年間500店以上を食べ歩く飲食店プロデューサーの食日記

仕事柄、日本中を飛び回っていて、その出張先での外食を日記にしています
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西武新宿線西武新宿駅:「游玄亭」    本物の技術に裏付けされた焼肉の名店であります

2012-06-13 23:42:40 | 関東
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会合のために新宿へ
新宿と言ってもビジネスの街ではなくて歌舞伎町  
まだ明るい時間なのに、呼び込みのお兄さんがいっぱいいて、なにやら怪しげな声をかけてきます
夜の匂いがするプンプンする街、どうにも馴染めませんね



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そんな街をずーと奥に入ったところにある焼肉屋「游玄亭」 ココが本日の会場であります
プライベートでは滅多に来ることが無い(正しく表現すれば、来ることが出来ない)お店でありますから、会合本来の目的よりも、ココでいただける美味しい焼肉をいただくことが楽しみだったりして・・・


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2時間ほど難しい話があったあと、ようやく懇親会が始まります
いつものようにキムチの盛り合わせからスタートするのでありますが、このキムチが本当に美味しいんですよね
辛さよりも甘みや旨みが感じられるものですし、白菜やキュウリなどのシャキッとした食感がキチンと残っているんですよ
出来ることなら、コレだけをいただきにお邪魔しても良いくらいですね


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そして、色んな前菜が出てまいります
ホタテとアワビをコチュジャンソースでいただく韓国風のお刺身や、ユッケ風にいただく牛肉のたたきであったりと、美味しいモノが続々と・・・
中でもワタシのお気に入りは、チャプチェとサラダでありまして・・・
塩味のドレッシングで揉みこまれているのに、 シャキッとしたレタスの食感を残すチョレギサラダは、他でいただくものとはひと味もふた味も違いますね


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牛テール
コレを焼肉として提供するお店は少なくて・・・ 骨をしゃぶるようにしていただくお肉には旨みがたっぷりと詰まっていて美味しいのですが、なかなかそれを商品化できないというか、お客さまに買っていただくことが難しいようですね
しかしコレは違います
特選や特上といわれるような、サシがたっぷりと入ったカルビも良いのでしょうが、コレだけを目的にしてきても良いほどに完成度が高いと思います
きっと塩ダレがポイントなのでしょうね しっかりとお勉強させていただきます


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こちらは“壷漬けカルビ”
游玄亭さんの名物とも言われる商品ですね  たっぷりの野菜や果物と一緒に壷で漬け込まれたモノで、それらの酵素の影響でお肉が柔らかくいただけるって言うモノ
なるほど、旨い!です

牛テールにしても、この壷漬けに使われるカルビにしても、大半のお店では焼肉としては提供しない部位だったりするのですが、それをキチンと魅力ある商品に仕上げる技術力 コレが游玄亭さんの底力なんでしょうね
素晴らしいと思います


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そしてホルモン
脂が甘くって、身がコリコリしていて・・・ 絶品のタレでも見込まれていて・・・
街場に溢れている、安売りのホルモン屋のモノとは別格でありますから、一皿うん千円もする高価なカルビをいただかなくても、とっても満足な焼肉が楽しめます


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〆にスープとご飯
こうやっていいただいてますと、こちらのお店は高価なお肉を売るだけではなくて、キッチリと料理が出来るお店なんだなぁと実感いたしますし、そういった技術に裏付けされているからこそ繁盛を継続することが出来ているのでしょうね



上等なお肉を仕入れることばかりに注目している焼肉屋さんに“喝!!”であります
美味しいモノを提供するということはキッチリとした技術を磨くことだと、再認識させていただきました

やっぱり飲食店における勉強とは、難しい理論を学ぶことより、こうやって本物と呼べる美味しいモノを食べ歩いて、その経験を増やすことが、繁盛店への近道であるとワタシは考えます



【游玄亭】
東京都新宿区歌舞伎町1-10-7 叙々苑ビル
03-5285-0089

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