ペーパーキットのコキ5500の2両がとりあえず完成しました。
「とりあえず」としたのは、もう少し手を入れる可能性(例えばブレーキホースとかステップとか)もあるのですが、キットの素組みで一区切りとしないと永遠に完成しないような気がしましたので(笑)
未着手・未開封のままの同キットもまだ手元にありますし。
塗装を済ませ、まずは手すりに白を筆差ししました。
写真1. 手すり部
ペーパー製の手すりです。
強度に不安もありますが、瞬間接着剤をしみ込ませて強度アップを図っています。
次が苦手な苦手なレタリング。苦手なのはインレタ貼りなんですが。
レタリングの前に車番を確定させなければいけないわけですが、パンケーキコンテナのキットは「コキ5500 中期・後期型」ということで、車番はコキ7000~8554(除く8540~8544)ということになります。レタリングはくろま屋さんの「コキ・チキ5500車番(品番5009)」を使用しましたが、7000番台が含まれておらず手元の天賞堂のコキ付属のインレタの残と組み合わせました。
その関係で車番はコキ7555とコキ7755。「75」と「77」は天賞堂から、「コキ」と「55」がくろま屋さんからです。
写真2. レタリング完了
2両で4カ所を貼るのに2カ所を失敗して貼り直し。苦手意識は払しょくできません。
貼り直しても「75」と「55」の間に微妙な間が・・・よく見ると「キ」の文字も欠けてますが今回はこのままにします。
そして全検標記はプリンタで印字してみました。
プリンタには白インクがないので、RGB値で赤3号を「合成」し白部分は白ヌキで表現しています。
これをシール紙に印刷してキットのパーツに貼ります。票差しの枠部分は黒印字で表現してみました。
写真3. 全検標記 写真がピンボケのように見えますが、そもそも印字がボケているのです。
プリンタの解像度というよりアプリケーション側の問題のようで、ペイントで作成した画像をワードに貼り付けて印刷しているのですが、ワード側で解像度を落としてしまっているようなのです。illustratorとかが使えれば改善しそうな気がしているのですが手が出せません。
写真4. 車体に貼りました
まあ走らせてしまえば判りませんよね(笑)
最後にクリアを吹いて完成。
今回は半光沢クリアを吹いたのですが、予想以上に光沢が。
さらにその光沢によって表面処理の甘さが強調されてしまいました。
もう一度つや消しクリアを上から吹いても良いのですが、これはいずれ施工するとして今回は冒頭の通りこれで完成とします。
写真5. 結構な光沢が・・・
光沢で「ペーパー感」もあらわに(笑)
たった2両ですが組み立て開始から完成までに約1カ月を費やしてしまいました。
工作時間を取れなかったとか塗装等での天候待ちとか理由(言い訳?)もありますが、手を動かすよりも考えている時間も多く、実質的な工作時間は4~5時間くらいだったという印象です(塗装の乾燥時間を含めず)。
さらに量産化の構想もあり、あと2両分のキットも入手済みで、今回の製作時の反省点・改善点をフィードバックして最終的にはコキ5500を20両程度を揃えたいなあ、と。先は長そうですが。
> これ、ペーパーをプラに置き換えてでできないかな?
できると思いますよ。私も今回のキットの存在を知る前にプラでの自作も考えました(結局、ペーパーでの自作に挑戦しましたが)。
私の場合、プラだとカットに苦手意識があります。レーザーカッターなどを使えれば楽なのでしょうけど。そんな中今回のペーパーキットを知ったわけで、レーザーでのカット済みということで精度も良く、簡単に組み立てることができました。