AWA@TELL まいにち

南山大学で、日本語教育に携わる人材の養成を行っています。ホームページも是非ご覧ください。

音読

2007年11月12日 | 日本語教育
日本語4の授業では、学生の国の昔話を書かせて、今度は子ども達の前で披露を、と考えています。

肉を咥えた犬、金の緒の銀の斧、ビンの中の水とカササギ、ウサギとカメ、ありとあらゆるイソップ物語が母国の昔話で出てきます。

イソップ恐るべし。

まあ、そんなこんなで、10月頭からの授業、ようやく話も固まり、日本語もかなり良くなってきました。先週から音読練習です。
学生が相互にチェックする一方、毎週二人ずつ、教員と組んで発音練習です。ここの音に問題がある学生、拍の取り方が上手くいかない学生、問題が内容なんだけど、特定の音の後の発音が乱れる学生などなど、ポイントは多種多様です。毎週指導する学生の発音が少しでも良くなっていけばいいのですが、難しいですねえ。

色んな本を読んで、いろんな方に話を聞いてやっているのですが、なかなか。

大きな原因の一つは、学生の耳の問題。耳が悪いと言う事じゃなくて、音の区別ができないんですよ、母語の干渉があって。違う音だと気づいたところからスタートですから、気づかせられないと、発音指導は永遠に続きますし、効果は全く上がりません。

発音指導は、日々試行錯誤です。
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