AWA@TELL まいにち

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科研の研究会 in 宮城

2012年03月31日 | 研究
科研の「多言語・多文化化する学校に対応できる教員養成・教員研修システムの開発に関する研究」での研究会が、宮城教育大学で開催されました。

東北へ行くのは初めてのわたくし。

先のブログで東北新幹線の写真を掲載しましたが、往復とも、「はやて」の乗車でした。「はやぶさ」や「やまびこ」ではありませんでした。

さて、宮城教育大学では、科研のこれまでの成果の報告と、これからの研究方向についての議論を進めました。
4月からの授業でどのような調査、実践ができるかということが話題でした。

今年度、授業で集めたアンケートをどう集計していくか、2012年夏の日本語教育国際大会での発表を念頭に話し合ったわけです。

その後、宮城県国際交流協会、仙台市国際交流協会、ボランティア活動を実施している方においでいただき、宮城県内、仙台市内の外国人児童生徒支援活動の状況についてお話を伺いました。

システムの面、特に教育委員会との関係や、学校現場とのつながり方に課題があるようにお聞きしました。
また、昨年の震災以来、外国の子供たちだけでなく、日本の子供たちにもケアが必要な状況が生まれてきており、ボランティアの方が「外国人児童生徒のケアを」と話すと「なぜ外国人だけなのか」という疑問がぶつけられるというお話もありました。日本の子供たちも大変なのはわかりますが、外国の子供たちはそれにもう一つ困難が加わっている状況で、というお話を聞き、活動のむずかしさが、それぞれの地域で異なっているということも改めて認識しました。

科研のメンバーの先生方からも、大学のカリキュラムの改編の話や、地域の支援の在り方についても教えていただけました。

愛教大は愛教大なりの方法を模索していく必要もあり、大変勉強になりました。

下の写真は、話題となった「面白い恋人」。何のことはない、ゴーフルです。おいしかったです。
科研のメンバーの先生のお土産でした。
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