年間500店以上を食べ歩く飲食店プロデューサーの食日記

仕事柄、日本中を飛び回っていて、その出張先での外食を日記にしています
たくさんのコメントを待ってます

『博多酒魚家 なか尾』 夜の西中洲 隠れ家的な雰囲気がステキなお店でいただく「あら刺」

2019-02-18 23:45:46 | 九州・沖縄
P2183013.JPG

夜は会食
旅館系の仕事が入るかもと言うことで、女将や仲居さんの教育に長けたコンサルさんとの打ち合わせを兼ねて…



P2182999.JPG

P2183017.JPG
選んだお店は西中洲の裏道にある『なか尾』
車が通ることもない細い路地に、大きな看板を出すこともなく…
隠れ家のような佇まいから醸し出す雰囲気は一見では入りづらいような気すらしたのですが、予約もなしに伺ったにもかかわらず「2階のお席はいっぱいですが、カウンターの席でよろしければ…」と気持ちよい対応で迎えてくださいます
入り口に最も近い場所であったために扉が開くたびに冷たい風が入ってくる席ではありましたが、厚さが10mm以上はある一枚板で設えられたカウンターはゆったりしていて座り心地もよいものであります


P2183003.JPG
お通しとして提供されたのは〝ヒラスの麹漬け〟〝サバの昆布締め〟〝新ごぼうムース〟の3種でありまして…
それぞれがふた口ちょっとでいただけるほどではありますが、一品としても満足できるクォリティーであることから、これからいただくお料理への期待が膨らむものでありました


P2183008.JPG
先ずは「糸島野菜ピクルス」
大した期待をすることもなくつなぎのつもりでいただいたものであったのですが、おしゃれなガラス容器での提供にセンスを感じることができますし、際立つ甘酢のおいしさと野菜のシャキッとした歯ざわりに箸が止まらなくなりそうであります


P2183014.JPG

P2183024.JPG
そしてお刺身をいただきましょうと「長崎産あら刺」と「地あじのたたき」
あら刺はこちらのお店に決めたきっかけになった商品であり、今日イチバンの目的とするものであります
〝クエ〟とも呼ばれる高級魚でありまして、淡白な白身ではありながらも、身に脂がたっぷり乗っていることから濃厚な味わいが楽しめる魚なのでありまして…
サッと湯引きされているのは、きっと脂が乗りすぎていたからなのでありましょう



P2183029.JPG

P2183034.JPG

P2183038.JPG
お野菜は「大しいたけ焼」と「べい茄子肉味噌」
それに「博多がめ煮」であります
身が厚い大分産の椎茸と山芋が香ばしく焼いただけのシンプルなものなのですが、新鮮であろうものであるために旨みを含んだみずみずしさがあるので…
切り離された軸も捨てられることなく、きちんと焼かれて脇に添えれています
素揚げされたべい茄子に掛けられる肉味噌は麦麹の豊かな香りを楽しめるものでありましたし、郷土料理であるがめ煮も甘みがある醤油でしっかりと煮付けられていて…
居酒屋料理というよりも割烹料理かと思えるほどのものでありました


P2183047.JPG

P2183041.JPG
〆に「明太子茶碗蒸し」と「五島サバ棒寿司」をいただいたのですが…
その棒寿司にはバッテラなどに使われる白板昆布ではなく、真っ黒く分厚い煮昆布で巻かれているではないですか
その初めて見るビジュアルには驚かされましたが、柔らかく煮込まれていて食感を邪魔することがないのです
そして…
甘みがある九州のお醤油でいただくことで一層のおいしさを味わうことができました



【博多酒魚家 なか尾】
福岡県福岡市中央区西中洲3-2
092-732-3142



『元祖辛麺屋 桝元』 延岡市発祥の辛麺屋 宮崎を皮切りに九州圏内だけでなく関西にも拡がってます

2019-02-18 16:44:45 | 九州・沖縄
P2182977.JPG

延岡市発祥の『辛麺屋 桝元』
10年ほど前に宮崎市内でいただき虜になってしまったお店が福岡にも出店していることを思い出し、大名のお店を訪ねたのですが運が悪いことに月曜日が定休日であるそうで…



P2182987.JPG

P2182969.JPG

P2182973.JPG
それでどこでお昼をいただこうかと検索をしていますと、ほど近いところに天神南店があることがわかり移動してみると…
国体通り添いにある大砲ラーメンの角を入った先に類似店を見つけることができたのだけど、桝元の看板を見つけることはできずにキョロキョロしていると細い通路の先に小さな看板を発見
その通路を奥へ奥へと進んだところでようやくお店を見つけることができましたが、まさかこんなところにあろうとは誰も思わないでしょうね


P2182978.JPG

P2182979.JPG
いただくのは「元祖辛麺」
0辛から25辛までの辛さが選べると言うのだけど、一体それがどの程度の辛さなのか想像もできず…
真ん中ほどの10辛にしようかとも思ったのですが、そこでちょっとビビリな一面が出て、そのまた半分ほどの6辛でいただくこととし、麺はこんにゃく麺をチョイスいたします
いざいただいてみますと、6辛は意外にも平気で啜ることができ拍子抜けで、ビビらずに10辛でいくべきだったと反省
残念だったのは、スープの量に対して溶き卵の量が少なかったこと
ニラとともに追加トッピングするべきでしたかね



【元祖辛麺屋 桝元】
福岡県福岡市中央区今泉1-13-31 プロスペリタ今泉テラス1F
092-734-2228