瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

歌え!!アニソン!!~超時空世紀オーガス~

2007年11月22日 21時42分39秒 | アニソン
――イッツ・ア・スモール・パラレル・ワールド。




――ズオッ…!

「オーガァス…!!」

――ズズウ~~~~~~~~~~~~…ン♪
          …ジャ・ジャ・ジャ・ジャ・ジャ♪

「オーガァス…!!」

――ズズウ~~~~~~~~~~~~~~~~~~…ゥゥン♪
       …ジャジャ・ジャジャ・ジャジャジャ・ジャジャジャジャ…♪

「オーガァス…!!」

――ズズウ~~~~~~~~~~~~~~~~~~…ゥゥン♪
       …ジャジャジャジャ・ジャ・ジャ・ジャ…ジャ…ジャッ…♪

白い~闇ぃ~のぉ~なぁかでぇ…♪

密かぁ~にぃとぉきは…流ぁれてぇ…♪

浅い~眠ぅりぃのぉなぁかぁ…♪

遠くにぃ~♪ きぃみのぉ♪ 微ぉ笑み…♪

――ジャーーン♪

見うしぃなぁったぁ~~~♪ こころぉのたぁ~びぃ~じぃ~~~~~~~~…♪

――ジャ・ジャ・ジャ・ジャ・ジャジャン♪

フェーアユーゴーインツ♪ フェーアユーカミィングホーーム♪

――チャ~チャチャッチャ♪チャ~チャチャッチャ♪

ひぃ~かり溢れる未ぃらぁ~い求めぇ~てぇ♪ ウォ~ウォ~♪

フェーアユーゴーインツ♪ フェーアユーカミィングホーーム♪

――チャ~チャチャッチャ♪チャ~チャチャッチャ♪

とぉ~きの流れっ♪ 乗ぉ~り越えっ♪

――ヴーーン♪

こぉ~の大空っ♪ 駆ぁ~け抜けっ♪

――ヴーーン♪

こぉ~の手で創ろうあ~たらしい世界~~と♪ 愛~のう~た~を~~~~~~~…♪

「オーガァス…!!」

…タン♪タ~ララン…♪タン…♪タ~…♪
――キュウーーーーーーーーー……!!




1983年7/3~1984年4/8迄、毎日放送をキー局にTBS系で放映されたアニメ。
マクロスの後番で、同じ「超時空シリーズ」と銘打たれたけど、制作は何故かマクロスとは違い、東京ムービー新社でした。
これは一説によると、マクロスの作画があまりに崩壊してた為、怒ったTV局がタツ○コプロを降板させたからだとか…まぁ確かに酷かったけどね。(苦笑)(けどそれなら、『オーガス』の後番にして超時空シリーズ最終作『サザンクロス』の制作は何故タツ○コに戻されたのだろう??)
もっともメインで制作してたのは、マクロスに引き続きスタジオぬえ&アートランドのスタッフ。
キャラデザも同じ美樹本晴彦氏が行ってる為、見た目マクロスによく似て思えます。


OPタイトルは『漂流~スカイハリケーン~』、作詞は三浦晃嗣氏、作曲&歌はケーシー・ランキン氏。
カンザス州生まれの在日外国人ミュージシャンが作っただけあって、和製ポップスとは雰囲気まるで違う歌です。
段々盛上ってく構成が素晴しく、アニソン史に残したい名ソングじゃないかと。(イタダキマンの後…音が出ます→http://www.youtube.com/watch?v=UJnjsmLCvr4)


西暦2062年――地球は軌道エレベータの所有権を巡り、2つの陣営に分かれて争っていた。

主人公相沢耕平(←は『軽シン』の主人公)…もとい『桂木桂(かつらぎ けい←山本山みたいな名前だな…)』と親友『オルソン』は、所属する自由宇宙軍(フリーダム・スペース・コープス)から受けた任務により、最新のD兵器『時空震動弾』を使って軌道エレベータのエネルギープラント破壊作戦を敢行する。

しかし実は未調整だった爆弾(←なら持たすなよ)を作動させてしまった結果、時空が甚だしく混乱…地球はまるでモザイクの如く無数の世界・種族が共存する「相剋界」と化してしまう。

そして桂自身も時空転移に巻き込まれ、時空振動弾破裂より20年後の世界に吹飛ばされる。

そこで桂は『エマーン人』と言う触覚を持った人種のキャラバンに拾われ、自分が『特異点』と呼ばれる存在だという事を知った。

『特異点』――それは時空の混乱を解消する切り札と推測され、各勢力が奪取を目論んでいる存在だ。

拾って貰ったキャラバンに美女が多かった為、取敢えず行動を共にする桂…だが彼の前に、あの日生き別れた親友『オルソン』が、『アテナ』と言う少女を連れて現れる。

その少女は、なんと桂の娘だった。

桂と、桂の恋人(の1人)『ティナ』との間に産れた子供だったのである。

そして『オルソン』もまた、桂と同じ『特異点』と呼ばれる存在だった――


……前回紹介した『プラレス3四郎』に負けず劣らず、アニメ史に於いてかなり特異な作品と呼べるんじゃないかと。(作品自体が正に『特異点』)
あまりに斬新な世界観だった為、今一マイナーに終り、追随者が中々現れない点でも似ている。

モザイクと化したパラレル時空混乱世界。
トンネルを抜けるとヨーロッパもびっくりの異世界。
パラレルワールドが同時に発生して、地上に現れたと考えてくれれば…。
各世界は他と異なる生態系を持ち、異なる人種が独自の文化を発展させてってる訳ですよ。
それをアニメで表現しようってんだから凄い。
さり気に余談だが真昼間近い放映時間にべっどしーんから始めたのも凄い。
エマーン、チラム、ムー、アトランタ、ファンシィ…登場させる世界の数だけ、文化や歴史、人種等を設定しなきゃならんのだから、非常に手間がかかりますよ。
「意欲作」と片付けるには惜しいくらいだ。

…しかし労作の割にはウケなかった。(まぁ世の中そんなもんよ)

玩具も売れんかったそうで。
前作マクロスの上を行く4段可変ロボ『オーガス』は、しかしマクロスの『バルキリー』程インパクトは得られず、顔のデザインが恐いと子供が泣き出した等、散々な評判に終ってしまったらしい。

……そんなに恐いですかね?(汗)→http://members.at.infoseek.co.jp/inukakure/org.htm

未だビデオで収益上げる事が出来ない時代、玩具が売れないのは致命的。
そしてあまりに凝ったSF設定が難解だと、アニメファンからの人気もマクロスほど獲得出来ず…結局1年間放送もたずに全35話で終ってしまったのでした。

しかしあの最終回は凄いと思う。
或る意味卑怯だが、スタッフの開き直りを感じた。(笑)
レンタル店にビデオが出てたら、是非鑑賞して欲しいです。

アンドロイドのモームが好きでした。

「…だって桂様…ミムジィさんが死んだら、悲しむでしょう…?」(←うろ覚え)

あのシーンには泣いた…神レベルの作画も有って、ボロッボロに泣いたよ…。

TVの再放送で観たいんだがな~~。(ネット配信だとブチブチ切れるから、のめり込み難いんすよ)


…しかし『超時空シリーズ』って銘打っときながら、ちっとも連続してないよね、このシリーズ。(笑)



参考)…フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』等。
コメント (2)
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