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甲府駅北口の重要文化財  甲府市藤村記念館

2022-06-24 13:00:02 | 紹介

旧睦沢学校校舎を移築


こんにちは。市民レポーターの “クッツー” こと沓間聖です。

 

甲府駅北口にあるレトロな洋風の建物、甲府市藤村記念館に行ってきました。

この建物は、擬洋風建築といわれています。

擬洋風建築とは、文明開化の頃に西洋の建築を日本の職人が見よう見まねで建てたものをいうそうです。

甲府市藤村記念館が建てられたのは、明治8年。なんと国の重要文化財です。

 

中に入ってみると…

 

1階の入口の部屋には、藤村紫朗に関係した資料が展示してあります。

藤村紫朗は、今でいう山梨県知事で、擬洋風建築を積極的に勧めた人です。

 

ところで、甲府市藤村記念館は、「睦沢学校」として建てられた学校の校舎だったそうです。当時の校舎の見取り図や創立100年を記念した品も展示してありました。

奥の部屋に置かれていたのは、根津ピアノ。

根津ピアノとは、山梨県出身の鉄道王と呼ばれた根津嘉一郎が県内の全小学校に寄贈したピアノのことです。今も、毎年、調律をしていて、現役のピアノだそうです。

2階に上がると、ベランダ越しに素敵な眺め。当時の教室を再現した部屋もあります。

甲府市藤村記念館の方からのメッセージ

『この建物は何だろうと、訪ねてくる方が大勢います。明治初期の擬洋風建築のすばらしさをぜひご覧いただきたいです。コンサートや展示会もしています。コンサートは、間近で楽器の音色を楽しむことができます。ピアニストの方が、根津ピアノの音色は全然違うとおっしゃっていました。県外からの来館者も多いです。甲府駅からすぐなので、市内の方もぜひ、いらしてください。』

 

アシストエンジニアリングよっちゃばれ広場(北口広場)のベンチに座って、甲府市藤村記念館の建物をながめているだけで、満ち足りた時間を過ごせるように思いました。扉や窓、柱など、この建物には、人を引き付ける魅力があります。中には、貴重な資料がたくさんあり、係の方が丁寧に説明してくださいました。県営の製糸場があったことを初めて知りました。根津ピアノの音色も聞いてみたいです。

 

おまけ

甲府駅北口には、武田信虎公の像があります。信虎公は、甲府市藤村記念館を眺めながら、何を思っているのでしょう。甲府市藤村記念館の中には、躑躅が崎館のジオラマがあります。観光パンフレットもたくさん置いてあります。甲府市藤村記念館からスタートして、武田氏ゆかりの地を訪ねるのもいいですね。

【関連リンク】

・藤村記念館(甲府市HP)

 https://www.city.kofu.yamanashi.jp/bunkashinko/shisetsu/bunka/fujimura.html

 

 

 


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