朝食の支度に台所に立つと 昨日のご飯の残りがお茶碗にかるーーく一膳。
ニラと卵の雑炊にしましょうと だし昆布かつ節で出汁を引く。
美味しい出汁の中で お冷のご飯をゆっくり炊いて 細かく切ったニラを入れ
卵で閉じる。味付けは醤油。
和食の出汁は 最高のご馳走。美味しい雑炊に満足。
残りの 半束のニラでチヂミを焼く。
今夜の息子とのビールのあてに。小麦粉、片栗粉、たまご、ベーコン、人参、ニラ。
酢醤油、ごま油に一味を入れたタレで食べる。
雨あがりの庭に 夏の花木槿と桔梗の花が今年初めての花を見せてくれた。
むくげは毎年七月を待っていたかのように咲く。
これから毎日新しい花を百日くらい見ることができる。
ききょうは 高村光太郎の詩を思う花。
きりきりしゃんとして咲くききょうかな 高村光太郎
うだるような暑さの中で ききょうを見ると きりきりしゃんとしていたいと思い
背筋を伸ばすのも毎年のこと。
おばあちゃんの一日は ご飯とみそ汁ではじまる。
和食の食卓には 納豆と漬物が加わる。今朝はそれに沖縄のもずくも
長芋のすりおろしをのせて小鉢にーー
納豆には小ネギとかつぶしに一味が入る。
今朝は生椎茸のみそ汁だった。
昨日は豆腐にみょうが。里芋にみょうが。じゃがいもにみょうが。
みょうがは 火をとおすと香り 歯ざわりが失せるのでお椀にみそ汁をよそってから
みょうがの小口切りを ぱっと入れる。
薬味はだいじ。
息子が一緒の時は 長芋を下ろしたり納豆をかいたり 食卓に運ぶのも
手伝ってくれる。
作るのがすき 食べさせるのが好き おばあちゃんは一緒に食べる人が居る時は
とても幸せ。
おばあちゃんは 豊かな朝ごはんが大好き。
庭のとまとよ。
先月だったでしょうか？ 徹子の部屋で99歳のピアニスト 室井まやこさんの
エリーゼのためにを聴かせて頂いた。
99歳になられても 毎日の練習を重ねてお過ごしのご様子に 自分も
そうありたいものだと思った。
その時にすぐに エリーゼのためにを弾こうと思ったのに 何やかやで
やっと今日 エリーゼのためにを弾く。みんなに愛されるだけに 良い曲ね。
今の梅雨時には ショパンの雨だれや チャイコフスキーの四季の中の舟歌で遊ぶ。
モーツァルトやバッハの好きな曲を弾くことが多い。
教え子達が みんな先生を乗り越えて上手くなってしまったけれども それが一番嬉しいこと。
遠くから近くから むかしむかしの先生を気遣って頂くみんなの優しさが
とても嬉しく 幸せです。これからも毎日の練習を
やりたいものです。
今日のデザートは杏仁豆腐。4グラムの粉寒天ですぐ出来るので時々登場する。
来客の時は 季節のフルーツや みかんの缶詰を取り合わせるが
我が家の若殿は何も入れない杏仁豆腐を好む。
なくてはならないのが 糖蜜とミント。庭のミントを摘んで添える。
グリーンと香りの清涼感を好む。
ミントは 30年くらい前にご近所の友人から鉢植えのミントを分けてもらって
鉢植えにしている。手入れも届かないのに消えないで頑張っている。
ペパーミントは エッセンシャルオイル ミントティーにと聞くけれども
どうすればいいのか分からない。
ミントが有るから 杏仁豆腐が生まれてくるのね。