9月6日の定例社長会見では、品川新駅(仮称)の概要発表と一緒に新型ホームドアの設置についての発表もありました。
(新たな形式の試行導入について[PDF] - JR東日本 | 企業・IR・採用)
新型(新しい形式)のホームドアというのは従来のドアの上半分だけにし、さらにフレームのみにしたもののようです。
写真1. 今回導入するホームドアのイメージ
細身のフレームだけの「ドア」になるようです。
写真2. 新たな形式のホームドアの特徴
開口幅は2800mmもある。
この新型ホームドアを横浜線の町田駅に施行導入するというので「横浜線」というワードに反応してしまいました(笑)
気になったのは「はまかいじ」の対応です。
町田駅の4番線に試行的に設置するということですが、4番線は待避線ではなく本線。
「はまかいじ」も4番線を使います。
気になったのは新型ホームドアの開口部が2800mmであるということ。
E233系のドア幅(1300mm)に対して2倍以上。
ふと思いついて手元の車両を引っ張り出して・・・
写真3. 205系と185系のドア位置確認
4ドアと2ドアの違いはあるものの205系の第1・第4ドア部が2800mmのホームドアなら対応できそうにも見えます。
もっとも205系とE233系のドア位置も違うようなので、ヒマにまかせて図面上でチェックしてみました。
(E233系が手元に無いもんで・・・)
横浜線のE233系は8両編成。一方「はまかいじ」は6両なので、実際の運用上はE233系の両端のクハを除く2号車から7号車までの6両分に「はまかいじ」が停車するという想定です。
写真4. E233系と185系のドア位置比較(白ヌキ部がドア部)
185系の並び・向きは写真3と同じです。
ドア部の重複部(?)は最大で2725mm。ホームドアの開口部2800mmよりも75mm狭い!
列車の停止位置の誤差が75mmというのは国鉄の運転士なら十分な許容範囲じゃないか(?)
とりあえず図面の上では対応できる結果となりました。
とはいえシミュレーションしながらいろいろ疑問もわいてきます。
その1
いまさら185系にホームドア対応工事を施すのだろうか?
もともと「はまかいじ」は専用編成で運用されているので対応はあるかも(希望的推測)。
その2
「185系の次」はどうするのか?
というのはE233系も185系も全長20m(中間車)。
仮に「次」をE257系またはE259系としても、どちらも20.5m車で根本的な車両(車体)の長さが違う。6両で3mもずれてしまいます。
東海道のホームライナー運用も考えた20m長の次期185系を新製するのか?
新型車ならドア位置ももっとうまく設置できるし(希望的妄想)
妄想は膨らみます。
横浜線へのホームドア設置に合わせて「はまかいじ」は廃止か???(考えたくない)
それより6扉車対策の方が気になります。まさか町田では一部の扉締切扱い?
横浜線ですが、205系からE233系に切り替わった時点で6扉車はなくなってますよ。
はまかいじの3番線着発はあり得るかも。