瀬戸際の暇人

今年も休みがちな予定(汗)

09年冬、ハウステンボスが灯す光5

2010年01月24日 20時58分37秒 | ハウステンボス冬の旅行記
新型インフルに罹ったせいで2週間近く会社休んだけど、有休貯めてたお陰で1日しか休んでない事になってるミラクル。
普段ハウステンボスやら那須やら遊びに行ってばっかなイメージ持たれてるだろうが、その分土日に仕事引き受けたりと案外働き者な自分。
正に不幸中の幸いだけど、病気で使う破目になろうとは…すげぇ悔しい。
ハウステンボスに行く為に、4月からまた地道に有休貯めてこうと決意しつつ、前回の続きで御座います。
気付けば春は直ぐそこ、焦り気味で1日目のレポを終らせる積り。(汗)



17時頃カメラ電池の充電を切り上げ、自分も外へ出掛ける事にした。
ハウステンボスの夕景は絵葉書にしてポストに投函したくなる美しさ。
黄昏時の散歩は欠かせないのである。



↑ホテル横に建つ水門から、沈む夕陽を見送った後、港街スパーケンブルグまで、海沿いに歩いて行きました。



↑道の途中に在る、前回紹介したオークラウンジへの裏口。
スパーケンブルグ方面からホテル・アムステルダムに入るなら、此処からが近くて便利です。



↑ビネンスタッドとスパーケンブルグを繋ぐスワン橋から眺めたマリーナ。



↑反対側に振り向けば、隣り合って架かるハーフェン橋、迎賓館が視界に入ります。



↑船がバスの様に行き交うハウステンボスには跳ね橋が4つ在る。
ひょっとしたらもっと在るのかもしれない、詳しくは知らないけど、通常の観光客が確認出来るのは4箇所。
写真のスワン橋、その隣に架かるハーフェン橋、ミュージアムスタッドとビネンスタッドを繋ぐヴィンセント・ファン・ゴッホ橋、その隣に架かるカロヨン橋。
スワン橋とヴィンセント・ファン・ゴッホ橋は真ん中からパカッと割れて持ち上がるタイプ。
ハーフェン橋とカロヨン橋は見た目普通の橋、しかし船が下を通る時は橋全体が約90度起きる。
間近で観るとかなりの迫力、タイミング良く出くわしたら、素早くカメラの御用意を。



↑橋を渡った先には橙色の外灯がポツポツ灯り出したオレンジ広場。
花火会場でもある此処は、夜8時近くなるとビックリするくらい混雑する。
…いやまぁ火曜午後~金曜午前は場内かなり寂しいハウステンボスですが(汗)、パークの広さが仇になって少なく見えるのも有るんですよ。
夜花火を観に集合した客を見て、結構居た事に驚く人は多かろう。
朝~夕は拡散しちゃうから、人が居る事に気付かないという。
とは言え平日はやっぱり少ないですが…しかしお陰で得する事も多い!

この日の夕方散歩の途中、スパーケンブルグに在るアクティビティセンターに、自転車を借りに行ったのです。
アクティビティセンターと言う所は現在主に場内宿泊者向けに、レジャー総合案内所として営業中でして、レンタサイクル等を受け付けてたりします。
(詳しくはこちらを→http://www.huistenbosch.co.jp/event/activity_09win/center.html)
営業時間は通常13:30~21:30迄。
レンタサイクルは13:30~貸出て20:30迄に返却する終日レンタルと、20:30~21:30の間に貸出て、翌日13:00~13:30迄の間に返却するオーバーナイトレンタルの、2コース有り。 
料金は1台につき1,000円、別途保証金1,000円必要だけど、故障鍵の紛失等無ければ返して貰える。

んでまぁ良く調べもせず(汗)オーバーナイトレンタルコースを頼んだんですが、上記の説明通り20:30~21:30の間で貸出が決まりになっていた所を、この日は「人が少ないからいいですよ~」って事で、17時少し過ぎから貸して貰っちゃったんですよ。
通常より約3時間多く借りても値段変わらず、このアバウトさがハウステンボスの良さっつか、人が少ない日だからこそ有得たサービスという。(笑)
けど活気の有る方が好みなら金土日、それも夏休み冬休み春休み中をお勧めする。
オンシーズン中は流石に場内混雑するし、イベントや飲食処もオフシーズン中よりかなり増えるんで。
つまり遠方からの客が多い場所って事…近隣に住む方、もっとじゃんじゃん遊びに来て下さい。



↑朱と紺のグラデーションに染まった空の下、デ・リーフデ号は静かに波間を漂う。



↑ライトアップ前のドム・トールン。
自転車だと短時間で場内スイスイ廻れる。
翼を手に入れた私はビネンスタッド地区のショッピングモール「マルシェ・ド・パラディ」まで走り、「ラフレシール」でキャラメルチーズケーキと佐世保豆乳ロールケーキを買ったのでした。
ロールケーキについては後日紹介予定。

17時50分が近付いた所で、母から携帯に呼び出しを受けた。
一緒に点灯式を観ようって事で、会場のアレキサンダー広場に駆け付ける。



↑広場には賑やかなクリスマス市が立っていた。
ヨーロッパから輸入したオーナメントやキャンドルを売る店、クリスマスにぴったりのホットドリンクを売る店等々。



↑夏に出した屋台をクリスマスバージョンにして使い回してる辺りが微笑ましい。
エコブームの昨今、リサイクルは大事です。
茶化して申し訳無いが、キラキラ光る市はメルヘンで可愛く感じられたです。



↑ヨーロッパのクリスマスでは定番のホットドリンク、グリューワイン。
甘く味付けされててジュースの様に飲み易い。
浮かべたレモンスライスの香りが、立ち昇る湯気に乗って鼻を擽る。
飲物を買ってステージ席に向う所で母に呼び止められた。



↑母は後方、ストーブ近くのステージ席を、しっかり陣取っていた。
07年冬に設置して好評を呼んでたストーブが今年復活してたのは、とても嬉しかった。
お陰でホカホカ温まってステージを楽しめましたよ。
スタッフ、グッジョブ、願わくば毎冬設置お願いします。(光熱費嵩みそうだけど…)
更に我侭言うならスカイ・ステンドグラスも復活させて欲しい。
実に美しく、目に焼き付いているので。

さてこの街の点灯式はプロポーズ大作戦。
ネットから応募したカップルや夫婦(以外も有り?)を1日に1組呼んで、告白して貰うという愛のステージ。
(詳しくはこちら→http://www.huistenbosch.co.jp/event/hikari2009/party_square/index.html#light)
私らが観た日は先ずサックス演奏者がサンタと共に登場。
演奏してた曲は「サンタが町にやって来た」、「赤鼻のトナカイ」、「ハッピークリスマス」の3曲。
観客に陽気な挨拶をしてステージに上がるサンタ。
ステージに歌のお姉さんお兄さんが登場して、観客の中から選んだ子供に、15個の鐘が付いた円形カロヨンを回転して貰う。
ちなみにこの円形カロヨン、休館中のカロヨン・シンフォニカに展示してあった物だったり。
辺りに響く涼やかな音色、直後ドム・トールンが華麗にライトアーップ!
続いてカップル登場、何でも交際して1年目で、彼女の誕生日が近い事から、彼氏はハウステンボスでの愛の告白をプレゼントに考えたらしい。
熱いねぇ、若者よ。
驚き喜ぶ彼女、照れつつも告白を笑顔で受ける、一緒に円形カロヨンを回転させ、鳴らしたのを合図に、いっぺんに煌く街並み。
カップルはサンタクロースと記念撮影した後、観客から祝福の拍手を受けて退場。
歌のお姉さんお兄さん、「清しこの夜」を歌う、素晴しく綺麗な歌声でした。
歌い終えた所で、皆さん注目して下さいとばかりに、広場に立つゴールデンベリーツリーへ手を伸ばす。



↑すると巨大なクリスマスツリーが金と赤の星を宿して燦然と輝いたのでした。
この一瞬に毎冬感動してしまう。
クリスマスシーズンは終ったけど、現在もアレキサンダー広場での点灯式は続けられてます。
この場内1背高なツリーだけは、チューリップ祭までライトアップさせられるんですよ。
開始は17:50~、2/1~は18:20~、街が輝く一瞬を観に来て下さい。

式終了後、母と共に街のイルミネーションを観て廻りました。
母もしっかり自転車をレンタルしてたので、一緒に夜の街をサイクリングサイクリング、ヤホーヤホー。
17時位まではトワイライトな夕景色に包まれてた街並みも、何時の間にやら夜の帳が下ろされ真っ暗。



↑オレンジ広場に立つギャザリングツリーは、青緑金赤とクルクル色を変えて輝く。
毎冬人気が高く、引切り無しに記念撮影者が立つんで、写真を撮るのに苦労するんだ。



↑リニューアルした光の宮殿を未だ観た事無い母を連れて、パレス・ハウステンボスに向いました。



↑星を敷き詰めたような宮殿の前庭。
しかしこの美しさはまだ序の口である。
さぁ、黄金色に煌く宮殿を潜り抜けて、後庭に参りましょう。



↑これがハウステンボスの誇る光の庭園。
池に映る影も黄金色で、御伽噺に出て来るお城の様にファンタジック。
リニューアルした庭園は、更に15分毎にその輝きを変える。
「ジュエルライティングショー」と言って、音楽とシンクロしたライティングショーを披露するのです。(ショーの時間は約5分)
丁度来た時に始まりまして、急いで階段上って観たんですが…何度観ても見惚れてしまう。
母は「これを観ただけでも来た甲斐が有った!」と感動していた。
曰く花火よりも感動したそうな。(そこまで…)



↑庭を囲む回廊を通れば、更なる感動が。
例えるなら星の雫が天井から降って来る様な…思わず知らず無口になって廻ります。
この美しさは悔しいけどカメラで撮影出来ない。
ウロウロさんのブログにジュエルライティングショーの動画がアップされてるので御覧下さい。
ジュエルライティングショーは1/31迄は18時~19:30、2/1~2/26迄は18:30~19:30の15分毎に開催だそうな。
イルミネーション自体は~2/26迄点灯、但し前庭は1/31迄だとか。

光の宮殿を暫く堪能した後、母と別れて私はドム・トールン展望台に昇り、80mの高さから夜の街を見晴らした。
この高さはビルで例えると25階に相当するらしい。
展望台昇ったら自分1人しか居らず、何か申し訳無かった。
エレベーターも何もかも、自分独りの為の貸切ルームですよ。
平日というのに加えて、19時頃はショーを観に行く人が殆どで、展望台に昇る人は居ないらしい。(汗)
お陰でゆっくり地上の星座を眺められたけど。
地上の星…は中島みゆきの歌のタイトルか、風の中のすーばるぅ~♪

この日は夜のショーを観ずに、部屋戻ってゆっくり過してました。
帰って来たら母が既に居て、夕食は母が買って来たチーカマ。
呆れる程にいいかげん。(汗)
だってランチが未だ腹に残ってたんだもの。(汗)
何だか此処数年、ディナーがいいかげんになってるなぁ~。

冬だというのに暖かかったんで窓を開けてたら、ショーの音楽が聞えて来た。
真向いの建物の窓にステージが映って見えたのにはビックリしたです。
さながらTVで観てる気分(いやそこまではっきりは見えなかったけど)、こういう楽しみ方も有りだと感じた。

20時45分~の花火は流石にオレンジ広場まで観に行ったですよ。
なんと言っても此処の1日のフィナーレを飾るイベントですから!
新しくなった花火ショー「グリーン・シンフォニー」が如何なるものか、とても楽しみにしてたのです。

広場に行ったら今迄何処に隠れていたのか大勢の観客が、デ・リーフデ号前のデッキ階段に座ってスタンバイ。



↑時間が来て、デ・リーフデ号前に設営された緑のステージに、点灯式でも演奏していたサックス奏者が、スポットライトを浴びて「サンタが町にやって来た」を演奏。
終って一旦音が止み、暫くして川のせせらぎ、小鳥の囀りが聞えて来た。
自然音をBGMにボタニカルリゾートを目指すハウステンボスの主張が流される。

そして――聞覚えの有る波の音と、重々しい鐘の音。
よもやまさかのアラウンド・ザ・ワールド出港編が始まるとは、一体誰が予想し得たであろう!?
耳に馴染んだ音楽に負けじとばかりに、サックス奏者の見事な伴奏が響き渡る。
いやぁ、素晴しい新花火ショーでした!
前回よりグレードアップしたんじゃない!?(笑)
期間限定って話だけど、マジで続けて欲しい。
花火と音楽とレーザーで綴る世界一周の冒険譚は、ハウステンボスに相応しく感じられて私は大好きです。
この日は小学生の遠足が来ていて、少ない割に観客のテンションが高かった。
てゆーか地元とはいえ、夜遅くまで小学生が居るなんて、時代が変わったなぁ。

花火終了後は余韻を楽しむ目的から、アクティビティセンター内のラウンジで珈琲を飲みました。
で、珈琲だけだと寂しい、何か食べようと母が言うので…しかしランチが腹に効いてて、余程軽い物じゃなくっちゃ入りそうにない。
議論した末に1番安い物なら、量もちょっと抓む位で丁度良いだろうと、「長崎カーポ」と言うのを選んだ。
けど長崎カーポって何だべ??首を傾げる母と私、店員さんに聞いた所シュウマイ饅らしい。



↑これが「長崎カーポ」、中華饅の皮でシュウマイ(と言うよりミニハンバーグ)と野菜を挟んで食べる、これで350円。
予想外のちゃんとした食事。(汗)
このアクティビティラウンジにはハウステンボスや長崎に関連する書籍が集められてい、ちょっとした読書室として寛げるようになっている。
ソファは休館中のホテル・デンハーグで使用してた物、ふっかりした座り心地は一時の貴族気分を貴方に。
平日は15:00~21:30、週末は15:00~22:30、空いたスペースを取敢えず活用しようとオープンした割には、予想外に好評らしい。
夜、軽食で済ますなら、此処が最もお薦め、詳しい情報はまったりさんのブログにて。

店から出る頃、中空には満月がかかっていた。
そりゃもう見事にデ・リーフデ号の上に…写真撮ろうとしたけど無理だった。
ホテルに帰ったら玄関前にタクシーが停車してて、オークラウンジでサンタが寛いでいた。
クリスマスシーズン中、オークラウンジでは21:10~「サンタさんのお話タイム」を設けて、22時頃までサンタがお客さんを相手に語らって居ったのですよ。



コメント (4)
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