AWA@TELL まいにち

南山大学で、日本語教育に携わる人材の養成を行っています。ホームページも是非ご覧ください。

日本語教育学入門 最終回

2008年07月04日 | 日本語教育
来週から釜山に出張するので、金曜日の授業は今日が最後でした。
そのかわり、レポートなどの課題を出しました。

今日は1年生向けの授業、表題の「日本語教育学入門」も今日が最終回でした。

で、授業の感想やコメントを無記名で書いてもらって集めました。
この授業は100名近い受講生がいて、途中で半分くらいに減るだろうなあと思っていたのですが、なんと減ることなく最後まできました。

かなりうれしいです。

日本語教育に関心を持ってくれた学生が多かったこと、それが飽きずに話を聞いてくれたこと、うれしかったです。

コメントに目を通しましたが、評判がよかったのは、講義型の一方通行ではなくて、一緒に作業をしながらだった点、作業の中でも、表現や語彙の説明のためのイラストを考えるものに好意的なコメントが多く寄せられました。

賛否相半ばしていたのは、ビデオの時間でした。
長かった上に難しくてよくわからなかったというコメントと、今まで考えたこともなかった歴史的な事実を知ったのが衝撃だったというコメントが代表的なものです。

改善点を指摘してくれたものもあります。
多かったのは、パワーポイントの進行が早くて、ノートをとる時間がなかったということでした。
板書する時間をはしょるためのパワーポイントですが、確かに、教員はボタン一つで済みますが、学生の方はそれを書くわけですよね。説明を聞きながら書くというのは大変でしょう。改善しなければなりません。配布物を作ったり、WEB上で確認できるように、というコメントがありました。Web上に公開することは、来年度に向けて、考えてみます。

パワーポイントの利用で、板書の時間をはしょらなければ、なかなかやろうと思ったことが扱えなかったのは事実です。一方的な講義であれば、それなりのスピードなんでしょうけど、作業する時間を確保するとなると、ちょっとやっかいだったのは確かですねえ。難しいですね。

来年度、よりよい講義をするための資料にします。ありがとうございました。

さて、授業が終わってからのこと。

晩ご飯を買いに生協へ行くと、レポートで何を書こうか、どうすればいいか、と学生が声をかけてきました。学生の後ろには、お弁当の並んだ棚があり、すでにおにぎりは残り3個。サンドイッチは売り切れ、弁当は何も残っていません。

でも、そこはぐっと我慢。

いろんな話をして励ましておりました。彼女がレジに向かったとき、すでにおにぎりは梅1個。

まあ、いいんですけどね、それにしても、彼女もカップ麺でしたねえ。
しっかり食べなきゃ。

そんなこんなで、今度はレポートの提出を楽しみにしています。

こんなコメントがうれしかったです。

「日本語教育への興味が授業を重ねるごとに増したように思います」
「生徒の興味や関心を引く授業のプランを考える大変さと重要さを講義の内容だけでなく全体の雰囲気からも感じることができ、教師という職業の奥深さも感じました」

こんなコメントもありました。
「先生が後ろまで回ってきて話しかけたりしてくれたのがうれしかったです」

机間巡回は、大学でも有効なようです。


「癒されました」
癒しですか。1週間最後の授業ですもんね。癒されて帰ってくださいな。

後期は1年生の授業はありません。来年、2年生になったら、また会いましょう。

半年、ありがとう。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 行こうよう・・ | トップ | 日韓共同歴史研究委員会 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

日本語教育」カテゴリの最新記事