年間500店以上を食べ歩く飲食店プロデューサーの食日記

仕事柄、日本中を飛び回っていて、その出張先での外食を日記にしています
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『芝大門 更科布屋』 1791年創業 受け継がれる〝変わり蕎麦〟をいただこうと三色そば

2019-02-04 23:00:12 | 関東
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浜松町へ出掛けたついでに、ずっと気になっていた「カニで見えないパスタ」をいただこうと『炭リッチ』ってお店に伺ったのですが、目的とした商品はいつの頃からかランチでいただくことができなくなってしまったようで…
がっかりしていたところで「本当はお出ししないんですけど、今日はお昼の営業も落ち着いているから…」と気遣いをいただいたのですが、ほどなく蟹の入荷がまだであることから作ることができないとの悲しい報告が…
日を改めて夜にお伺いすると致します



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気を取り直し向かったのは1791年の創業から230年近く続く老舗『更科布屋』
店先に〝御前そば〟との提灯が掲げられている通り、蕎麦の実の中心部だけを挽いた一番粉が使われる〝上等〟なおそばを提供してくれるお店でありまして…
暖簾を潜りますとフロアの真ん中には16人ほどがカウンター席のように使うことができる大きなテーブルが置かれ、その周りに4人掛けのテーブルが並びます
お昼どきを過ぎた時間であるにもかかわらず多くのお客さまでありましたし、ひとりでもありますので大きなテーブルの一席をいただくことといたします


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「上天せいろ」をいただこうとは思うのですが、せっかくだから更科家伝だと言う変わりそばもいただきたくて…
お願いしてみると、天せいろのせいろを三色せいろに替えてくださるとのこと
うれしい計らいに感謝であります
更科そばと茶そば、それに今月の変わりそばである梅切りそばの三色は見た目にも美しく…
立春でもある今日、春を祝うのにぴったりであります
更科ではそば粉の甘みを感じ、梅切りではほんのりと梅の香りと酸味を感じることができますし、あまり好みではないと思っていた茶そばも喉越しが良いものでありますし…
東京でいただく蕎麦つゆはキリッととした辛みを感じるものが多いのですが、こちらで提供されるおつゆには深いコクと甘みがあって実においしいものでありました
もちろん天ぷらだってしっかりとした海老が使われていますし、衣もサクッと軽く満足な一品でありました



【芝大門 更科布屋】
東京都港区芝大門1-15-8 布萬スカイビル1~2F
03-3436-3647