AWA@TELL まいにち

南山大学で、日本語教育に携わる人材の養成を行っています。ホームページも是非ご覧ください。

『留学生が語る母国の伝説・昔話』 完成!

2007年09月04日 | 日本語教育
前期の授業『日本語3』で学生と一緒に作った本ができあがりました。
『留学生が語る母国の伝説・昔話』という冊子です。

この授業は、前にも書いたことがありますが、

① 日本の伝説、昔話を知る。
② 自分の國の伝説、昔話を誰にでも分かる日本語で書く。

ということを目標にしています。
留学生が、日本から帰国しても日本の昔話を何も知らないということに気づいたのと、留学生の学ぶ日本語が学術用の日本語に偏っていることに気づいたためです。

留学生が地域社会にとけ込んで共生するために、誰にでもわかりやすく話ができる能力というのは必要だと思います。そんなこんなで、学生の持つ語彙や表現の幅を広げるように授業を行いました。
書いてくれた学生は12名。マレーシア、中国、ベトナム、韓国、アメリカの学生です。

今回のこの冊子は、表現方法、語彙など、留学生と日本語学習を助けてくださるサポーターの皆さんとで作り上げました。



徳島県内の公立図書館、徳島市内の保育園、幼稚園、小学校、中学校、徳島大学附属病院の院内学級に送らせていただきました。
興味をお持ちの方は、そちらでご覧いただければ幸いです。



若干の残部もありますので、学校や図書館関係の方で欲しいという方がいらっしゃいましたら、ご連絡ください。残部がある間は対応させていただけると思います。
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