03-12 09:01:00 | 旅行
先日、森崎さんがご自身のブログでいまの中国は「十か月ひと昔」と言っていましたが実感・・。

今回、冒頭のあいさつの中に「メディアの皆様・・」を入れてくださいと頼まれました。とにかく、メディア活用が勝負・・

で・・、中国のネットで私の名前を検索すると、今回の会議がらみでなんと18もヒットするのです。写真は、ほぼ同じで、内容も大体同じ・・

      
      

勿論、スポンサーの「竹葉青」の名前は大々的に・・・



これまで、いくつかの中国の茶企業と関係してきましたが、まさに日進月歩ってかんじ。
「竹葉青」の今後に大いに関心を持ちました。



なかなかまとまった旅行報告ができませんね。脳みそが半分機能してないみたい・・・



・・
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お茶よりお酒

2019-03-11 21:54:28 | 旅行
      
最近中国での宴会では、あまりアルコールが出ないのですが、やはり我慢できない人も多いようで・・・
今回は、もっぱらマオタイ酒。1本二万円!
偽物が多いので、貴州省の会社までわざわざ買いに行く人たちが多いとか・・この会社では、400本ストックがあるそうです。

      
そのマオタイ酒をこんな大きなどんぶりで・・すぐなくなっちゃいますね。

      
普通は、こんな飲み方です。なにしろアルコール度53%。その代わり、すぐ抜けます。
宴会が終わるころには、ほとんどシラフ・・・

      
これは、青島ビールの原酒?・・癖がなくておいしかったですね。でも、マオタイ酒より後に残りました。


毎日こんなことをやってました。
お酒に関しては、大満足の旅でした。



・・・
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今日の茶文化資料館

2019-03-10 22:05:21 | 袋井市茶文化資料館
            
今日は、湖北省の恩施玉露、以前だと中国では珍しい蒸し製と説明したのですが、今では、蒸し製のお茶は沢山作られています。しかし、歴史的には貴重なお茶です。お土産の「天福」の売店で買ったクッキーと・・・
      
      
それから、峨眉山の紅茶。相馬さんの器で・・おいしく出ました。二煎まで。

先日持ち帰った高いお茶は飲む暇がなくって、次回へ・・


神奈川や藤枝、菊川からもお客さんが・・楽しい半日でした。


・・・
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日本の春

2019-03-08 14:31:33 | 日記
    一週間、見ない間にあたりはすっかり春!


      
      
      


花粉が飛んでいそうだけど、大丈夫。


・・・
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中国のお茶その2

2019-03-08 10:20:24 | 旅行
      
峨眉山市にあるお茶市場・大西南茶葉市場に寄りました。雅安など周辺の産地からも持ち込まれます。

今年はお茶が早いこともあって、大変な賑わいらしいけど、11時過ぎなのでずいぶん閑散。
駐車場がほとんどないみたいなので、駐車が大変。

周辺は、お茶屋さん・・

で、立ち寄ったお店が「三父子名茶」

      
お父さんと息子さん二人でやってます。
帰って調べたら、ネット販売で結構売れてるお店みたい・・

竹葉青との関係やら、国際名茶品評会金賞やら、居合わせた天福のお偉いさんとの仲やらで、急に親密になりました。

ここは、いろんなお茶を作っています。各種緑茶はもちろん・・
      
      紅茶・・
      
      黒茶(茯茶)も2015年から・・
      
      苦丁茶・・このあたりが産地。この苦丁茶は、小葉苦丁茶といって別の種類らしい。
      砂糖?で甘味がついています。


ここでいろんなお茶を手に入れようと思ったのですが、お金を払おうとしたら、受け取ってくれません。かえって、遠慮して、中途半端に・・・残念でした。

当然ながら、空港よりははるかに安い。明前の雀舌特級が、100グラムで1120円(日本円)、明前の毛峰に至っては100g324円。1斤で98元ですから・・

小葉苦丁茶は、100g1267円。紅茶は、安い方で100g761円。「珍紅茶小芽」で100g1900円。

2015年から作り始めたという茯磚茶(800g)は4年物で1枚2560円。年間1万枚作るとか・・

とにかく、こんなところが妥当な値段では・・・これなら私も手が出ます。
立派な箱や缶に入ると当然値が張るのです。

      

しゃれた紙バッグに入れてくれました。
センスがいいですね。中国のお茶関連のもの・・に限らず、美的感覚は日本より数段上・・

日本は何とかならないものでしょうかね。
中身で勝負・・にも今の時代、限界がありますね。


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