天ぷら職人として著名な早乙女哲哉さんが1976年に創業したお店
路地裏でありながらもお昼どきには行列ができるほどの人気店であることから、時間をずらしてお邪魔しようと何度か試みたのですが、満席であったり、閉店してしまっていたりと、なかなか上手くいかず…
それが今日
路地の入り口から覗いてみますと、暖簾は掛かっているようですが店の前に待ち客はなく…
カウンター席にも先客の女性お二人がいるだけという幸運に恵まれます
店内の撮影はNGとのことで風情があるお店を撮ることはできませんでしたが、目の前で天ぷらを揚げる職人さんの真剣な眼差しはとても格好良いものでありました
お昼に用意されているのは「天ぷら定食」と「天丼」のみでありまして…
せっかくならば揚げたての天ぷらをいただこうと定食を選びます
ご飯と味噌汁 それに香の物と天つゆ用の器が用意されたあとに〝海老〟が2本
才巻海老の甘さを楽しむために1本はお塩でいただきます
続いてはイカ
肉厚でさわやかな甘みを感じることからアオリイカかと思われるのですが、その歯ざわりが魅力的であります
そして…
キスなのかコチなのか定かではありませんが上品な白身の味わいを感じることができます
最後に提供されたのは穴子と椎茸
江戸前天ぷらとしては外すことができない穴子もサクッと揚がっていて…
当然のことながら、泥臭さなどを感じることはありません
身厚な椎茸からは旨みが滲み出てきまして…
そのおいしさに大満足であります
ランチ価格ということでリーズナブルであるにもかかわらず、卓越した技術は高級店
素材の旨みを活かした上品な天ぷらでありました
【てんぷら みかわ】
東京都中央区日本橋茅場町3-4-7
03-3664-9843