瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

キラメキのクリスマス3

2013年01月20日 17時07分44秒 | ハウステンボス冬の旅行記
頭の中でアバウトに書く事纏めたら、おそらく17回位続く計算になった。
今回入れて後15回…先は長いですが宜しくお付き合いください。
それでは前回の続きで御座います。


予約した昼食の時間が近付いたので、ワールドバザールから徒歩でホテルヨーロッパへ向う。
パーク最高級ホテルと呼ばれるホテルヨーロッパ、その館内に在る「吉翠亭」は必然的にパーク最高級の和食処である。
忘れもしない去年の1月、私と母はここの寿司バイキングを食べに入き、その格調高い味とサービスにすっかり惚れ込んだ。
それで今回の旅でも昼食はここで取ろうと、旅行が決まったと同時に予約。
残念ながら寿司バイキングは毎週第2&第4木曜のみなので今回は通常メニュー、しかし夜と比較し昼はかなりお得な値段設定には違い無く。
何よりここの洗練されたサービスを体験したら1万2万は当り前、むしろ昼間ちょっとお得過ぎじゃねなんて感じるでしょう。

ここの店へ入るまでにクリスマスデコレートされたホテルロビーを通り、その美しさにも見蕩れたが予約時間が迫ってる為見学は後回し。
吉翠亭はロビーを正面に見て左側、一旦ホテルの外へ出て向う形になる。
重厚な玄関を潜ったのに即外へ出るというのは奇妙な感覚で面白い。
ホテルヨーロッパの建物は洋風なのに、吉翠亭周りだけ和風の別世界。
和の店内では流石にクリスマスツリーは飾っておらず、大きな壷に活けてある見事な花が私達を出迎えてくれた。

    

品の良い着物美人に窓際の席へ案内される。
硝子1枚隔てて向うは石庭、ハウステンボスに居る事を忘れそうです。
私達が到着したのは12時半でしたが、店内に他のお客の姿は在りませんでした。
土曜なのに…なんて思ってたら、13時過ぎた頃から混み出した。
ここで昼食を取る場合、遅くに来て、ゆっくり2時間位かけて頂くのが多数派のもよう。
混雑しても1卓毎に板格子で仕切られてる為、煩わしさを感じず食事を楽しむ事が出来る。
店の内装も高級和食処に相応しい設えですね☆

    

可憐な一輪挿しに活けてある、可憐な小花に心が和む。
冬の風で凍えた体を温めるのは湯気が立ち昇るほうじ茶。

    

今回私は京風湯豆富御膳、母は天麩羅御膳を頼みました。
本当は母も湯豆富御膳を頼みたかったそうなのだが、風邪で舌が少し馬鹿になってた為止めたのだそうな。
確かに味覚がやられていては、豆富の繊細な味を味わえないかも。
てか風邪引いてるのに旅行しようって執念に呆れた。(笑)
食後、卓上に薬広げて呑もうとする母に、水を持って来てくださった店員さん、有難う御座います。
とにかくここの店のサービスは非常に心地良いのです。
押し付けがましくなく、さり気無く、距離を開け、見ていながら、見ないふりが上手い。
食器を片付けに来るタイミングが絶妙で恐れ入る。
客が食べ切ったら即片付けたりする店が多いのになぁ、やっぱり高級ホテルの食事処は違うね。(いや、高級ホテルでも中にはちゃちゃっと片付けたり、テーブルいっぱいでも片付けに来なかったりする所は在る。)
客が「片付けて欲しい」という空気を醸したところで片付けに来てくれる、KYとは違うのだよ。
薬を呑む為の水もこちらの行動を読んだかの如く差し出された。
飲みたくなぁったらお~酒~♪眠たくなぁったらベ~ェッドォ~♪次から次へと差し出すあ~なたぁ~♪――古過ぎだがピンクレディーのUFO、そうか店員さんは宇宙人だったのか。(失礼)

サービスだけでなく、肝心の料理の味についても書かなくてはね。(汗)
京風湯豆富御膳は今冬登場の季節メニュー。
写真左は柿と水菜の和え物、柿の甘さと水菜のシャキシャキッとした食感♪
鮮やかな赤はコンニャクです。

天麩羅は芋天(何の芋かは訊き忘れた)、海老天、掻き揚げ天、シメジ天の4種。
海老天は母の天麩羅御膳のそれとは違った。
母の方の海老天にはアラレが塗してあった、「天麩羅」をメインにしてる御膳だからかなと。
写真は済みません撮影してません。(汗)
相手に食べるの待って貰って撮影するのは悪い、絶対機嫌悪くするし。(汗)
素材が良いのは勿論だが、衣のサクサク加減が素晴しいのですよ。
料理長は京都で修行した方との事、なるたけ長く務めて頂きたいもの。

メインの熱々湯豆富が運ばれて来ました。
湯豆富の上の飾り付けに御注目ください。

    

人参の鶴の飾り切りが載せられています。(黄色いのは柚子の皮です。)
粋で細やかな演出ですね~。
紅葉卸と浅葱が用意されてます。
柔らかいのに箸で抓める程しっかりした豆富、とっても美味しかったです♪

右写真は器と盛り付けが可愛らしかったお造り、鮪の上にとろろと生卵が載ってる。
最初目玉焼きに見えてビックリしてしまった。

    

赤出汁の味噌汁の具にも豆富、そしてむかごが入ってた。
むかごがソラマメかって位デカくて2度ビックリ、むかごなのにとても食いでが有りました。

茶碗蒸しは個人的にここの売りメニューの1つと認識してる。
実は私、茶碗蒸し苦手なんだけど、ここの店のは大好き。
中の具は銀杏、百合根、多分スズキ、表面には葛がとろりとかけてある。
鶏肉を具に使わないのは珍しい。
本当に美味しいから、ここへ来たら是非食べて欲しい料理。

    

やつがしら、がんも、かぶ、細いんげん、紅葉麩の炊き合せも、上品な薄味でとても美味しかった。
ここの料理は全てにおいて出汁の味が良いと感じる。
鶏肉、椎茸、人参入りの炊き込みご飯も良い味してました。

    

漬物3種が出て、御飯を食べ終った後は、一旦卓上を片付けて、デザートが出されます。
ここでまた驚いたのが、私と母とで違うデザートだった事。(スイーツってどうも使い難い…)
当り前?――いやいや!私は栗のアイス、母は栗のプリンだったんですけどね、母は氷菓が苦手なんですよ。
お腹壊す為、日常でも食べないようにしてる。
店員さん私達の顔を覚えておりまして、だから前回の私達の要望を思い出し、今回のデザートを出してくださったのかなと。
つまり1度来店した客の要望をしっかり記録してるという事、流石です!
てかはっきり要望出した覚え実は無いんですけど。
ただ前回、会話の中で母がアイス苦手な事を喋ってはいた。
客の会話をそ知らぬふりで脳内レコーディング、恐るべし店員さん!
つっても私の勘繰り過ぎかもしれない、真相解明するには更なるデータ取りが必要で、つまり今後も入店する必要が有りますな。(笑)
栗のデザートはお互い一口貰ったのですが、どちらもマローンって感じでメチャ美味しかったです。
アイスの中に刻んだ栗が混ぜてあった。
デザートだけでも食べに行きたいと思いました。

店を出る時、京風湯豆富御膳の感想を訊かれたので、店員さんに「最高です!」と伝えた。(巨人の阿部か)
冬の定番メニューになると良いなぁ。
その他店の詳しい情報は、まったりさんのブログを御覧ください。
ハウステンボスで美味しい物を食べたいなら、やはりホテルヨーロッパ内の飲食処が最もお薦め。
味・雰囲気・サービス、どれをとっても1級品。
ちなみに吉翠亭では最近お客の要望を受け、オリジナル料理の販売を開始しました。
黒豆、栗の甘露煮、じゃこ等、今度買ってこうかな。
(→http://hotels.huistenbosch.co.jp/he/news/news49.html)

    

店員さんに店の外まで送られた際、「お大事に」と気遣われる。
最後まで温かい心遣い、痛み入ります。
てゆーか病人連れて来店して御免なさい。(汗)
ちなみに一緒に居る私はうつらなかった、馬鹿って事か。
その後再びホテルヨーロッパに入館、何となく頭の中にメビウスリングが浮んで、ちょっと笑ってしまう。
ホテルヨーロッパ――そこはさながら美術館。
ポプリの良い香りがたちこめる館内、点在するのは欧風アンティーク調の家具。
まるで中世ヨーロッパにタイムスリップしたかの様。

    

ホテル専用のクルーザーが行き交うポンツーン(船着場)は冬でも花に彩られて美しい。

    

クリスマスシーズンの間、喫茶アンカーズラウンジとロビーには、大きなクリスマスツリーが飾られていました。



訪れた人の目を何時も楽しませてくれる、ホテルヨーロッパロビーの季節飾り。
今回のクリスマスの目玉はシャンパングラスツリーでした。
クリスマススペシャルウィーク中は、実際にシャンパン注いでイベントを催したとか。
ここまで徹底してると見事と言うしかない。
ただ残念だったのは今回ヘクセンハウス(お菓子の家)が飾られてなかった事。
毎年のお楽しみだったのに…いや、ひょっとしたら自分達が帰った後に飾られた可能性が有?
(※後日、ちゃるさんよりレポその6のコメント欄で「ちゃんと飾ってありましたよ~!」と教えて貰いました…御免、私が見落としたようです:汗)
そういえば同じくカフェデリ・プリュでも毎年飾られてるけど、今年は確めるの忘れてしまった…。
そもそもカフェデリ・プリュって、ホテルヨーロッパが営業するパティスリー兼ベーカリーカフェという触れ込み、だから売ってる商品はホテルヨーロッパでも扱ってる場合有。
今回私達が訪れた際、毎年ヘクセンハウスが飾られてた場所では、ホテルメイドのスコーンやパンを販売しておりました。

    

他に気になったのが、前年のクリスマスに飾ってた物を幾つか使い回してた点。
場内で使い回す分にはあまり気にならないけど、ホテルヨーロッパで使い回すのは止めた方が良いと思う。
なんかチープに感じてしまうから。
色々文句付けつつ、今年のクリスマス飾りも、見蕩れるほど美しかったです。
こんだけポインセチアをふんだんに使ってコーディネートは大変だったろう。
ここへ訪れるのにカメラは忘れるべからず。



コメント (2)
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