庭の草むらに つゆくさが咲いているのが
見えて喜んでいたら息子の庭の草取りは
今年は露草がいっぱいで 取ってしまった
と言う。
故郷の子どもの頃の庭も つゆくさがいっ
ばい咲いていた。懐かしさがある花は
いとおしい。道端で何気なく咲く静かな花
。和名は露をおびた草の意味で別名を
あおばな あいばなと言うと聞く。
息子が綺麗なトマトを持ち帰った。
まあ 綺麗なトマトね。どうしたの?
近所のお婆さんの草取りを手伝ってあげた
からかな? 頂きました。
ご近所と 持ちつ持たれつで、仲良く過し
ていることがうかがえて 有り難く思う。
ものがたりつきのトマトの美味しいこと。
冷やして ヤガタメノ塩をつけてたべる。
ヤガタメノシオも 物語付きの塩。
純さんご夫妻が長崎の五島にお出かけの
折のお土産に頂いたもので 海水を焚いて
塩をつくる過程を見に行って 納得のうえ
買ってきてくださったもの。刺身につけて
美味しい塩。トマトにも美味しいこと。
庭に実った少しの小梅に 梅を買い足して
塩漬けにしていた小梅。
この梅の木は 二人の息子が成人式の日に
それぞれが市からお祝いに頂いてきたもの
。当時はまだ 庭がある所に住んでいる人
が多かった時代。
細い一本の棒にホヤホヤの根っこがついた
ものだった。
長男の梅の木は やっと根付いた時に人間
の都合で場所を移動した為に枯らしてしま
って可哀想なことだった。
毎年春を知らせてくれて小梅が実るのは
二年遅れの次男が頂いてきた梅の木。
息子が年を重ねた分 梅の木もとしをとり
ました。
このところの暑さ続きに 梅を干すことを
思い立つ。今年初めて塩揉みした紫蘇を
買って入れてみた。今のおばあちゃんには
簡単は有難い。一つ一つが難しい中ーー
息子が干す場所を考えてくれたり 手伝っ
てもらったりで出来たこと。有難いね。
手のひらに少しの やまももの実を砂糖で
炊いたのが美味しかったからでしょうね。
あの後で 又息子が庭のやまももの実を
持ち帰ってくれました。
砂糖で炊いて ガラスのビンに入れて色を
楽しみ 杏仁豆腐に ヨーグルトに 色も
甘酸っぱさも嬉しいものでしたよ。
この4、5日の暑いこと。昨日のこちらの
気温は34.6度だったと 今朝の新聞で見て
暑かったはずだと思い知る。
七月に入ると咲く木槿の花は暑い中で毎日
新しい花を 100日くらい見せてくれる。
暑い中で 凛と咲くピンクと純白のむくげ
に ありがとうねと声をかけて 丸くなっ
た身体を伸ばす。