朝、お仕事仲間からの電話で目覚める
昨晩、月曜日の打合わせに使う資料をまとめていて、夜更かししてしまった所為もあり、もうお昼近い時間になっていた
それで起きるには起きたのだけど、どうも頭がボーっとしていて、まるで時差ぼけみたいな症状であり、そのままダラダラとソファーで過ごし、あっという間に夕刻
そんなにお腹も空いてないし、軽くつまめるモノが良いなと回転寿司
伊勢佐木モールの入り口にある「海鮮三崎港」さんへ伺います
まだ、夕食にはちょっと早いタイミングであるにも拘らず、店内は多くのお客さまで賑わっています
回転寿司って業態 お客さまが多いときのほうが美味しいモノをいただくことができるトコロでありまして…
かと言って、カウンターに詰め込まれ窮屈な思いでいただくのも嫌なのですが、今日はちょうど良い具合の込み方でしたので、迷いも無く入店いたします
席に着き、お茶の準備をしていますと「今日は〆いわしがお勧めですよ」と店員さんが声を掛けてくださいます
多くのチェーン店の場合、何の感情も感じない棒読み口調でのサジェッションされ、寂しい思いをすることが多いのですが、今日の彼女は違いましたね
まず、声掛けのタイミングが素晴らしい
席に着き、お絞りで手を拭いて、湯呑みに粉茶を入れ、湯呑みにお湯を注ぎながら、さぁ、今日は何をいただこうかとレーンを眺めている、まさにそのタイミング
自分の思いを相手に伝えようとするとき、まず相手が聞く姿勢になっているかどうかと言うこと
これが最も大切なことでありまして、彼女はそのタイミングを付かず離れずでしっかりと見ていたのですね
そしてその口調
もともと、サジェッションって言葉には、“それとなく知らせること”と言う意味があるようでして、決して強いセールスではないのです
その、“それとなく知らせる” そして提案的な、優しい口調に、「じゃ、まずそれから下さい」と返事しちゃいました
3皿ほどいただいたとき、また先ほどの彼女が「お食事とご一緒に、熱々の味噌汁は如何ですか」と声を掛けてくれます
只々活気付けのように大きな声で、「今日は○○がお勧めですよ~」なんて掛け声ではなく、お客さまの食事の進み具合を見計らい、すかさず声を掛けてくる彼女
ただ者ではない そんな気がしました
そしてその商品
お勧めの言葉に恥じることが無い、見事なモノでありまして、どれも美味しくいただくことができました
たくさんのお店を持つチェーン店が、どこに行ってもこのような素晴らしい接客をするようになったら…
個人で営むお店の方にとっては脅威なことでありましょうが、ひとりの客として思えば、これ以上ありがたいコトは無いですね
多くのお店が、自然にお客さまと会話できるお店であって欲しい
それがワタシの願いだったりして…
【海鮮三崎港】
神奈川県横浜市中区伊勢佐木町1-3-7
045-252-8245