瀬戸際の暇人

今年も休みがちな予定(汗)

街の明かりがとても綺麗ね横浜♪その2

2018年01月07日 10時41分01秒 | 旅の覚書
前回に続いて、横浜山手西洋館廻り記です。

 

 

 

 

↑4番目に入館した「エリスマン邸」。
「日本の近代建築の父」と呼ばれるA.レーモンド氏の設計で、横浜の生糸貿易商人エリスマン氏の私邸として、大正15年に建てられた物を移築復元したんだとか。
ここの今年のテーマは「デンマークのクリスマス」。
デンマーク人のライフスタイル「ヒュッゲ(居心地良さ)」を意識してコーディネートしたそうな。
デンマークでクリスマスにプレゼントを運んで来ると考えられてる小人、「ニッセ」の人形が飾られてるのが特徴的。
ただニッセは通常赤い帽子を被ってる筈だけど…。
また、北欧で暖炉は重要なクリスマス・ポイント。
窓ガラスが昔の大正硝子で、凹凸有る面から眺める景色が、歪んで見えるのが趣き深い。
ここの庭も紅葉が素晴らしく綺麗で、凄まじく混んでいた。
当日随一の激混み、丁度お昼のティータイムだったのと、人気のカフェ「しょうゆ・きゃふぇ」が併設されてるから…?
ここのカフェの生プリンがテレビで紹介されるくらい有名という事で、連れは是非寄りたいと言ってたんですが、あまりの混雑ぶりに諦めました。
テレビで紹介されちゃあねぇ…「しょうゆ・きゃふぇ」なる店名通り、売りは特製甘口醤油を使ったスイーツだそう。

 

 



↑5番目に入館した「ベーリック・ホール」。
こちらもJ.H.モーガン氏の設計で、昭和5年にイギリス人貿易商B.Rべリック氏の邸宅として建てられたそう。
ホールと呼ぶだけあって広大なお屋敷、戦前の山手外国人住宅としては最大規模だとか。
建物模型の写真に「バラの香り~」との文が写り込んどりますが、これは模型の前がお土産コーナーで、紅茶が販売されてたから。(汗)
ここの今年のテーマは「オランダのクリスマス」。
オランダでは12月25日、26日がクリスマスの祝日になってるとの事。
庭に椰子の樹が植えられていて南国チック、館内には庭園を眺める為のサンルームが有った。

山手234番館、エリスマン邸、ベーリック・ホールの3館は、ほぼ隣り合う様に建ってます。
ここまでは側にバス停が有りアクセスが良い為、大勢の観光客でごった返していた。



↑3棟を後にし、イタリア山庭園に向かって山手本通りを歩いてる途中で見掛けた、「カトリック山手教会」。

 

 

↑6番目に入館した「山手68番館」。
昭和9年に建てられた外国人向けの貸家で、昭和61年に山手公園に移築されたそうな。
現在は山手公園内テニスコートのクラブハウス・管理事務所として利用されてるそう。
山手西洋館の中で、ここだけポツンと離れた場所に建っている。
山手本通りから左の脇道に外れて、坂を下って行くのですが、急に観光客の数が少なくなったので、道を間違えたかと不安になってしまいました…。
側には「テニス発祥記念館」が建っており、坂を下った先にはテニスコートが広がっている。
人が通らない閑静な坂道に、テニスボールの弾む音だけが木霊する…日も陰り、本気で引き返そうか悩んだ。(汗)
何故かここだけ山手西洋館公式サイトに載ってない、ぶっちゃけ入館した中で最も地味だった。
でも周囲の紅葉は素晴らしい、自動販売機が近くに有って、休憩するには絶好の場所かと。
それに山手西洋館の殆どが靴脱いで入る所、こことイギリス館は脱がずに入れて楽だった。
山手西洋館廻りで坂道歩く以上にしんどかったのが、靴脱いだり履いたりしなきゃならん事。
脱いだ靴は荷物になるし、2階へ上がる時スリッパだと、階段で滑る。
ここ以外の館は全て2階建て…全7館での階段昇降運動は、地味に疲労が蓄積。
穴の空いた靴下履いて来ないよう注意!
…話を戻して、この山手68番館では、アフリカの「ガーナ共和国のクリスマス」を展示・紹介してました。
ガーナでは広くキリスト教が信仰されているそうで、芋を搗いて作る「フフ」や、山羊肉のスープ等が、クリスマスの御馳走として一般的に食べられるのだとか。
アフリカン・クリスマス、仮面等の飾りがエキゾチックです。

山手68番館を見学後は、山手本通りまで道を戻り、7、8番目となる洋館が建つ、山手イタリア山庭園を目指した。
時間にして16時近く…山手西洋館の入館時間は18時(平日は17時)迄だったので、ここから先はスピードアップ。
途中、人気カフェ「エレーナ」に出くわすも、寄らずに先を急ぎました。
高台に建つ「エレーナ」は眺めの良い喫茶店として知られている。
夕方ともなれば道行く観光客は少なく、店内そんなに混雑してない様子だったけど、寄ってしまえば洋館全部廻れない…しかし喉渇いた。

 

 

 

 

 

 

 

↑7番目に入館した「外交官の家」。
明治43年、明治政府の外交官、内田定槌氏の邸宅だった物。
アメリカ人の建築家J.M.ガーディナー氏の設計により、東京渋谷区南平台に建てられた物を、平成9年に今の場所へ移築した…との事。

「外交官の家」と「ブラフ18番館」は、幾何学模様の花壇が美しい山手イタリア山庭園内で、隣り合うよう建っています。
かつてここにイタリア領事館が在った事から、「イタリア山」と呼ばれるようになったとか。
私が訪れた時の庭園は、正しく紅葉のベストスポット!
特に、外交官の家とブラフ18番館の間の通りは、夕陽が当たってキラキラと黄金色に輝いていました。
薔薇のシーズンにも是非訪れてみたいもの。

アメリカン・ヴィクトリア様式を基本に建てられたと云う外交官の家では、今年「ルーマニアのクリスマス」を展示・紹介しておりました。
ルーマニアでは12月25日~3日間に渡り、クリスマスをお祝いするとの事、東欧らしい渋い飾り付けが目を惹きます。
ブラフガーデンカフェ」と言う喫茶室が併設されており、時間が有れば寄りたかったんだけど…もう終業間近だったんで諦めました。
山手西洋館に併設されたカフェの中では最も眺めの良い場所かと。

 

 

 



 



↑ラスト、8番目に入館した「ブラフ18番館」。
大正末期に外国人用の住宅として建てられ、戦後はカトリック山手教会の司祭館として平成3年まで使用されてたそうな。
平成ったら割りと最近…その後の平成5年、今の場所に移築復元されたそうです。
今年の館のテーマは「ドイツのクリスマス」、シュトーレンやグリューワインといった、ドイツのクリスマスを代表する飲食品のサンプルが、テーブル上に並べられてた。
世界で最もクリスマスに熱心と言われるドイツ国民の気風が良く表現されてます。
ちなみにアドベントカレンダー等の小物は、殆どコーディネーターさんの自宅から持って来られた物だと、丁度ガイドでいらっしゃった御自身の口より伺う。
コーディネーターさん曰く、「そのせいで我が家のクリスマスの装飾は質素」だとか…他館も同じくだろうか?…皆さん、イベントの陰で人知れず苦労されてるのですね。

8館全て廻り切る頃には17時過ぎ…間も無く閉館時間を迎えようとしてました。
午後を丸々使って歩き廻るのは想像してたよりハード、夕方から館がライトアップされ綺麗だったのに、疲労から撮影しようって意欲が出なかった。(汗)



↑8館全部廻り切った後は、外交官の家とブラフ18番館の間の、紅葉が美しい道を通り、急坂下って、石川町駅から元町・中華街駅まで続く元町ストリートを歩いて帰りました。
写真の通り、ここもライトアップされて綺麗…お洒落な店も沢山有ったけど、時間が無くて殆ど寄れず仕舞い。(涙)

 



↑更に元町・中華街駅から足を伸ばし、この時季クリスマス・マーケットが立つ事で有名な赤レンガ倉庫にも寄った。
しかし何処の露店も買うのに30分以上掛かりそうな大行列振り、ディズニーランドか、ここは!?
ゆっくり観て廻って飲食を楽しめる雰囲気じゃなかったので、クリスマスツリー等の写真を撮る位で帰る事にした。(涙々)
クリスマス・シーズンの横浜は魅力的な観光スポットがいっぱい、だからと言ってあれもこれも観ようと欲張っては駄目な事を学びました。



↑みなとみらい駅に直結するショッピングモール、クイーンズ・スクエアのイルミネーション。
街の明かりが♪とても綺麗ね横浜♪ブルーライト横~浜~~♪
最後駆け足ながら、今回はこれにてお仕舞い。
来年のリベンジに御期待ください。

【終】
コメント (2)
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