上弦の月

日暮れが早くなって 秋の日は つるべ落としとは よく言ったもの。

寒くもない 暑くもない心地よい風の中の 今という時を 自分の足で歩くことができる幸せを思う。

上弦の月を見ながらの 散歩…

こっち向いてね

あっち向き こっち向きの秋明菊。

猛暑に負けてしまった大きな株の秋明菊が数本あった中で 花を見せてくれた秋明菊の 愛らしくて有り難いこと。

花あかり

萩の花が 秋風に揺れながら散り始めた。
雨上がりの早朝 花びらで道路がぽーっと明るい。

秋ですね。 きれいに咲きましたね。

ご近所の方から声がかかる。





花が終わった萩は短く切るだけで 一度も肥料も与えたことがないのに 毎年咲いてくれる。

おじいちゃんがやってくださっていた後始末を 今は息子達がやってくれる。

10月の連休に 手伝ってねと約束ができているので 息子達が 働きやすいように草取りをして 庭をきれいにしておきたいおばあちゃんです。

精進揚げ

市場の中の八百屋さんに 小茄子がピカピカ… 一盛り八本で150円にびっくり。

持ち帰った茄子を二本 軽く塩でもんで
糠床の中に…



小茄子を天ぷらにしたら美味しそうと思う。
天ぷらをする元気 気力がありますか？と 自分の身体に相談。

おばあちゃん一人の食卓だったら 天ぷらをする気力はない。

小茄子に心が動き 身体も動きだし 息子が加わる食卓だったら 元気が出る。

茄子 おくら ピーマン 苦瓜 人参
玉ねぎ…… 玉ねぎには桜えびを入れて揚げる。

天つゆは 手作りのめんつゆがあったので 温める。

大根おろしは 息子がやってくれた。

150円の茄子。 ほかの野菜は家にあってもので済ませたことも 嬉しいことだった。

美味しい精進揚げで ビールも進みましたよ。

萩の花

小さな季節の移ろいに こころを寄せながらの暮らしに 丁度お彼岸に咲く彼岸花にはびっくりする。

日照時間で咲くと聞いてからも 植物の不思議は深まるばかり。

暑さ寒さも彼岸までとは よく言ったもの。

春分 秋分 昼夜同じなのに 春分の頃は
まだ寒く昼過ぎに 暖かさを感じ…
秋分の頃は 夜の涼しさに秋を感じる。

初秋の庭には 彼岸花と萩の花の賑わい。