AWA@TELL まいにち

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まだまだ知らないことだらけ

2018年06月27日 | 日本語教育
夜間定時制高校の先生をお招きして、外国人児童生徒に対する教育についてお話を聞かせていただきました。

私なんかが、聞いてきた話をするよりも、迫力もあり、

学生さんは一生懸命聞いていたように見えます。

やっぱり、現場のことを聞くのが、学生さんは関心が高いようです。


生活保護家庭にかかる様々な就学、生活上の制限の話などは、私も知らないことだらけ。


教えていた子供たちが、進学、就職したことを報告しに来てくれた時の喜び、というのは、

大学教員も一緒だなあと思いながらうかがっていました。


まだまだ知らないことだらけ。

おそらく、知っていさえすれば、なんとかなることも多いはず。

だから、多くの方とつながって、自分の手に負えないことをお任せできる環境を作る必要があるわけ。


外国人児童生徒支援の活動に関して言えば、私自身が何かを生み出していく能力があるわけでもなく、

きっと、大学教員という地位を利用して、関連する人たちをつないでいくことが、私のできることなんだろうなあと考えています。

大学教員としては、失格という指摘を受けることも覚悟して言いますが、私はこの外国人児童生徒支援の活動で研究業績を上げるつもりはないのです。

論文にすることも、学会発表することも、当面の視野に入れていません。

かっこいい感じで言えば、研究対象としてみると、たぶん、意図してやらないこと、意図してやること、が生まれてきそう。

そうではなくて、学んでいる人たちに寄り添って、一緒に何が最善かを考えていきたいと思っています。



研究はね、日本語教育史のほうで何とか成果を残していきたいと思っているのです。

科研費も頂いたしね。がんばろう。
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