瀬戸際の暇人

今年も休みがちな予定(汗)

キラメキのクリスマス9

2017年01月09日 10時01分56秒 | ハウステンボス冬の旅行記
…先に伝えておきます。
今から報告する内容は2012年12月2日に長崎を訪れた時のものです。
つまり今より4年と1ヶ月程前になりますか。(汗)
御免なさい、途中で止めてて御免なさい。
前回の内容確認したら、ハウステンボス発の平戸ツアーに参加するってとこで終わってました。
4年前の事で行った本人も正直うろ覚えですが、備忘録を頼りに最後まで書かせて頂きます。
今更こんな古い旅行記、読んで何の参考にもならんですが、途中で止めてるのは自分的にスッキリしない為、暫くお付き合いください。(汗)


私が参加したハウステンボス発の平戸ツアーは、田平天主堂→平戸港交流広場→オランダ井戸→平戸オランダ商館跡→松浦史料博物館→六角井戸・大ソテツ→寺院と教会の風景→蔦屋(地元の老舗和菓子屋)→水産加工場というコース内容で、ファミリエ会員特典により当時の参加費は大人1人千円でした。
一般でも大人1人2千円、因みに2017年1月現在の同ツアーの値段は大人1人4,800円…当時の値段が破格過ぎたといえ、4年前に行っといて良かったわ~。

9時開園のカロヨンの音を合図にホテルを出て、入国棟内HTB観光営業所裏の駐車場に向かう。
その途中でハウステンボスのチケット売場に寄り、パークの再入国チケットを予め購入しといた。
まだ開園したばかりで入園客は少ない。
平戸観光ツアーの集合場所である駐車場に着いたら、これまた自分達を含めて3人しか参加者が居なかった。
母と私を抜いたら客1人だけ、貸し切り気分でバスに乗れて楽ちん。(笑)
同乗したガイドさんはショートヘアーで狐目の若い人だった。
若いながらトークがしっかりしており、平戸の文化について色々教えてくださった。
地元出身だがハウステンボスのイルミネーションを未だ観た事無いとか。(笑)
運転手は地元の西肥バス会社の人、30歳台位だったかと記憶している。
運転手+ガイド+客3人=5人が乗ったバスは10:15に駐車場を出発。
海を横に眺めながら道路を走り、平戸大橋を渡ったそこは、和と洋が混在する町だった。
11:20頃、平戸港前の交流広場に到着。

    

長崎西部に突き出た所に位置する平戸は、日本で最初にヨーロッパとの貿易を始めた島。
異国情緒漂う町並みは、その歴史有って故なのである。
町並みに合わせてか郵便ポストまで↑なデザイン。

目の前に海が広がる平戸港交流広場には、観光案内所の他に、ジャガタラ娘像や、カロヨンの鐘等が設置されているという話だった。
オランダ貿易時代に商館の外国人と一緒になった日本人の母子が、ジャガタラ(インドネシア)に追放されたという、哀しいエピソードを偲んで設置したってのが像の由来だそうな。
同じ日本人なのに国際結婚した事で外国へ追放って恐い時代だ。
広場の対岸には平戸城が建っているのが見える。
別名亀岡城、平戸を代表する建築物の1つです。

他、広場に点々と置いてあったチューリップ椅子に目が惹かれる。
ウロウロさんからのコメントによると、オランダから贈られた物だとか。
調べたらオランダのノールトワイケルハウト市と2011年に姉妹都市の提携してるんですね、ひょっとしたらそれを記念して向こうから贈られた物では?

    

    

    

    

↑鎖国以前に中国やオランダやポルトガルやイギリス等との貿易で栄えた平戸、現在まで残る町並みは、その頃のまま時が止まってる様。
ぶっちゃけ寂れてると言えなくもない。
しかし他所では見られないエキゾチックな美しさ、今回の旅で自分が最も心を奪われたのは平戸の町並みでした。
和洋折衷のスタイルって、どうしてこんなに素敵に見えるんだろう?
最近は映画の舞台に使われたりと注目度が赤丸急上昇、平戸に現存する数ヶ所の教会が、ユネスコの世界文化遺産に登録されたら、観光客も相当増えるんではなかろうか?
平戸の重要文化財である田平天主堂が、候補から外されたのは残念だけど…。
落ち着いて平戸の町を観光したいと言う人は、空いてる今の内に行っといた方が良いですよ!
尚、観光案内所の側には三浦按針、ザビエルといった、有名人の像が建っている。
更に付け加えると、その側には足湯・腕湯も在る。
腕湯ってのは珍しいですね。
平戸温泉はナトリウム炭酸水素塩泉(海近いからね)で、火傷等に効くらしい。

交流広場到着後は昼食を各自で取るようにと言われ、自由時間を設けられました。
その際ガイドさんから飲食店を何ヵ所か紹介して頂く。
紹介された所は観光ツアー協賛店って事で、若干お値段サービスして貰えると言う話だった。

    

↑紹介された中で私らが選んだのは、レトロ感たっぷりの通りに建つ「大渡長者」と言う店。
看板に「11:30オープン」と書いてあったのに、11:40過ぎに漸く「準備中」に変わる。
観光地でよく出くわす光景だ。(笑)
しかし趣有る店構えですねー。

    

↑中へ入ると更にレトロな雰囲気、はっきり言って超好み!
旧き良き昭和のアイテム満載、あくまで和洋混在しているのが平戸の店らしい。



↑メニューを見ると洋風のバーって感じ。
自分は「ピザ・アムステルダム」と言う名前の、ベーコンとポテトとアスパラガス入りピザと、バナナの生ジュースを注文。
母もメインは同じで、飲物はトマトの生ジュースを注文してました。

    

↑暫く後、マスターのおばちゃんが持って来たのがこれ、食べた感想としてはピザではなく、ポテトのチーズ焼だなと。(笑)
でもとても美味しかった、生バナナジュースも凄く新鮮で美味しかったよ♥
もしまた平戸来たらここで食べたい、レトロな店の雰囲気込みで、お気に入りの店になりました。
おばちゃん(今更だけど)御馳走様でした!

昼食を終えて再び集合場所の交流広場に戻り、近くのトイレに寄った後(余談だがこの時寄ったトイレは綺麗だった)、今度は現地のボランティアガイドさんの案内で観光ツアーを再開。

    

↑かつて城下町だった平戸、今もその名残は所々で見かけられる。
「御船手屋敷」と呼ばれる、船の操舵を役目とした下級武士の屋敷の石塀が、土産物屋の壁等に今でも残ってるのは凄い。
見回せば町中石塀だらけだった。

  

↑…ところで「御船手屋敷石塀」の説明碑文が在る側に、小さな鳥居が建てられてたけど、これは一体何を祀る物だったのか?
ボランティアガイドのおじさんに訊いても「知らない」との答えだった。
そんな、おじさん、ガイドでしょーが…。(汗)
ボランティアガイドの方、とても熱心に話してくれたのだが、自分の興味有る歴史の話に熱中しがちで、観光スポットの要点を観光客向けに纏めるというのは、あまり上手でない印象を持ってしまった。
おまけにしょっちゅう後ろ向きで話すから転びそうでヒヤヒヤする、実際何度か躓いておられた。(汗)
そしておじさんが話に熱中した結果、ツアーの時間が足りなくなり、スポットの目玉を何ヵ所か飛ばす破目に…申し訳無いが次来る時は現地ガイド抜きで廻りたいです。(汗)

    

↑オランダ商館跡地近くに残る井戸、通称「オランダ井戸」なる観光スポットで、かつてオランダ商館で使用してた井戸だそう。
オランダ井戸の近くには当時、港に着いた積み荷を上げ下ろしていた、「オランダ埠頭」と呼ばれるスポットも在る。

    

↑更に、如何にも近代に設置された海沿いの桟橋を進んだ先には、今回の観光スポットの目玉の1つ「オランダ商館」が建っていた。
入場料は観光ツアー客割引で大人270円、通常なら300円だそうです。
1639年に建造されたオランダ商館の倉庫を忠実に再現したのが、この「平戸オランダ商館」で、日本初の西洋風石造建造物だそうです。
館内では平戸が日本唯一のオランダ貿易港として賑わってた33年間の史料を展示、平戸の栄光の歴史を振り返る場と考えると少し切ない…。
1641年にオランダ貿易港としての役目は出島に移ってしまったからね。
しかしかつてヨーロッパとの貿易で発展した文化の名残りは少なくない。
それは町並みだけでなく菓子等にも見られる。
このオランダ商館でも、オランダで古くから伝わるスペキュラースクッキーが、お土産として売られてた。
いやこのスペキュラースクッキーは、オランダ伝来の物が平戸の伝承菓子として~って風には見えなかったけど。(汗)
ちなみにスペキュラースクッキーってのは、スパイスをたっぷり使用した、オランダでは特にクリスマスに欠かせないと言われる菓子。
買ってないのでオランダ商館で売ってたスペキュラースクッキーが、本場物同様にスパイスたっぷりかは不明。
買えば良かったと今では後悔してる、といったところで続きは次回。

…この調子で週1更新を目指します。(汗)

コメント (6)
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