これら2つの事件は、一見すれば関係が無いように見えますが、ISILテロ対策や、空爆などの報復攻撃などをしているフランス、トルコの両国にとって、テロ対策の甘さが引き起こした悲劇という点で共通しているのです!!
フランストラックテロについては、残念なことに当初見込まれた犠牲者や被害者よりも増えています。
7月16日01時05分に産経ニュースが「【仏トラックテロ】トラックが群衆に突進し84人死亡 202人負傷うち52人が重体 容疑者の元妻を拘束」の題で次のように伝えました。
『フランス南部ニースで、14日深夜(日本時間15日朝)、大型トラックが革命記念日の休日を楽しむ群衆に突っ込み、観光客らを次々はね飛ばした。運転していた男はその場で警官隊に射殺された。少なくとも84人が死亡し、オランド仏大統領は「故意に多数を殺傷している」と述べ、テロとの見方を示した。
事件はニース中心部の海岸に近い観光地で起きた。トラックは群衆に突進し、約2キロ暴走。男は群衆に向け銃も発砲した。当時、現場付近では革命記念日の花火大会が開かれ、数千人が集まっていた。欧米メディアは15日、ドイツ、米国など少なくとも6カ国の外国人計9人の死亡が確認されたと報じた。負傷者は202人で、うち52人が重体。
仏メディアによると、容疑者の名前は「モハメド・ラフエジブフレル」で、仏紙ルモンドは、ニース在住のチュニジア国籍の男(31)と報じた。捜査当局は15日、男の自宅を家宅捜索。対テロ当局の監視リストの対象ではなかった。一部英メディアは、男の元妻が拘束されたと伝えた。
フランスでは昨年11月13日、パリ市内で市民が銃撃される同時多発テロが発生し、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出した。
菅義偉官房長官は15日の記者会見で「現時点で邦人の被害は確認されていない。ニースに派遣した領事などを通じ、邦人被害の有無を確認中だ」と述べた。』
やはり、独立記念日であること、パリでの連続テロなどで減少していた観光客が戻ってきたので、よい景気付けになる、との想いと死角を突かれた、テロ攻撃ではないでしょうか。
トラック特攻テロなどの車両や、ドローン等の無人航空機等を使ったテロは、サイバーテロやNBCテロと共に、今後も増えることを覚悟しなければなりません!!
一方、トルコの軍反乱について、同日06時46分に同メディアが「トルコでクーデターか 軍部「政権掌握」と発表、空港閉鎖、軍トップ拘束の情報も」の題で次のように伝えました。
『トルコの民放NTVによると、トルコ軍は15日夜(日本時間16日早朝)、「憲法と民主主義を確保するため」に政権を掌握したと発表した。クーデターの可能性がある。ユルドゥルム首相は地元テレビに電話出演し、軍の一部が政権転覆を企てたと述べたが、政府と治安部隊が必要な対応を取っていると強調した。
アナトリア通信によると、トルコ軍のトップがクーデター勢力によって拘束された。ロイター通信によると、与党公正発展党(AKP)の本部にも兵士が入った。首都の国際空港が閉鎖されたとの情報がある。
(共同)』
トルコは、長年のクルド人武装組織とのテロや分離独立運動との戦いが完全にはおさまらず、そして近年はアルカイダやISILとのテロ戦争、シリアの内戦など、多くの課題を抱えています。
おそらく、トルコ政府のテロ対策が甘い、強硬策を取れ、との声に応えた軍一部の反乱ではないでしょうか??
イスラエルとの関係が正常化した矢先に、このような軍の一部が反乱を起こしたことで、中近東情勢、欧州情勢は更なる不安定化を招くでしょう。
フランスのトラックテロとトルコの軍反乱はテロ対策の甘さが引き起こした悲劇だ!!
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