モスラ対ゴジラ [DVD] | |
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東宝 |
ゴジラ映画ももうすぐ封切とか。
シン・ゴジラのサイトはこちら。
「モスラ対ゴジラ」を見ていて、いろいろ思うわけですよ。
台風の後の岸に寄せ付けたごみに、やたらと樽があって、今ならこんなことにはならないよなあと思ったり。
漬物樽だろうなあ。両親が商売をしていたころは、普通に店に並んでいて売っていましたから、懐かしい思いも。
ペットボトルなんかが一つもないのも時代ですね。昭和39年というから、まだ生まれてないし。
それにしても。
ゴジラを高圧電流で退治しようという作戦も、それはそれで頑張ってるなーと思ってみてたのですが、
「電圧をあげろ!!」と上官が言うシーンがあるんですよ。
それに対して部下が、「これ以上は無理です!」と技術的な点から見て返事をするわけ。
上官は、「あげるんだ!」と有無を言わさず命令を下し、挙句に高圧線がショートして役に立たないという情けなさ。
なんか、戦後20年、まだ「精神論」のようなものが闊歩しているのをみて、複雑な思い。
技術を持っている人、知識を持っている人の意見を聞こうとしないんだもんなー。というか、想定している電圧があって工事をさせているわけだから、もっと上げる必要があるなら、最初からもっと高い電圧に耐えられるようにしておけばいいだけのこと。
と、突っ込みながら見ていました。
モスラがゴジラとの戦いにつかれて地上に降りた時のセリフの
「立て、立つんだモスラ!」というセリフも、「あしたのジョー」を思わせつつ、
蛾なんだから、飛べ、だろう。と冷静に見る自分がいて、まあ、こんな楽しみ方もあるかなと。
インファント島、インドネシアの島ということのようですが、日本語を話すんだよねー。
日本が戦争の最中に支配したことがあって日本語教育が徹底した結果、リーダーとみられるお年寄りだけが日本語が使えるということになったのだろうか、と変な分析をしたり。
舞台が静岡から名古屋にかけてなので、名古屋城なども出てきたのですが、街の様子は今と全然違っていて、面白く見ていました。
古い映画を見ていると、セリフに出てくる日本語の変化も面白いのですが、いろんな建物や機器が、この時代からあったんだ、とわかることも多く、それも面白いです。
話が飛び跳ねましたが、古い映画を見るのは楽しいですよ。ドラマもそうですが。