炊き立てのご飯に、えのきだけの味噌汁
納豆 ほうれん草のごま和え 生たまご
漬かり具合がちょうど良い ぬか漬け
梅干し 錦松梅
おばあちゃんは、この一週間 朝、昼、晩、息子が支度を
してくれる食事にあずかっている。
おばあちゃんの人生の終楽章に
思い掛けないお客さまが来宅。
お客さまは 帯状疱疹。
高齢者には厳しい病。
今は、この病の経過を辿るしかない。しかたがない。
終楽章を元気を出して 明るく楽しく奏でるつもりよ。
日暮れが日に日に早くなった。
りんごも みかんも味がふかくなって美味しくなった。ご飯も美味しい。
明日は雨の予報ーー荒れるらしい。
開ききった秋明菊も雨風では 散ってしまうだろう。
紅色の貴船菊を植えた覚えはなく 毎年お気に入りのところに
顔を出して花を見せてくれる。ぐしゃぐしゃの藪が好きみたい。
ほととぎすはこれから楽しめる。
旧友から ごもんを入って石段の左にある地味な花の名前は何？？？
ほととぎすのことかしら？ そうよそうよほととぎすよ。
思い出せなくてね。
旧友の心の中に ほととぎすの風情を覚えていて下さることが
嬉しかった。
19日の今日は 妹の誕生日。
おめでとうの電話に、ありがとうの元気な声にほっとする。
最近は腰を痛めて、歩けない食欲もないと聞いていたのでとても心配だった。
食べられそうなもの、食べてほしいものを箱にいれて宅急便で送る。
今日の誕生日に今荷物を受け取って嬉しかった。ありがとうの電話を受ける。
気持ちは元気よ。と明るい声。良かった！
姉の私よりも優しくて、賢くて、何物にも流されない強さを持つ大好きで仲良しの妹。
少女時代には、食べるものもなく、まりつきお手玉でよく遊んだ妹。
ピアノも姉の私よりもずっと上手くて
私が嫁ぐ頃は、シューマンの謝肉祭全曲や、シユーベルトのさすらい人を弾いていたのが耳に残っている。
姉がいて、妹がいて本当に有り難くて幸せよ。
紅玉のきれいな色に見とれる。
皮をむいて 紅玉をコンポートにする。
むいた皮の 色をいただく。
皮を少しの水で炊いたらきれいな色が出る。
色が出た水分に砂糖を入れてリンゴを炊く。
おばあちゃんの食卓のデザートに そのまま食べることもあるけれども
ヨーグルトに入れるのも美味しい。ちょっとオリゴ糖を入れても美味しいよ。
チュウリップ20球 アネモネの小さな球根１５個を
植えることが出来た。
秋海棠 なでしこも可愛い花を見せてくれる。
夏の猛暑で石蕗の葉が次々に枯れてしまふので 今年は石蕗の花は
咲かないかもと心配していたら 沢山のつぼみが生まれてきたのでうれしい。
幼い時の庭で沢山の石蕗の花に囲まれていたので 懐かしさなのか
石蕗の花が大好き。
お向かいのご主人が 明日から寒くなりますよ。気をつけてーー
と、声をかけてくださる。
寒くならないうちに あれもこれも、しておきたいことがたくさんよ。