おばあちゃんのコクラ日記

ピアノとぬかみそ 台所からの風景

おたまじゃくし

2019-09-04 21:17:30 | 日記
明治34年生まれの父が
熊本から 東京の大学に行ったのは大正時代……

友人の中に 讃美歌を見て歌っている人がいた。そのおたまじゃくしを見て
どうして歌えるのか?と聞くと…

これは 楽譜で 音の高さも長さも 約束があって歌えるのだと聞いてびっくり。

そこで 自分の子どもには 讃美歌を見て歌えるようにしてやりたいと思ったと聞く。

娘が生まれると 大きな教会にあるようなオルガンが家にやって来た。姉達二人は オルガンでお稽古が始まった。

昭和14年頃に 映画(オーケストラの少女)を見て感動した父は 感動したその足で 町の楽器店のピアノを …

コレクダサイ と

今度は ピアノが我が家にやって来た。

当時は 借家一軒と ピアノが同じ値段だったと聞く。

父の願いだった おたまじゃくしは
読めるようになって 讃美歌を見て歌えるようになれた。

母は メゾソプラノの綺麗な声で讃美歌を歌い 子供の友の中の歌を沢山歌ってくれました。