日常の中に

昨日も今日も雨。朝の草取りはお休み。

里芋の皮をむいて　牛蒡をささがきにーー

おばあちゃんの日常は　家事を少しずつこなしていくこと。

重いものが持てない、足下も危ない。

いろいろ難しいことが出てきたけれども

有難いことに　ピアノが弾ける。

この頃は　夕食の支度をして息子が帰宅をして

一緒に食事をするまでの時間　1時間から2時間

ピアノに向かう。

この頃は　バッハのフランス組曲　5番

モーツァルトソナタ４番　Ｋ、282 全楽章

又あしたを　楽しみに。

芍薬

有難いことに　今年もしゃくやくに会うことができた。

手入れも届かないのにつぼみが生まれて

だんだん膨らんで来るのを見て　咲くのを楽しみに待つ。

昨日の朝　咲いているのを嬉しく眺める。

いつもよりも花が小さい。

仏様には　大きな花よりも小さい方が良いと

息子が言ってくれる。

花が終わったら　ありがとうの肥料を与えなければーーね。

茶の間便り

五月になりました。カレンダーの五月は友人の

幸子さんから頂いた　岩崎ちひろの暖かい世界。

庭にはクロアゲハ　キアゲハ　モンシロチョウが舞

ベランダには三匹のトカゲが一緒にお出まし。

ゼラニウムの赤　卯の花の白　紫と黄のパンジーと賑やか。

何も植えていないプランターは草がちょろちょろ。

おばあちゃんには　これが大事なプランターなのです。

ちょっと穴ぼこがあるでしょう。

周りは砂や小石でぐしゃぐしゃ。このプランターに

毎日　スズメが砂浴びに来るのです。

可愛いのよ。

お昼までは　雲ひとつない青空でした。

空を見ていたら　八木重吉の詩を口ずさんでいました。

　　　天というのは

　　　あたまのうえの

　　　みえるあれだ

　　　神さまが

　　　おいでなさるならあすこだ

　　　ほかにはいない

おばあちゃんは　茶の間だけのゴールデンウィーク。

茶の間の世界の広いこと。