青じそに花が咲き花が実になった。
毎年の味仕事の紫蘇の実の塩漬けをいつも
のように作ることが出来たことは、とても
嬉しいことだった。
塩分取りすぎになるので、ほんの少しだけ
作る。
穂を鋏で切り取って洗う。それをしごいて
実を取る。穂を下から上にしごいても実は
取れない。上から下にしごいて実を取るこ
とは人の手でないと出来ないこと。
しごいて取った実に適当に塩をしてお皿で
押さえておけば 一晩で出来上がり。
塩を沢山入れたら一年でも持つ。
炊きたての新米にパラパラとしその実を乗
せて食べると美味しいよ。何よりの秋の
ご馳走だとおばあちゃんはおもっている。
おすすめよ。
四季折々の季節の節目の今日は彼岸の中
日。
彼岸花の後は 萩の花がちゃんと咲いてく
れる。雨が多かったので庭仕事も出来ない
日が多かった。
気がついたら萩の花が満開。家の中からは
見えないお隣のガレージの上に顔を出し
おとなりのガレージがピンクの花びらでふ
きだまりを作っているのを発見。急いで
ご迷惑をかけている吹き溜まりを掃く。
今朝は早朝に庭な草花を切り 息子の車
で お墓参りに行くことが出来て嬉しかっ
た。
秋のお彼岸と言ったらおはぎ。おはぎが
食べたいと思ったのに 近くに和菓子の店
もなく 叶わないことだった。明日では
だめなのよね。一個でいいのにね。
道の駅からのお土産にむかごを頂いた時
これはむかごご飯にして 少女の時にお隣
同士で今はご近所の明子さんにお届けした
いと思った。
一緒に遊んだのは戦争中。当時はむかごも
季節を楽しんで食べると言うような雅なも
のではなかった。母が遺した短歌の中に
むかごを詠んだものがある。
庭隅のおどろが下を這いまわり
むかご拾うわ遊びにあらず
今日のむかごご飯は明子さんにあげるのだ
から いつもより丁寧にお米を洗う。
酒 だし昆布、しおを入れて水加減して
むかごを入れてスイッチオン。
出来上がったのをお味見する。美味しい
これなら上げられる。
お届けすることを電話すると、うれしい
頂きに行きますと明子さんの声。
ママゴトをした庭、マリつきをした玄関の
三和土、山芋の蔓が絡んだ石燈籠ーー
むかごご飯の中に 少女の頃の風景が見え
るかも。ね。
台風の影響でしょうね。昨日は一日中雨風
だった。今日は今にも降りそうな曇り空。
彼岸花の芽立ちを発見してから一週間なの
に もう賑々しく咲いている。
一本の茎に六つの赤い花。毎年数えてみて
六つだと納得。人間には作ることが出来な
い精巧なつくり。めしべおしべをいっぱい
にひろげる彼岸花。暑さ寒さも彼岸までと
教えてくれる彼岸花。曼珠沙華が本当の
名前なのでしょうか?
コロナ禍の中でピアノの先生方は子供達の
レッスンが出来ているでしょうか? と
気になっていたところに かげみ先生が
久しぶりに元気な顔を見せて下さった。
幼稚園で一人感染者が出たので 幼稚園の
子供たちはお休み、後は今までどうりに
レッスンが出来ていると聞いてホッとする。
かげみ先生が母上とのドライブで、道の駅
に行きました からと沢山のお土産を頂い
た。新鮮な野菜、季節の果物、おぼろ豆腐
茗荷、むかご。こちらの嬉しいものを
良くご存知でありがたいこと。
茄子は焼き茄子に、生姜醤油で。おぼろ
豆腐は茗荷、こねぎ、生姜、かつぶしの
薬味でピオーネの美味しいこと。
むかごは むかごご飯にするつもりで
まだ嬉しく眺めている。嬉しい食材がある
と お料理する元気が出るのを実感。