AWA@TELL まいにち

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韓国語での発表

2008年06月30日 | 研究
さて、下関市にある東亜大学で開催された研究会、発表の機会を頂いて、今日、発表を済ませてまいりました。
発表の内容で緊張するというよりも、今回は、韓国語で発表する、というところが緊張のポイントでした。
受験時の面接などの緊張のポイントが、問題が解けるかどうかではなく、トイレに行かなくて済むか、という所だというのと同じで、多少ピントがずれています。

会場にいる方、すべての方が韓国語のネイティブスピーカーです。
その中で一人、私だけが、舌が回らないような、舌が足らないような、変に漢字語彙の多い発表をしたわけです。
発表自体は、パワーポイントを作って、原稿を準備して、練習して、ということが可能なのですが、出てくる質問に対応するのは一苦労です。聞き取れなくて、頓珍漢なお答をしたことも数多かったような気が。

でも、皆さん、関心を持って好意的に聞いてくださいました。アドバイスもありがとうございました。

今回の発表は、朝鮮半島で放送された戦前のラジオ講座のテキストの話で、これまでシラバス分析を進めてきていたものを、整理してみました。より詳細に整理したといえば分っていただけるでしょうか。
この発表を原稿にというお話でしたので、韓国語との格闘が、夏いっぱいかかりそうです。

次の発表は7月5日、九州大学で開催される日韓共同歴史研究委員会第三分科会での発表です。要旨がまだ出来上がっていません。日本語での発表というのが、心のよりどころです。

でも、今回の発表を通じて、ほかの方の発表を聞いたことで、勉強になったことも多数。発表内容ということよりも、発表するための準備ということ。レジュメを丁寧に作っておくこと、話は整理して分かりやすく、図や写真で説明できるものは利用する、そんないわば当たり前のような事を、母語でやる時にはつい省いてしまうんですね。今回、それを痛切に感じました。

次回に生かしたいと思います。

ありがとうございました。
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