瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

歌え!!アニソン!!~魔法の天使クリィミーマミ~

2007年11月23日 23時46分15秒 | アニソン
――芸能人は、歯が命。(←古いナ~)




――キュウーーーーーーー……ン!!

……パァ~~~~~~~♪

――ッジャーーン♪――ッジャーーン♪

ペェ~レレレレレレレェレレェ~レレッレレレレェ~~~~♪
――ジャーーン♪ ――ズン♪

お~とっこっのっこと違ぁう♪ 女の子って♪

――ポポッ♪――ポポッ♪

好ぅ~きっとっきぃらいだけっで♪ 普通が無いのっ♪

――ポポッ♪――ポポッ♪

――ジャジャン♪

でぇ~も・好ぅきぃ~にぃ~なったら♪――ピッピッピリッ♪

い・く・つ・かの♪ 魔ぁ~法~ぉを見っせぇるわ♪ 本当~ぉよ♪

――ジャジャン♪――ジャジャン♪

――キュウーーーーー…ン!!

――ズン・ズン・ズン…♪

そ~~・お~~・よ♪ 女のっ子の♪ ハーー・ト~~・は♪

――ピッ♪ピッ♪ピリリリィ~~~♪

星ぞぉらに♪ つ・きの♪ 小ぉぶぅねぇ浮~かべ♪

――ジャララジャララジャララジャ~~~…♪

ゆぅ~~めぇ~~を♪ 探すこっとも♪ 出ぇ~~・来ぃ~~・るぅ…♪

――ピッ♪ピッ♪ピリリリィ~~~♪

デリケートに好きしてぇ~♪ デ~リ~ケ~ェトに♪

好ぅきしてぇ♪ 好ぅきしてぇ♪ 好ぅきしてぇ♪――ズズズズズズズン♪

――ッジャーーン♪――ッジャーーン♪

ペェ~レレレレレレレェレレェ~レレッレレレレェ~~~~~~…♪
――ジャーーン♪ ――ズン♪




1983年7/1~1984年6/29迄、日本TV系で放映された、ぴえろ制作魔法少女シリーズの第1作。
アニメ史上で数えると9作目に当たる魔女っ子アニメです。

OPタイトルは『デリケートに好きして』、作詞&作曲は古田喜昭氏、編曲は大村雅朗氏、歌ってるのは伝説の超音波ボイス太田貴子氏。
OP映像は『うる星』の作画で人気を呼んだ森山雄治氏が担当。(音が出ます→http://www.youtube.com/watch?v=dhztgRDZYtE)(後期のものだが…)
氏が手掛けただけに、女の子がとても可愛く描かれてます。
余談ですが『カードキャ○ターさくら』の1番目のOPが、マミのOPに雰囲気似てる様な気がしたり。
尚、残念ながら森山氏は、マミ本編の作画にはノータッチで終ってます。


くりみヶ丘に住む10歳の普通の女の子『森沢優』は、或る日空に浮ぶ不思議な箱舟を見付ける。

箱舟は夢の星『フェザースター』の住人、『ピノピノ』の物だった。

ピノピノは言う――夢嵐に巻込まれ、帰り道を見失っていた舟を、君が見付けてくれたお蔭で助けられたと…。

そのお礼として、優は1年間だけ使える魔法のステッキを貰い、お目付け役の使い魔『ポジ(桃白のメス型仔猫)』&『ネガ(青白のオス型仔猫)』を預けられる。

ポジ&ネガに教えられた通り、呪文を唱えてステッキを振り回すと、あら不思議――

――優は魔法の力で16歳位の美少女に変身してしまった!

変身した姿で街を歩いて居た所、芸能プロダクション『パルテノンプロ』の若社長『立花慎悟』にスカウトされ、人気アイドル『クリィミーマミ』として活躍する事になった優。

しかし彼女の心は複雑に揺れる。

だって大好きな幼馴染の『大伴俊夫』が、変身した自分(マミ)の大ファンになってしまったのだから……。

「マミは自分なのに…!」

でもそれは、誰にも言えない秘密。

他人に正体がばれたら、2度と魔法が使えなくなってしまうのだ…!


ミンキーモモ』で復活の狼煙を上げた魔女っ子アニメは、この『クリィミーマミ』によって軌道を確かなものにします。
モモが型を作ったとしたら、マミはマニュアルを作ったと言えますか。
モモ・マミ以前の魔女っ子は万能魔法が主流だったけど、モモ・マミ以降は変身魔法が主流となってる点を見ても明らか。

マミは、モモが最終回近くで出した「魔法=万能ではない」という結論を、より突き進めて表現した作品なのです。

ただ踏襲しただけじゃない。

「昔々の何処かの国の何処かの街の物語」という、メルヘンな体裁を取ったモモとは対照的に、マミはあくまで「現実的な日常劇」を描いて見せた。

舞台はマミが放送してた時代の「現在」。
主人公は毎日小学校に通う、普通の10歳の女の子。
通ってる学校の名前は「私立セントレミー学園」。
住んでる場所の名前は東京都内に在る町「くりみが丘」。
家は『CREAMY(クリィミー)』と言う名前のクレープ屋さん。
近所に住む4つ年上の幼馴染『大伴俊夫』に、密かに片思いしている。
1973年10月10日生まれのB型。
好きな食べ物はクレープとチーズグラタン。

…等々、当時流行していた風物を取り入れ、これでもかってくらい細かく設定されとるのですよ。
そうする事によってモモとの差別化を図り、作品の特色を出そうとしたのかも知れない。(マミ放送開始当時、モモは終ったばかりで人気が根強く残っており、熱狂的モモ派の中には「マミはモモのパクリ」と厳しい意見を吐く輩が居ったのです)

メインは優の日常生活に置かれ、そこに不思議な存在や魔法が絡む。
魔法や不思議な何やかやは「サブ」って訳ですよ。
リアリティを重んじる風潮の時代…この表現法が多いにウケた。
以降、ぴえろ魔女っ子は、ひたすらリアル路線を突っ走る事になる。

その話はエミの回にでもまた…。


ぴえろにとって、マミは初のオリジナルアニメ。(それ以前に制作した『ニルス』・『うる星』・『マチコ先生』・『スプーンおばさん』は原作付だった)
その為か、かなりの意気込みが感じられました。

メイン脚本は『うる星』で人気を呼んでた伊藤和典氏。
キャラデザも同じく『うる星』で名を売った高田明美氏。
お蔭で見た目といい、筋立てといい、『うる星』に近い雰囲気を醸す作品になりまして。
当時大勢居た『うる星』ファンに、放送前から注目させる材料となったのです。(笑)

主人公優の髪の色は、贅沢にも3色使ってる。
これは高田明美氏が強く推しての案だったそうですが…受け容れたってのが凄い。
当時は手塗りの時代、絵の具を増やせば手間も懸るし、費用だってかかるのに。
それを当時のぴえろ社長は、「主人公なんだし、3色くらい良いか」って許したっつうんだから太っ腹。
「主人公は出番が多いから駄目」って怒る方が普通だと思うんすよ。

変身シーンも使い回さず(業界用語で「バンク」と言う)、毎回描き下ろしてたんだから偉い。
バラエティ溢れる変身シーンは、アニメ誌で特集されるほど話題を呼んだのでした。

ぴえろが最も輝いてた時代だったかも知れない。




――チャッチャン♪

ダカダカダ~ダ~ダ♪ダカダカダ~ダ♪――チャンチャン♪

ダカダカダ~ダ~ダ♪ダカダカダ~ダ♪――ズンズズン♪

パァ~ラァ~~ラァ~ララァ~~~♪

パァ~~ララァ~~~♪

パラララァ~ラ♪ラァ~~~…ララァ♪
          …ズズズズズズン♪

指で千切ぃった花弁♪ 風ぇにっ飛ぶ♪

――ポポッポッポッポポン♪

好きと嫌いを行ったりぃ来たり♪ 貴方の心を聞くのよぉ…♪

傷付く事を恐れて…♪ 居ちゃぁ~駄ぁ目よ♪

――ポポッポッポッポポン♪

恋はフィーリング♪(フィーリング♪)

愛はタッチング♪(タッチング♪)

さり気無くぅ…♪

――パラララララァ~ラァ~~ラァ~~~~♪

みぃ~かぁ~づ・きぃ~~~のぉ…♪――チャチャン♪

ブ~ウ~メェ~ラァ~~ン♪(ア~~~♪ア~~~~♪)

揺ぅ~らぁ~れぇ~ながぁ~ら…♪

貴方へ飛ぶぅ~わぁ~~~~~♪

何時でぇ~もぉ~ラヴィング♪

あ~いして居る♪ 事を感じぃ~たい~~~♪
               (ハァ~♪ ハァ~♪ ハァ~~♪)

誰もぉ~がぁ~ラヴィング♪

こ~~いして居るのっ♪

夢を見ぃ~て居る♪

――ジャラララ~ラ~ラッ…♪




2番目のEDタイトルは『LOVEさりげなく』、作詞は三浦徳子氏、作曲は小田祐一郎氏、編曲は西村昌敏氏、歌ってるのは勿論太田貴子氏。

なして1番目のEDを採り上げないかっつうと、単純に好みの問題でして。(笑)
ミュージックビデオ風の映像が、作品の雰囲気に良く合ってる気がする。
描いてるのは阿部司氏…『うる星』の8番目のED(←『エヴリディ』)映像を手掛けた方です。
花弁が散るシーンが幻想的で綺麗。
むしる仕草がリアル。(音が出ます→http://www.youtube.com/watch?v=1Uxre4DDcKI&feature=related)


さて『マミ』と言う作品は、『太田貴子』氏をアイドルとして売るプロモーションの狙いも有りました。(外れたけど…)
その為太田貴子氏は、歌だけでなく、主人公の優(マミ)役をも務めたのです。
作品中でアイドルを育成してくコンセプトは、『マクロス』が初めて行ったものですが、マミはよりストレートに表現してみせた。
TVアニメ史上初、リアルに芸能界を描いた作品でも在るかと。(昔『ピンクレディー物語』なんてアニメが在ったが…リアルじゃあなかったもんね)

普通の女の子が魔法の力でスーパーアイドルに変身。
「魔法の力」を「TVの力」と置き換えれば…真リアルに有得そうですよね~。
実に画期的アイディアだったと感じますです。

ただ何と言うか……『太田貴子』氏を選んだのは、誰だったのだろうかと…。(汗)

いや~~、あの声は凄い。
初めて聴いた瞬間、チャンネル変えたもんね。(笑)
あの破壊力は、むしろリン・ミンメイ役に相応しかったんじゃないかと。
マジでプロト・カルチャー、ショックは大きかった。
結局本放送時はこの声が原因で2度と観ずに終り…再放送で観たんですよ、自分。
とは言え『太田貴子』氏、努力家だったらしく、後半かなり演技上手くなってました。(始めと比較してですが…)
歌もどんどん上手くなってったもんなぁ。

或る意味あの声は、1度聴いたら忘れられんインパクトを備えてるけど。
もしもマミがリメイクされるとしたら(いや絶対しないで欲しいけど)、マミ役は彼女にして欲しいと思わなくもないけど。(いや無理なら普通の声優さんにお願いしても構わないですけど)
やっぱり素人演技(だけじゃなかったけど…太田氏の場合)は、観る気を極限まで殺ぐもんですよ。(苦笑)


…マミは思い入れ強い作品なので、『うる星』同様、お奨めエピソード挙げつつマニアックに語りたいと考えてます。(持ってるデータが少ないんで、『うる星』程には語れないけどね)

そんな訳で――待て次回!(笑)



参考)…フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』&ぴえろ魔法少女シリーズ公式サイト(→http://pierrot.jp/title/magicgirl/cate01.html)、他。
コメント (2)
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