AWA@TELL まいにち

南山大学で、日本語教育に携わる人材の養成を行っています。ホームページも是非ご覧ください。

長野です

2007年11月28日 | 研究
科研費を使っての調査旅行中です。
長野県駒ヶ根市に来ています。

・・・寒いです。

今回、定宿をやめて、別のホテルに泊まっています。
現金で支払えば朝食がサービスされます。これはうれしい。

さて、今回が3回目になりますかね、駒ヶ根。

なぜここに、というのは単純な話で、ここにしかない資料があるのですよ。
今回の駒ヶ根は2泊、今日はそのメインになる中日です。資料を見るのがとても楽しみです。
12月半ばの九州大学、12月下旬の玉川大学、それぞれの国際シンポジウムで報告、発表することの確認もありますが、なんにしてもレジュメの提出が今月中。夜は夜でホテルで作業をしています。

今週はそんなこんなで、学生の皆さんに迷惑をかけていますが、休講にしています。ま、補講などもやりますから、授業回数は確保しています。

2000年に書いた博士論文で、資料から導き出した結論、最近、ふと、疑問が湧いてきたのです。結論が間違っていた、というのではなくて、別の見方も存在するのではないか、ということです。それを考えながら、徳島からの移動時間をすごしていました。玉川大学でのシンポジウムでは、その仮説を提示してみたいと思っています。

科研をいただいているので、こうやって調査に出て来れます。ありがたいことです。贅沢な話しなのですが、夏休みの調査、予定していたものが一つできなかったために、旅費が残っています。今年度の調査旅行はもう無理かなあ。
韓国でインタビューしようと思っていたお年寄りと連絡が取れなくなってしまいました。ご高齢の方なので、心配しています。数年前も連絡が取れなくなって心配していましたが、そのときは1年にわたる入院加療中であったとのお手紙をいただきました。今回も、退院したよ、というご連絡がいただけることを祈っています。

もう歴史を記述するには時間が残されていないのです。

特定の史観、イデオロギーに染められていない証言を数多く集めたいと思います。可能な限り、そして、可能であれば。

今回の出張は、物言わぬ資料との対話です。

いってきます。
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