泣いた おばあちゃん

娘の時も 結婚してからも 手にするのが 楽しみな雑誌だった…暮らしの手帖…

表紙絵から あちこちに ちりばめられた 花森安治のカット … 考え方の軸がぶれない魅力… そうそうたる方々の
随筆も質の高いものだった。

日常の暮らしを 大事にしたいおばあちゃんが 大好きな雑誌だった。

大好きなものは捨てられない。捨てないと 溜まっていく。

「暮らしの手帖」は 古くても 内容はいつみても新しい。

だから
どうしても捨てられない気持ち…

段ボールに何杯も溜まった雑誌を 息子達が中学生の頃 廃品回収にだすことに決めたものの 別れがたい。

出しながら 涙を拭いていたら おじいちやんが そんなに悲しいなら 捨てないで
取っておきなさいよ…と言って下さった。表紙絵だけをとっておく知恵はなかった。

朝ドラに とと姉ちゃんが登場…
日曜美術館に花森安治を取り上げ スポットライトが当たっている、暮らしの手帖…

この頃は 本屋で立ち読み…