AWA@TELL まいにち

南山大学で、日本語教育に携わる人材の養成を行っています。ホームページも是非ご覧ください。

名古屋市教育センターでの研修

2019年11月12日 | 日本語教育
来週、名古屋市教育センターでの研修に呼んでいただいています。

小中学校での日本語指導の実践報告会で、コメントや質問対応を依頼されているところです。

夏にお話したことを踏まえての実践の報告ということなので、楽しみでもあり、実践されたからこそ生まれる疑問もあると思います。

参考にいただいた昨年度の質問には、

 日本語学校でいいので、日本語指導の実際の場が見たい

 母語指導員(語学相談員)の方の充実を

 多言語の教室での指導が困難である

などの意見がありました。

どれも最もだと思います。

子どもたちの精神的な安定のためには、母語で対応できる方がいらっしゃるのはとても重要なことだと思います。

ただ、その方たちに、何もかも丸投げするのは間違いです。

バイリンガルに子どもを育てたいというご家庭と同様、この人とは何語で話すのか、を固定する必要があると思います。

授業では日本語しかだめだけど、休み時間に愚痴が母語で言える、というのは重要なこと。


ただ。

ダブルリミテッドの子どもたちが増えていると聞く今日、そういった、母語指導員(語学指導員)の方を増やして何か解決すると思えなくなってきてますよね。

多言語の教室での指導、いきなりだったら困難に決まっているわけで、初期適応教室などできちんと指導してからなら、もう少し柔軟な言葉が出てきそうなんだけども。

あと一週間、今回はどんな教材、資料をご紹介しようか、悩んでいるところです。




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