【前回の続き】
※ル=ルフィ、ゾ=ゾロ、ナ=ナミ、ウ=ウソップ、サ=サンジ、チ=チョッパー、ロ=ロビン、フ=フランキー、ブ=ブルック、の台詞です。
ナ「それでは№5!チョッパーいらっしゃい!――ほら!サンジ君そこ退いて!」
サ「エエ?あ、や…俺はまだナミさんと向い合って話してたい――」
ナ「あんた1人に時間割いてらんないの!グズグズしてたら着いちゃうじゃない!ロビン、強制退場させて!」
ロ「お易い御用よ――百花繚乱(シエンフルール)…大飛燕草(デルフィニウム)!!」
サ「ああ!?そんな…!ナミさん!ナミすわぁ~~~~~~~~~~ん…!!!」
ウ「おおっ!!サンジが大玉転がしの大玉の様に、百本の腕の上をコロコロと…!!」
フ「何も船外にまで叩き出す必要無ェだろうに…何時もながら酷ェ事する女だぜ」
ナ「さ、チョッパー!席に座って!」
チ「ええっと…良いのか?」
ナ「サンジ君の事なら気にしなくっていいの!疾うに持ち時間30分もオーバーしてんだもん!充分でしょ?」
ゾ「…そのオーバーした30分は、独りで考え込んでて遣っちまったようだがな」
ル「実際ナミとサンジが話してたのって5分もかかってねーよな」
ウ「つくづく報われないのがデフォな男だぜ」
ナ「それでチョッパーは上陸したら何がやりたいの?訊きたい事が有ったら言ったんさい!」
チ「あ、あのな…ハウステンボスってテーマパークなんだろ?観覧車やジェットコースターは無いって聞いたけど、コーヒーカップやメリーゴーラウンドも無いのか?」
ナ「コーヒーカップは無いみたいだけど…メリーゴーラウンドは有るみたいよ」
チ「ホントか!?何処に有るんだ!?」
ナ「街の中心エリア、ビネンスタッドだって。『カルーセル』って名前で、木製の白馬26頭、2台の馬車が、音楽に合わせてクルクル回るって、パンフに紹介されてるわ」
チ「うははァ~♪♪他にはどんなのが有るんだ!?」
ナ「ハウステンボスでは今迄子供向けアミューズメントを主体に置いてなかったらしいんだけど、今年の夏から家族客にもっと楽しんで貰おうと、アミューズメントにも力を入れてく事を決定したらしいわ。
ミュージアムスタッドを『スリラーファンタジーミュージアム』と言う名のホラータウンにリニューアル。
世界最大級の恐くて楽しいワンダーランドが誕生だって!」
フ「さっき話したゴーストタウンだな!?」
ウ「だからその呼び方はマイナスイメージもたらすから止せって!」
ロ「ブルックが違和感無く溶け込めそうな街ね」
ブ「え?そんな、無理です私!お化け大の苦手ですから!見たら鳥肌立ってしまいますよ!立てる肌有りませんけど!」
ル「要はお化け屋しきだろ!?皆で入りゃあ恐くねェって!ワックワクすんなァ~~♪」
チ「……オレ…お化け屋敷行きたくねェ。もっと明るくて楽しいの紹介してくれよ!!」
ナ「明るくて楽しいのって言うと…ニュースタッドに有るアミューズメント館かな?
此処は元祖アミューズメントエリアで、場内アミューズメントの大半が集合してるそうよ。
騙し絵で有名な鬼才版画家M.C.エッシャーの描く世界に飛び込んだ気分になれる3D映画、『ミステリアス・エッシャー』。
顔をスキャニング撮影する事によって、映画の登場人物となり、SF映画の中で活躍出来る『グランオデッセイ』。
光る小舟に乗って小さな魔女と一緒に冒険の旅に出る、『フライト・オブ・ワンダー』。
800tもの水を使って大洪水の猛威を体感させるシアター、『ホライゾン・アドベンチャー』。
もしも月が無い世界を迫力の音響とCG映像で体感させるシアター、『kirara』」
チ「1…2…3…4…5つ有んのか!そん中で1番楽しいのは何だ!?」
ナ「私に訊いても判る訳無いでしょ?1度も行った事無いんだから」
ゾ「そりゃ旅のアドバイザーにあるまじき発言だろ」
ウ「う~~ん、話聞いた限りじゃ、『グランオデッセイ』が良さ気だな。映画の登場人物になれるって事は、主役も演じられんだろ?」
ル「俺は大洪水が体験出来るって言う、ポセイドンアドベンチャーだな!」
ナ「体験じゃなくて体感!ポセイドンじゃなくて『ホライゾン』よ!」
ル「800tもの水が迫って来んだろ?夏は涼しそうで良いじゃん♪」
ゾ「同感だ、暑気払いにもってこいだな」
ブ「ああ!?でも800tもの水が迫って来たら、悪魔の実の能力者である私は溺れてしまいます!!」
チ「オレもだ!!どうしよう!?遊べねェ!!」
フ「だから体感するだけだろ?アミューズメントなんだから、実際に洪水起して、客溺れさすわけ無ェだろが!」
チ・ブ「「なーんだァ~!!ホッ!」」
ル「ウソ洪水か!つまんねーの!」
ゾ「お前自分も悪魔の実の能力者である事忘れてるだろ?」
ロ「全員遊べるようで良かったわv」
ナ「そういえばkiraraの横に『チャイルドキングダム』って言う、小さな子供向けのミニ遊園地が有って、ミニサイズだけど観覧車が有るらしいわ。他にもミニ電車や空飛ぶミニバスやミニジェット機も有るって!」
フ「ヘェ~、良かったじゃねェか、鹿!」
ゾ「憧れの観覧車に乗れるぞ、チョッパー!」
チ「子供向けの遊園地なんかで遊べるか!!オレ大人だぞ!!」
ゾ「大人はそもそも観覧車や回転木馬に乗りたがらねェだろ」
チ「煩ェェ!!馬鹿にしたように笑うなァァ~~!!」
ル「1人で行くのが恥ずかしいなら俺付き合ってやろうか?ちょっときょーみ有るし」
ウ「お前って本当、頓着しねェ男だよなァ。時々羨ましく思うぜ」
ナ「アミューズメントは施設だけでなく、ハウステンボスには多彩な乗り物が有るそうよ!バスに運河を航行するクルーザー、クラシックなボックス型のタクシー…」
チ「なぁナミ!この立ち乗りしてるヤツは何だ!?」
ナ「『セグウェイ』って言う立ち乗りスクーターだって。場内では10~17時の正午を除いて、毎正時に50分間のツアーを行ってるそうよ」
チ「へー!こんな乗り物有るんだな、初めて見た。乗ってみてー」
ル「時速300キロ以上で走るんなら、俺も乗ってみてーな!」
ゾ「んな殺人スピードで乗り回すような物、危なくてパーク走らせらんねェだろ!」
ウ「けどこれチョッパーが乗るとして、グリップまで手が届かねェんじゃね?」
ナ「あら!人型になれば大丈夫よ!ね、チョッパー!」
チ「うん!人型になれば楽々届くぞ!」
ウ「でもパンフの案内に体重118kg迄って書いてあるぞ」
ル「って事はフランキーもダメだな!」
ナ「…………ほ…他にもヨットとかサロンクルーザーなんかにも乗れてェ~!」
ゾ「不自然に話を切り替えやがったな」
ナ「うっさい!!!――中でも歴史に名を残す帆船を復元したっていう『観光丸』は絶対乗りたいわよね!!これなら300人だって乗れるから大丈夫!!」
チ「でっけー船だなー!!」
ル「しかもけっこーカックイーじゃんか!!」
ウ「偶には違う船に乗るのも新鮮だよな♪」
フ「なんだとテメェ…?サニーじゃ満足出来ねェってのか…!?」
ウ「え、あ、や…!そんな事無ェけど、毎日おんなじ船乗ってると、気分を変えて別の船に~なんて思ったりすんのは自然じゃんか!」
フ「船は女に例えられる乗り物だぞ!それを乗り換えるってこた浮気と同じだ!テメェがそんなふしだらな男だとは思わなかったぜ…!!」
ウ「いいいや船は乗り物であって人じゃあないんだから、んな深刻に考えんでも…」
フ「さてはテメェ、まだメリーに未練残してやがんな!?サニーの何処がメリーに劣るってんだ!!アウッ!?」
ウ「だだだから別にメリーに未練が残ってるとかサニーに不満持ってるとかじゃなくって、あくまで俺は軽ゥ~い気持ちで――」
ブ「あの、お取り込み中済みません。さっきから私、気になってる事が有りまして…いえ、サンジさんの事なんですけどね」
ウ「ん?サンジ?」
フ「…そういや長く声を聞かねェな」
ブ「ちっとも帰って来ないものだから、私気になって捜しに行ったんですよ。ところが船内の何処にも姿が見えないのです」
ウ「…え?って事は…?」
ナ「………ロビン?」
チ「……………そういえばオレ…さっき水音聞いた気がする……」
ロ「やだ、誤って海に落しちゃったかしら?」
ル・ウ・チ「「「ウワァァ~~!!!!大変だァ~~~~!!!!」」」
ナ「早く助けないと波に流されちゃう!!」
ゾ「あの時落ちたとして10分は経ってる!!ヤベェ、かなり流されちまってるかも…!!」
ル「待ってろサンジ!!今俺が泳いで助けに行ってやる!!」
チ「オレも行くっ!!サンジ死ぬなァ~~~!!!」
ゾ「馬っ鹿!!カナヅチ組はさがってろ!!俺とウソップとフランキーで助けに行く…!!」
ウ「合点っっ!!」
フ「任せろっっ!!」
――サンジィ~~~~!!!何処だァ~~~~!!?
ロ「……………………酷い事しちゃった」
【続】
…ロビンちゃんはこれでも反省してて、かつ心配してるんですよ。
てゆーか今回ブラックな落ち過ぎましたね、御免なさい。(汗)
長らくアミューズメントがつまんない、刺激が少ないと不満を囁かれて来たハウステンボスですが、最近は他テーマパークと比較しても、楽しくて個性的なアミューズメントが揃って来た気がする。
刺激が少ないのは相変わらずだけど。
しかし此処の場合、アミューズメントはあくまで脇役と捉えた方が、正解なんでないかなぁと思う。
中世ファンタジーっぽい世界にジェットコースターが走る光景は見たくないです。
私の個人的お薦めアミューズメントはkirara、さながら巨大万華鏡で、とっても綺麗なのです♪
スリラーファンタジーミュージアムについては、まだ入った事無いので何とも判りませんが、噂を聞いた限りじゃ恐がりでも安心して入れる物らしい。
現在20時~21時半の毎正時&30分、約8分間エリアの建物にイルミネーションが灯され、素晴しく綺麗なんだそうな。
冬季名物イベント、光の宮殿のイルミネーションショーみたいな感じでしょうかね?
スリラーファンタジーミュージアム特設サイトはこちら。
※後日談、2010年クリスマスシーズン、アレキサンダー広場のミニ遊園地に、コーヒーカップが登場しました。(汗)
※後日談、2011年4/29~新アトラクション登場予定!
(→http://www.huistenbosch.co.jp/enjoy/topics/000844.html)
ハウステンボスには多彩な乗り物が揃ってる。
船も有るしバスも有るし幌馬車風の自転車も有るし馬車も有る。
乗り物マニアには垂涎のテーマパークで御座います。
その全てが紛い物なんかでなく、本物なんですから。
特に恐れ入ったのが観光丸。(記事上の写真がそう)
幕末の歴史に名を残す木造帆船を復元しただけでも豪い事なのに、実際にオランダで船を復元して、ハウステンボスまで航海させたっつうんだから凄い。
本物志向も此処まで来ると天晴れですわ。
ちなみにその時の航海記録映画を、スパーケンブルグ「よろず屋」内帆船博物館で観る事が出来ます。
大河ドラマ「坂本龍馬」の撮影に使われたって事で、現在の観光丸は「幕末帆船クルーズ」と題して運航中です。
場内乗り物頁はこちら。(→http://www.huistenbosch.co.jp/transport/)
※後日談、2011年春、ヨット、サロンクルーザー、シーカヤックの営業は止めてしまってます。(悲しい…)
※その代わりってのもアレだが、新しく水陸両用観光バスが、2011年4/29~登場予定。
(→http://www.huistenbosch.co.jp/enjoy/topics/000943.html)
※そして2011年4/2~サウザンド・サニー号就航!
「魔女の瞳はにゃんこの目3」を目次頁にリンクしました。
こうして作品を整理すると結構書いたな~と思わなくもない。
その大半はアレな代物だが…しかも無駄に長いし。(汗)
※ル=ルフィ、ゾ=ゾロ、ナ=ナミ、ウ=ウソップ、サ=サンジ、チ=チョッパー、ロ=ロビン、フ=フランキー、ブ=ブルック、の台詞です。
ナ「それでは№5!チョッパーいらっしゃい!――ほら!サンジ君そこ退いて!」
サ「エエ?あ、や…俺はまだナミさんと向い合って話してたい――」
ナ「あんた1人に時間割いてらんないの!グズグズしてたら着いちゃうじゃない!ロビン、強制退場させて!」
ロ「お易い御用よ――百花繚乱(シエンフルール)…大飛燕草(デルフィニウム)!!」
サ「ああ!?そんな…!ナミさん!ナミすわぁ~~~~~~~~~~ん…!!!」
ウ「おおっ!!サンジが大玉転がしの大玉の様に、百本の腕の上をコロコロと…!!」
フ「何も船外にまで叩き出す必要無ェだろうに…何時もながら酷ェ事する女だぜ」
ナ「さ、チョッパー!席に座って!」
チ「ええっと…良いのか?」
ナ「サンジ君の事なら気にしなくっていいの!疾うに持ち時間30分もオーバーしてんだもん!充分でしょ?」
ゾ「…そのオーバーした30分は、独りで考え込んでて遣っちまったようだがな」
ル「実際ナミとサンジが話してたのって5分もかかってねーよな」
ウ「つくづく報われないのがデフォな男だぜ」
ナ「それでチョッパーは上陸したら何がやりたいの?訊きたい事が有ったら言ったんさい!」
チ「あ、あのな…ハウステンボスってテーマパークなんだろ?観覧車やジェットコースターは無いって聞いたけど、コーヒーカップやメリーゴーラウンドも無いのか?」
ナ「コーヒーカップは無いみたいだけど…メリーゴーラウンドは有るみたいよ」
チ「ホントか!?何処に有るんだ!?」
ナ「街の中心エリア、ビネンスタッドだって。『カルーセル』って名前で、木製の白馬26頭、2台の馬車が、音楽に合わせてクルクル回るって、パンフに紹介されてるわ」
チ「うははァ~♪♪他にはどんなのが有るんだ!?」
ナ「ハウステンボスでは今迄子供向けアミューズメントを主体に置いてなかったらしいんだけど、今年の夏から家族客にもっと楽しんで貰おうと、アミューズメントにも力を入れてく事を決定したらしいわ。
ミュージアムスタッドを『スリラーファンタジーミュージアム』と言う名のホラータウンにリニューアル。
世界最大級の恐くて楽しいワンダーランドが誕生だって!」
フ「さっき話したゴーストタウンだな!?」
ウ「だからその呼び方はマイナスイメージもたらすから止せって!」
ロ「ブルックが違和感無く溶け込めそうな街ね」
ブ「え?そんな、無理です私!お化け大の苦手ですから!見たら鳥肌立ってしまいますよ!立てる肌有りませんけど!」
ル「要はお化け屋しきだろ!?皆で入りゃあ恐くねェって!ワックワクすんなァ~~♪」
チ「……オレ…お化け屋敷行きたくねェ。もっと明るくて楽しいの紹介してくれよ!!」
ナ「明るくて楽しいのって言うと…ニュースタッドに有るアミューズメント館かな?
此処は元祖アミューズメントエリアで、場内アミューズメントの大半が集合してるそうよ。
騙し絵で有名な鬼才版画家M.C.エッシャーの描く世界に飛び込んだ気分になれる3D映画、『ミステリアス・エッシャー』。
顔をスキャニング撮影する事によって、映画の登場人物となり、SF映画の中で活躍出来る『グランオデッセイ』。
光る小舟に乗って小さな魔女と一緒に冒険の旅に出る、『フライト・オブ・ワンダー』。
800tもの水を使って大洪水の猛威を体感させるシアター、『ホライゾン・アドベンチャー』。
もしも月が無い世界を迫力の音響とCG映像で体感させるシアター、『kirara』」
チ「1…2…3…4…5つ有んのか!そん中で1番楽しいのは何だ!?」
ナ「私に訊いても判る訳無いでしょ?1度も行った事無いんだから」
ゾ「そりゃ旅のアドバイザーにあるまじき発言だろ」
ウ「う~~ん、話聞いた限りじゃ、『グランオデッセイ』が良さ気だな。映画の登場人物になれるって事は、主役も演じられんだろ?」
ル「俺は大洪水が体験出来るって言う、ポセイドンアドベンチャーだな!」
ナ「体験じゃなくて体感!ポセイドンじゃなくて『ホライゾン』よ!」
ル「800tもの水が迫って来んだろ?夏は涼しそうで良いじゃん♪」
ゾ「同感だ、暑気払いにもってこいだな」
ブ「ああ!?でも800tもの水が迫って来たら、悪魔の実の能力者である私は溺れてしまいます!!」
チ「オレもだ!!どうしよう!?遊べねェ!!」
フ「だから体感するだけだろ?アミューズメントなんだから、実際に洪水起して、客溺れさすわけ無ェだろが!」
チ・ブ「「なーんだァ~!!ホッ!」」
ル「ウソ洪水か!つまんねーの!」
ゾ「お前自分も悪魔の実の能力者である事忘れてるだろ?」
ロ「全員遊べるようで良かったわv」
ナ「そういえばkiraraの横に『チャイルドキングダム』って言う、小さな子供向けのミニ遊園地が有って、ミニサイズだけど観覧車が有るらしいわ。他にもミニ電車や空飛ぶミニバスやミニジェット機も有るって!」
フ「ヘェ~、良かったじゃねェか、鹿!」
ゾ「憧れの観覧車に乗れるぞ、チョッパー!」
チ「子供向けの遊園地なんかで遊べるか!!オレ大人だぞ!!」
ゾ「大人はそもそも観覧車や回転木馬に乗りたがらねェだろ」
チ「煩ェェ!!馬鹿にしたように笑うなァァ~~!!」
ル「1人で行くのが恥ずかしいなら俺付き合ってやろうか?ちょっときょーみ有るし」
ウ「お前って本当、頓着しねェ男だよなァ。時々羨ましく思うぜ」
ナ「アミューズメントは施設だけでなく、ハウステンボスには多彩な乗り物が有るそうよ!バスに運河を航行するクルーザー、クラシックなボックス型のタクシー…」
チ「なぁナミ!この立ち乗りしてるヤツは何だ!?」
ナ「『セグウェイ』って言う立ち乗りスクーターだって。場内では10~17時の正午を除いて、毎正時に50分間のツアーを行ってるそうよ」
チ「へー!こんな乗り物有るんだな、初めて見た。乗ってみてー」
ル「時速300キロ以上で走るんなら、俺も乗ってみてーな!」
ゾ「んな殺人スピードで乗り回すような物、危なくてパーク走らせらんねェだろ!」
ウ「けどこれチョッパーが乗るとして、グリップまで手が届かねェんじゃね?」
ナ「あら!人型になれば大丈夫よ!ね、チョッパー!」
チ「うん!人型になれば楽々届くぞ!」
ウ「でもパンフの案内に体重118kg迄って書いてあるぞ」
ル「って事はフランキーもダメだな!」
ナ「…………ほ…他にもヨットとかサロンクルーザーなんかにも乗れてェ~!」
ゾ「不自然に話を切り替えやがったな」
ナ「うっさい!!!――中でも歴史に名を残す帆船を復元したっていう『観光丸』は絶対乗りたいわよね!!これなら300人だって乗れるから大丈夫!!」
チ「でっけー船だなー!!」
ル「しかもけっこーカックイーじゃんか!!」
ウ「偶には違う船に乗るのも新鮮だよな♪」
フ「なんだとテメェ…?サニーじゃ満足出来ねェってのか…!?」
ウ「え、あ、や…!そんな事無ェけど、毎日おんなじ船乗ってると、気分を変えて別の船に~なんて思ったりすんのは自然じゃんか!」
フ「船は女に例えられる乗り物だぞ!それを乗り換えるってこた浮気と同じだ!テメェがそんなふしだらな男だとは思わなかったぜ…!!」
ウ「いいいや船は乗り物であって人じゃあないんだから、んな深刻に考えんでも…」
フ「さてはテメェ、まだメリーに未練残してやがんな!?サニーの何処がメリーに劣るってんだ!!アウッ!?」
ウ「だだだから別にメリーに未練が残ってるとかサニーに不満持ってるとかじゃなくって、あくまで俺は軽ゥ~い気持ちで――」
ブ「あの、お取り込み中済みません。さっきから私、気になってる事が有りまして…いえ、サンジさんの事なんですけどね」
ウ「ん?サンジ?」
フ「…そういや長く声を聞かねェな」
ブ「ちっとも帰って来ないものだから、私気になって捜しに行ったんですよ。ところが船内の何処にも姿が見えないのです」
ウ「…え?って事は…?」
ナ「………ロビン?」
チ「……………そういえばオレ…さっき水音聞いた気がする……」
ロ「やだ、誤って海に落しちゃったかしら?」
ル・ウ・チ「「「ウワァァ~~!!!!大変だァ~~~~!!!!」」」
ナ「早く助けないと波に流されちゃう!!」
ゾ「あの時落ちたとして10分は経ってる!!ヤベェ、かなり流されちまってるかも…!!」
ル「待ってろサンジ!!今俺が泳いで助けに行ってやる!!」
チ「オレも行くっ!!サンジ死ぬなァ~~~!!!」
ゾ「馬っ鹿!!カナヅチ組はさがってろ!!俺とウソップとフランキーで助けに行く…!!」
ウ「合点っっ!!」
フ「任せろっっ!!」
――サンジィ~~~~!!!何処だァ~~~~!!?
ロ「……………………酷い事しちゃった」
【続】
…ロビンちゃんはこれでも反省してて、かつ心配してるんですよ。
てゆーか今回ブラックな落ち過ぎましたね、御免なさい。(汗)
長らくアミューズメントがつまんない、刺激が少ないと不満を囁かれて来たハウステンボスですが、最近は他テーマパークと比較しても、楽しくて個性的なアミューズメントが揃って来た気がする。
刺激が少ないのは相変わらずだけど。
しかし此処の場合、アミューズメントはあくまで脇役と捉えた方が、正解なんでないかなぁと思う。
中世ファンタジーっぽい世界にジェットコースターが走る光景は見たくないです。
私の個人的お薦めアミューズメントはkirara、さながら巨大万華鏡で、とっても綺麗なのです♪
スリラーファンタジーミュージアムについては、まだ入った事無いので何とも判りませんが、噂を聞いた限りじゃ恐がりでも安心して入れる物らしい。
現在20時~21時半の毎正時&30分、約8分間エリアの建物にイルミネーションが灯され、素晴しく綺麗なんだそうな。
冬季名物イベント、光の宮殿のイルミネーションショーみたいな感じでしょうかね?
スリラーファンタジーミュージアム特設サイトはこちら。
※後日談、2010年クリスマスシーズン、アレキサンダー広場のミニ遊園地に、コーヒーカップが登場しました。(汗)
※後日談、2011年4/29~新アトラクション登場予定!
(→http://www.huistenbosch.co.jp/enjoy/topics/000844.html)
ハウステンボスには多彩な乗り物が揃ってる。
船も有るしバスも有るし幌馬車風の自転車も有るし馬車も有る。
乗り物マニアには垂涎のテーマパークで御座います。
その全てが紛い物なんかでなく、本物なんですから。
特に恐れ入ったのが観光丸。(記事上の写真がそう)
幕末の歴史に名を残す木造帆船を復元しただけでも豪い事なのに、実際にオランダで船を復元して、ハウステンボスまで航海させたっつうんだから凄い。
本物志向も此処まで来ると天晴れですわ。
ちなみにその時の航海記録映画を、スパーケンブルグ「よろず屋」内帆船博物館で観る事が出来ます。
大河ドラマ「坂本龍馬」の撮影に使われたって事で、現在の観光丸は「幕末帆船クルーズ」と題して運航中です。
場内乗り物頁はこちら。(→http://www.huistenbosch.co.jp/transport/)
※後日談、2011年春、ヨット、サロンクルーザー、シーカヤックの営業は止めてしまってます。(悲しい…)
※その代わりってのもアレだが、新しく水陸両用観光バスが、2011年4/29~登場予定。
(→http://www.huistenbosch.co.jp/enjoy/topics/000943.html)
※そして2011年4/2~サウザンド・サニー号就航!
「魔女の瞳はにゃんこの目3」を目次頁にリンクしました。
こうして作品を整理すると結構書いたな~と思わなくもない。
その大半はアレな代物だが…しかも無駄に長いし。(汗)