瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

08年、クリスマスには歌を歌おう♪その11

2008年12月25日 21時12分52秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
遅くなったけど皆で乾杯しましょ!

――メリークリスマーース♪♪

今年も貴方とこうして祝えて嬉しいわ♪

世間一般ではイエス・キリストの誕生日を祝う祭で、語源はずばり「キリスト(救世主)のミサ」。
ちなみに「Christmas」を「Χmas」とも表記するのは、ギリシャ語で「Χ」はキリストを表す語だから。
何れにしろ意味は同じで、「救世主のミサ」なのよ。

けれど此処まで読んでくれた方なら解る通り、その裏にはイエス誕生以前の古い歴史が在る。
心の中で何を祝うかは、人によってそれぞれ。
ただきっと、誰もがこの日に感謝するのは、「光」の誕生ではないかしら?

さてと…此処からは何時もの、クリスマスに訪れるマレビトの紹介よ。

オーストリア、ドイツ南部、スイスやアメリカの一部では、「クリスト・キント」と呼ばれる存在が、クリスマスの日にプレゼントを贈る役目を担ってるわ。
「クリスト・キント」とはドイツ語で「幼児キリスト」を意味しているの。
その名の通り幼い天使の様な神々しい姿で、宝石を鏤めた冠を頂き、薄いベールを被り、手にはクリスマスの枝を持ち、白く光り輝くローブを纏っているとイメージされてるわ。
クリスマスイブには、クリスト・キントが金の翼を羽ばたかせて出現し、枕元にプレゼントを置いてくの。
だから子供達はクリスト・キントの為に窓を開けておくんですって。
プレゼントを置いたクリスト・キントは、ベルを鳴らして知らせてくれるそうよ。

このキャライメージを形作ったのは、宗教改革者ルターだと伝わってるわ。
彼はキリストではなくサンタクロースを持て囃す世情に眉を顰め、「全ての善き物はキリストから与えられるべき」と説き、サンタクロースに対抗するキリストキャラを生出したんですって。
それなりに習慣付いたけど、サンタ以上の人気は呼ばなかったみたい。

後にクリスト・キントがアメリカに持込まれた際、発音が訛って「クリス・クリングル」に変り、ほぼサンタに吸収合併されてしまったの。
今では「クリス・クリングル」=サンタの別名と考えられてるけど…これには1947年公開した「三十四丁目の奇蹟」という映画の影響が有るみたい。
ルターが現代に現れて知ったら、がっかりするかもしれないわね。

といった所で11曲目のクリスマスソングの紹介よ。
オーストリア聖ニコラ教会で生れた不滅のクリスマスキャロル。
聖なる夜に聴くにはぴったりだと思わない?

曲を聴きながら、今日はこれでお終い。
それじゃあ皆、次回も楽しく歌いましょうね♪




                    【きよしこの夜】 


聖し♪ この夜♪

星は♪ 光り♪

救いの御子は♪

御母の胸に♪

眠り給う♪

夢安く♪


聖し♪ この夜♪

御告げ♪ 受けし♪

牧人達は♪

御子の御前に♪

額づきぬ♪

畏みて♪


聖し♪ この夜♪

御子の♪ 笑みに♪

眠りの御世に♪

明日の光♪

輝けり♪

朗らかに♪


【英詞】

Silent night♪ holy night♪

All is calm♪ all is bright♪

Round yon Virgin♪ Mother and Child♪

Holy infant so♪ tender and mild♪

Sleep in heavenly peace♪

Sleep in heavenly peace♪



…毎度ようつべから引っ張って来ました。(→こちら

本当は12/25の午前零時ぴったりに上げたかったんだけど……間に合わんかった。
現代じゃ当日より前夜の方が賑々しく祝ってるイメージですが、これは遠足当日より前夜の方が楽しいのと同じ理屈からでしょう。
てゆーか本来のクリスマスは12/25~1/6迄の十二夜を指すというに、12/24以前はクリスマスと呼ばない事を日本は知らんぷりしている。
まぁ日本の場合、大晦日&正月が押し迫ってるしな…。
和洋中全ての行事を取り込み楽しんじゃう日本のいいかげんな体質は、外からは眉を顰めて見られそうだが自分は嫌いじゃない。
国民生活と政治が一宗教と完全に結び付いてしまうのは結構怖いと思う。


写真はハウステンボス、ホテルヨーロッパロビーで、この時期夕方5時~行われるキャンドルサービス。
以前にも写真撮って紹介した気はするけど…。(苦笑)
ちなみにハウステンボスでは、本式に則って1/6迄クリスマスイベントを開催してます。

――皆で遊びに行こう♪(笑)
コメント
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